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個人的な財布の選び方 その4 小銭入れ

 「どんな財布でも使ってるうちになじむので、どれでもい」というのがぼくなりの結論ですが、これはぼくがその結論にたどり着くまでのお話しです。
 
 男性用の小銭入れは大きく分けて三つの種類があります。ボックス型と馬蹄型と写真のジップラウンドタイプです。出し入れのしやすさではボックス型が、雰囲気では馬蹄型がそれぞれ優れていると(個人的には)思いますが、総合的な使い勝手を考えてジップラウンド型を選びました。
 
 そもそも現金を持ち歩かない方もたくさんおられるかと思いますが、完全キャッシュレスはいざというときに困りそうな気がしてちょっと怖いので、最低でもお札一枚とカードくらいは持っておきたいと思った次第です。

 
 内部が二つに仕切られているものなら、片方に小銭をもう片方にカードとお札を一枚ずつ入れて使えます。これは、スマホとこれだけあればオッケー!な使い方を想定したものですが、ぼくは長財布と併用する場合にも同様の使い方をしています。
 


 小銭入れというのは言わば戦闘機のようなもので、母艦はあくまでも長財布です。しかし 現代の戦闘機たるもの、仮に母艦を失ったとしてもある程度自立して生還を図る能力を持ってしかるべきです。そうすると、実際に使える形で最小限のカードと お札を収納する性能を備えているのはジップラウンド型しかありません。(実際のところを言うとぼくは財布をよく無くすのでバックアップしておきたいだけなんですけど)


 このふたつ、同じような使い勝手を実現していが、実を言うと値段が5倍近く違います。ひとつは日本製でコードバンとヌメの総革製。もうひとつは中国製で、表地はオイルドレザーを使っていますが中は布貼りです。モノ自体として値段が違う理由はほぼこれだけです。その価格差に見合った価値を見いだせるかというと「味や雰囲気にかんしては間違いなく差がある」と言えるかもしれませんが、値段が安いほうの物でもかなりしっかりと造られていて安物感はありません。たぶ5倍使いやすいとか5倍長持ちするとかいうことはないと思うので、素材や質感あるいは色に関しても自分で好きなものを選べばいいのかな、と。この場合のポイントはミニマムウォレットとして使えるこの形状です。キャッシュレスが進む中でいろいろと新しい形の「コンパクト財布」が開発されましたが、昔からあるものでもけっこういけますよ、というお話しでした。

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