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コロナ下での帰国(上海→東京)記録③  「日本国内での自粛生活」

中国から日本への帰国について、後に帰国されるみなさまの役に立てばと記事に残しておきます。但し、ルールは2021年4月4日段階のものなのでこれから帰国する方は、最新のルールをご確認くださいね。帰国準備から成田空港での手続きについては前の記事をご覧ください。
・事前準備から搭乗まで編
・成田空港入国手続き編

この記事を書いているのが2021年4月19日、日本帰国から15日目、つまり隔離解除の日です。2週間の隔離生活で国からどんなチェックがはいるのかを記録しておきます。

「健康状態の確認」メールへの対応

帰国した翌日から、2週間「健康状態の確認」と題したメールが11:00に届きます。メールの内容は要約すると
・14:00までに以下2つの質問に回答してください
 ①「本人・家族のいずれかに37.5°以上の発熱はないか?」
 ②「本人・家族のいずれかに、咳や鼻水などの症状はないか?」
・回答がない場合は、氏名公表等の対象になる
ということです。

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毎日、同じメールなので、毎日読み直す必要もなく、回答自体は10秒もあれば完了する簡単なものです。

「現在地の確認」への対応

帰国前にインストールしたOEL(位置情報確認アプリ)から不定期に届く、「現在地の確認」に回答することも義務付けられます。
アプリから知らせが届くので、アプリを開いてボタンを押すだけ、これも5秒もあれば完了する簡単な処理です。

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1日に2度ほど現在地をお知らせくださいと、アプリから依頼があります。
「今すぐ」現在地を報告、とありますが私は全く気付かず6時間以上放置してしまった日がありましたが、入国者健康確認センターからの連絡はありませんでした。

隔離生活の終了

毎日の確認が始まってから15日目、つまり今日ですが、隔離生活終了の合図や連絡が来るのかと思っていましたが、何も連絡はありません。但し、「健康状態の確認」「現在地の確認」について求めるメールやアプリからのプッシュはなくなるので、隔離が終わったことを認識できます。

中国での隔離生活では、解放された時、同じく隔離されていた人たちと喜びを分かち合いましたが、そもそも隔離されていないので、達成感や解放感はなくて当然ですね。

水際対策ではなく、そもそもの危機感の差

基本的には『締め付けることはしないから、個人の倫理観にお任せします』といったスタンスなのかなと感じました。私の場合は、感染者が極めて少ない中国からの帰国であったため、市中感染して十分な手を打てていない東京で「隔離」を強要されること自体に正直不満でした。
しかし、5月上旬には上海に再度渡航することもあり、市中感染している東京で必要以上に外出することは、怖い・・・なので、本当に「自主」隔離といった状況でした。幸いにも仕事もほぼ在宅ワークになっているため、オフィスに出勤する必要もなく、隔離期間開けにどうしても必要な業務だけ(これが帰国理由)を行いに客先に行くだけです。

これから帰国される方も同じ感覚はお持ちだと思いますが、中国の一般的な人が抱いているコロナ感染への危機感と、日本のそれは大きく異なります。水際対策の不足については、中国と比較すれば一目瞭然ですが、それ以前に一般的な人が抱いている危機感の低さが、いつまでも収まらず市中感染を繰り返す結果だと強く感じています。

感染することなく、予定通り上海に戻ることが出来るよう注意深く日本での生活を楽しみます!そして、東京-上海の行き来が、以前と同じように自由になる日が早く来ることを心から祈っています。

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