青姦

予想外の土砂降りに見舞われてワクワクドキドキの野外セックスの予定は流れた。
もう楽しみは全部なくなってしまったかのような喪失感に襲われながら料理をしてくれる彼を見ていた。

世の女性は料理中に後ろからハグでもするんだろうか?
そもそも女性が料理をするものなのか?
まあそれは人それぞれということにしておいて。

今抱きついたら怪我をするかもしれない。
なんとなく嫌な予感がした私は抱きつくことをやめた。

その代わりに縄で自縛をした。
この日のために職場まで持っていった縄だった。
どんな風に縛ると良いかを聞くと彼は、作ってくれていた"パスタに合う縛りで"
と答えた。
それを聞いて、縄がパスタみたいだなとつまらないことを考えていたのだがそのまま口に出てしまったりと私は少し高揚して頭が回っていなかった。


気分が高まっている中自縛を始める私とチラチラと見ている彼。これだよ。ガッツリ見られるのも良いけど、目の端で見られてるあの2番目の感じがすごく良かった。
まあ性的なことに関してポジティブな私はどんなシチュエーションだろうとすごく良かったと思っていただろう。


そして縄は完成して強調された胸を手の空いた彼が触った。ようやく触ってもらえたという嬉しさともっと触られたいぐちゃぐちゃにされたいという感情に押しやられた。


その後簡単亀甲縛りをした状態での食事をした。パスタを食べた。基本的になんでも美味しいという私が言っても納得してもらえないのかもしれないが、お店を出せるほどの美味しさだった。


美味しい美味しいと頬張りながら食べる私だけど、まじまじと彼の顔が見れない。
こんなにする?というぐらいの緊張をしていた。


一度パスタを食べ終えた時にはどうすれば良いか分からなかった適当な話をしてた気がするけどなんの話をしていたのだろう?

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