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コロナ下での帰国(上海→東京)記録②  「成田空港入国手続き」

中国から日本への帰国について、後に帰国されるみなさまの役に立てばと記事に残しておきます。但し、ルールは2021年4月4日段階のものなのでこれから帰国する方は、最新のルールをご確認くださいね。帰国便搭乗までの準備については「コロナ下での帰国(上海→東京)記録①」をご覧ください。

搭乗から成田着陸まで

搭乗するとCAさんも防護服は着用しておらず、マスクと手袋のみ、大分ものものしい雰囲気は和らぎました。搭乗後しばらく経つと、入国に必要な書類が配られます。

【誓約書】
誓約書については厚労省のホームページにあるものと一緒なので、事前に記入していれば必要ありません。

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【健康カード】
健康カードは成田に到着してから、PCR検査・アプリ確認を行うとき、常に手元に置き、済印が押されていく書類となります。成田到着後『健康カードをお持ちになってください』と何度も言われます。しかし、この用紙が健康カードだと認識出来ず「???」。よく見ると、右上に小さく「健康カード」と記載されています・・・

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・健康状態と渡航履歴を記入する用紙

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・アプリのインストール等の確認書

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成田に着陸すると、検査官の指示に従い順番に降りるよう指示があります。このとき、前方の席から順番に降りていきます。私の場合は、一番後方に座っていたため17:10に着陸し、18:00にようやく飛行機から降りることができました。事前の座席指定で前方を予約されることをお勧めします。

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成田空港到着後、イミグレ通過まで

飛行機から降りた後は、言われるがままに必要なプロセスをこなしていきます。プロセスの全体像については説明がなく、どの程度時間がかかるのか分からずイライラするので、細かく記載しておきます。

①書類確認窓口
飛行機を降りると、廊下に番号付きの椅子が並んでいて、待機させられます。待機中は必要書類が記入されているか係員が確認して回り、順番に書類確認窓口に通されます。ここでも30分待たされましたが、書類確認窓口では30秒で終わります。このとき既に成田空港着陸後1時間20分が経過し18:30、成田から出るのにどれだけ時間がかかるのだろう・・・と不安が募ってます。

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②PCR検査
次に、検査受付から検査実施ですが、ここは終了まで10分程度とスムーズに進みます。受付を済ますと、容器を手渡され、選挙用紙を書くような細かく区切られたボックスに通されます。検査は唾液が基本で、壁に向かいながらひたすら容器に唾液を貯めます。唾液が出ない方は、係員に依頼すれば、すぐに鼻検査に切り替えが出来ます。

③アプリチェック
PCR検査が終わると、次は必要なアプリがインストールされているかチェックする会場に通されます。ここではStep3程度まであり、順番にアプリ確認などを行います。1つ1つのアプリが正常にインストールされているか、位置情報設定はオンになっているか、COCOAに登録したメールアドレスは送受信できるのかなど。COCOAに登録したメールアドレスから、検査センターのGmailに空メールを送る送信チェックなどがありました。この1つ1つを横に検査員が着き、目検で確認していきます。

アプリチェック会場は、『タクシー待たせてんだ!』『いつまでかかってんだ!』などの不平不満(罵声)が飛び交い、ピリピリした雰囲気に・・・ここで不平不満が多くなるのは以下の理由だと思います。
・いちいち目検で行うアプリ動作確認
・移動オペレーションが煩雑
・検査員の不慣れによる非効率

乗客からすると、空港から出るまでのプロセス全体像が全く知らされない中で時間だけが過ぎていくので、後どの程度時間がかかるのか分からず、イライラするのも当然です。一方で、一部の検査員もイライラしているのが隠しきれていませんでした。検査員からするとオペレーションが煩雑で戸惑う場面が多く、そんな中で乗客からきつい言葉を浴びせられ続けるのだから、イライラもしますよね。ここはお互い「優しさ・思いやり」を持って接することで、せめて気持ちよく過ごせる時間にしたいですね。

④PCR検査結果待ち
最後はPCR検査結果が出るまで、ひたすら待ちます。PCR検査受付時に健康カードに番号が貼られるので、番号が呼ばれるまで待ちます。私の場合はここで50分、番号が呼ばれたのが20:25でした。17:10に着陸し、この段階で3時間以上経過しています。

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検査結果を受け取ったあとは、通常通りイミグレで入国手続きをして、荷物を受取り解放されます。最終的には20:45にようやく成田空港を出ることができました。17:10に成田に着陸してから3時間半、大分長くかかりました。2月に帰国した友人は1時間程度だったと話していたため、現在のプロセスが複雑になったのか、私がたまたま遅かったのかは分かりません。しかし、成田から公共交通機関が使用できないため、タクシーやご家族を待たせる人はご注意ください。

日本国内での隔離生活

家に戻ってからも基本は14日間、自宅隔離となります。求められる報告は
・毎日11:00に届くメールから、健康状況報告
・不定期に届く現在地確認への回答
この2点です。この2つを報告しないと、実名公表対象者となる可能性がある注意事項が書かれています。

①健康状況報告
毎日11:00になると健康状態を確認するメールが届きます。メールに記載されているURLから健康状況を14:00までに報告します。
・発熱や咳などの症状はないか?
・家族や身の回りの人で、上記の症状がある人はいないか?
この2つを「いいえ」で回答するだけなので、5秒で終わります。

②現在地確認
OEL(位置情報確認アプリ)から不定期に、現在地の報告を求められます。私の場合、仕事用のスマホと個人スマホの2台を使っており、OELをインストールしたのは仕事用のスマホです。普段は個人スマホしか見ていないため、OELの要求に5時間以上全く気がつかずに放置した日もありましたが、特に連絡が来ることはありませんでした。

この記事を書いているのは、4月11日、帰国してから丁度1週間が経っていますが、今のところ報告を遅れても毎日行っていれば、連絡が来ることはないです。

そもそも感染者が極めて少ないエリアから、PCRを帰国前後で2回実施して入国しているため、隔離が必要か???とも思いますが、だからこそ管理が緩いのかもしれませんね。

今後、帰国される皆さんは最新のルールを確認し、『以前は大丈夫だったよ、不要だったよ』などの情報に惑わされず、ルール通りに1つ1つ準備して頂くことで円滑な入国になるかと思います。とても面倒な手続きが多いですが、頑張ってください!

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