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2019年新発見考古速報『発掘された日本列島』展を観てきました

最近ちょっと縄文がキてるんじゃないか、と思うんですけど。
縄文だけじゃなくて、各地の発掘調査の最新報告を展示するというので行ってきました。

最新調査結果を見ると。
学生時代に学校で習った歴史とはずいぶん印象が違ってきているんですよねえ。
わりと好きでチェックしているてもりでいるんですけど、知らない事が多くてドキドキしました。

今回、特に面白かったのは長野県松本のエリ穴遺跡の耳飾り。
私たちの祖先は耳に穴あけて陶器の耳飾りを挿していたなんて、そこからして、まず不思議な感じがいたします。
しかも、どうやら遺跡のそこが廃棄場所になっているって!
ああ、もう、なにそれ?!
なに、その儀式。

もちろん、みんなが知っている通り、私たちはその後、耳飾り文化をなくしてゆくわけです。
耳飾りだけじゃなくて、ビーズ文化そのものを喪失してゆくんですよ。
その精神的過程はいったいどんなだったんだろう?
そもそも、仏教が入る以前の列島世界って、ほんとうのところどんなだったんだろ?
妄想すると眩暈がします。
悶絶です。

東京では今日が最終日でしたが、展示会そのものは東北から九州まで巡回のもよう。
遺跡がある現地で見たら、もっと興奮するんだろーな。

江戸付近の発掘結果も興味深かったです。
太田道灌の頃の話は結構面白いと思うんですけど、イマイチ情景が見えないもどかしさがあるんですよね。

どうでもいい話ですけど。
太田道灌というと、小学校でやる地域の歴史で、当時担任だった先生は名前が出てくるたびに「おおたどっかーん」と読んでいたのを思い出します。
おかげで、とりあえず名前だけは覚えた歴史上の人物。
そんな覚えかたしては申し訳ないような人ではあります。

そして、どうでもいいついでに。
実は、江戸博に行ったの、数年ぶりでございまして。
常設展がずいぶん変わっていてびっくりしました。
江戸博の上の図書館はたまにお世話になっているんだけどな。
しかも、いつも地下鉄側から入っちゃうから、JR駅前の観光地感がさらにグレードアップしてて、これまたびっくり。

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