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エモテク座談会 Vol.3「これからのエージェント像とは?擬人化研究からエモテクを探る!ゲスト:筑波大学 大澤 博隆先生」

エモテク座談会は、エモテクの要素を含んだ製品・サービスや技術事例をベースに、エモテクについて学びを深めつつ、エモテクひろばのメンバーやイベント参加者と共に事例研究しながら知見をためていくことを目的としています。


第3回目のゲストはHAI分野で、家電製品の擬人化の研究や、エージェントの社会的知能の研究をされている大澤先生をお招きし、人がモノにエージェント性を感じるときの「擬人化」についてのお話や、最新の研究動向についてお伺いしました。


///プログラム/// 
18:00-18:15 イントロ・チェックイン
18:15-18:35 ゲストプレゼンテーション
18:35-18:50 質疑応答
18:50-19:20 ディスカッション
19:20-19:30 クロージング

ゲストプレゼンテーション


大澤先生よりHAI研究の潮流と、擬人化研究の事例についてお話いただきました。
AI研究では、「賢さは多様である」というパラダイムシフトが起こり、そこから人の賢さの1つである「コミュニケーション」や「意図を汲む」ことをエージェントに適応させていく方向にもHAI研究が発展していったそうです。また、擬人化研究の事例では、どのようにエージェント性を組み込むか?や、人との関係性をどうデザインするか?(ロボットに人が教える関係性など)などで人の反応が変わっていくところが大変興味深かったです。

また、今後の未来については、人間社会は人工物を含めての社会になることを前提に議論する必要があるというお話を頂き、大変重要なテーマとして感じられました。

質疑応答では、エージェントの多様性や、日本の研究の立ち位置についてなど多様な話がでました。

ディスカッション

発表後は、以下の2つの問いについて、参加者で少人数のグループに分かれてディスカッションを行いました。

●エージェントの間接的な影響とはなんだろうか?(エージェントと人との関係」から受ける影響
●社会を再設計できるなら(エージェントがいる社会)、どんな形がいいか?


「エージェントという多様性を通して寛容になれば良いかも知れない」「エージェントが人間に近づくだけではなく、エージェントにこうあって欲しいという理想像は、人それぞれ異なる」など、エージェントとの関係性や未来について意見を交換しました。

お知らせ

エモテクJAPANはメディア&コミュニティ「エモテクひろば」を運営しています。エモテクやエージェントにまつわるイベントの開催や情報発信、交流や実証実験など様々な活動を行っています。 「エモテクひろば」は、エモテクに関心のある企業や団体から個人の研究者や学生まで、どなたでも無料で参加することができます。

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#エモテク #エモテク座談会

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