人が生きるということ

Twitterを眺めてたら韓国の若い漫画家さんの訃報を見た。同じ日の夜に若そう(老衰とかでは無さそうでしたので…)なイラストレーターさんが亡くなられたという御家族のツイートも見掛けた。大病されて…とのことだった。
当たり前だけど人は死ぬ。
それが何歳か、前兆があってのことか突然のことか、それは生きてる内は分からない。
月並みだけど「だから悔いのないように1日1日を大切にして生きましょう」って話ではあるんだけど、やっぱり普段生活してるだけだとなかなかそうもいかない。
時間は有限なのもお金が大事なのも知っているのに、どうでもいいスリーマッチパズルのスマホゲームを何時間もやったり大して遊んでもいないソシャゲに何となく課金したりする。
絵仕事やるつもりなら有料の動画講座をさっさと見て勉強したことを少しでも活かしてポートフォリオを増やさないといけないと頭では分かっているのに掲示板やSNSを何十時間も見ている。

先日の7月25日付けで仕事を辞めた。貯金もろくに無いので来月の支払いすらヤバいなーって状態で、でも失業保険貰うつもりだからあんまり長期の仕事は入れられない。短期で探してはいるけどデスクワークだと最低3ヶ月からってものが多くて、数日のド短期系(倉庫作業とか配送や引っ越し)は今度は体力面でかなり難しいな…っていう印象。
足があんまり良くなくて、長時間動くような仕事だとぶっちゃけ連日勤務…どころか1日作業すら無理だからだ。
だったら尚更早くポートフォリオを作って仕事に繋げるべきだろうと思う。若しくは体力作りを兼ねて身体を動かすとか。そう思うものの今は嫌々やってきた仕事での対人関係での疲れがどっと出てるのかひたすらに寝て、涼しくなったのを見計らっては不用品の整理をしている。
少しでもお金になればいいという気持ちも勿論あるけど、そもそも部屋の半分以上が物で埋まってて、フィギュアやゲーム置き場にしてる倉庫は収容量の100%使うくらいに荷物を溢れさせてる状態で、見るだけでかなり疲れる状態だからそれをどうにかしたいという気持ちも強い。
(片付け本とか自己啓発本読むと大体「汚部屋はごちゃっとしてるから目から入ってくる情報が多くて何もしなくても脳が疲労する」って書いてありますよね???それが事実かどうかは分からんですが、とりあえず自分は実体験として部屋の荷物が増えるにつれゲームとかもしなくなりました。でも話題の新作ソフトは買って積むという最悪ループ)
何年も買ったまま放り込んでたフィギュアやグッズはそのまま処分してもいいと片付け作業に手を付けるまでは思えるのに、いざグッズを手にして処分するぞってなるといやこれは残す…って雑念が浮かんで思うようには進まない。
別にそこまで広い部屋+倉庫なわけじゃなく、多分全部足しても6畳くらいの荷物だと思う。それの片付けに4年ほど掛かっている。
4年の間に手放したり、逆に新しいグッズや本が入ったりと中身は多少入れ替わってはいるが総量はあまり変わらない。私という人間は物に依存するタイプなのでただただ漫然と生きているなら物量が減ることは無い気がする。

私は死ぬのが滅茶苦茶に怖い。ちょっとでも大病の前兆か?って思うものが出ると即病院に行って検査する。で、まぁ何も出ない。多分何もないんだろうなって頭の半分では分かっているけど「もし何かあったら」があった時に死ぬほど後悔するから行ってる。そしてそれだけやってても病気を見過ごされる時は見過ごされるし、たまたま検査後に病気になって一年後の健康診断で見付かった時にはもうかなり進行してるってパターンがあるのも知ってるから、ぶっちゃけその辺は運だよなとも思う。
食事や運動習慣等である程度は気を使えるけど、でも若くして大病されてる方を見ても同じような生活習慣で全然病気も何もなく元気に過ごしてる人なんてざらにいるし、私の父親はクッソ肥満(多分100キロ超えてる)で煙草も酒もガンガン呑みまくってて(弟が大学入学したタイミングで親が離婚して、それから私は父と会ってないから以降どうしてるかは知らない)今70歳超えてる筈だけど普通に生きてるし大病したって話も父と現在も連絡取ってる母から聞いた憶えはない。
父親の母である祖母も滅茶苦茶ヘビースモーカーだったけど特に肺ガンにもならずに90歳過ぎまで生きた。認知症にはなったけど。こっちも会ってないからよくは知らない。
母親も70歳越えてるけど今のところ命に関わる病気は有り難いことにしていない。
その所為か自分にとってあまり死が身近ではない。
でもいつか自分も含め皆死ぬ。それが怖い。

今日知った作家さん、お二方とも滅茶苦茶に絵が上手かった。もっといろんな絵が描きたかっただろうし、描けただろうなって思う。
私がもし1年後に死ぬ病気になったらこんな絵が描けるだけの実力を身に付けられるだろうか。描きたかったと思う話や絵、作りたいと思う物はどれだけ作れるんだろうか。
多分今そうなったら全然理想に手が届かないド下手だな!って思う程度の絵しか描けないまま死ぬと思う。プロの有名作家になって人々の記憶に残りたいとかそういう気持ちは自分には無く、ずっと自分が理想とする絵を描けるようになりたいと思って生きてきた。

好きなグッズやゲームを買って、自分の理想に思う絵を描いて、家から出ずに暮らす。それが私の思う最強の人生だ。
でもグッズはただ買うだけじゃお店から自分の部屋に場所が移っただけで何を買ったのかも憶えてないまま荷物に部屋が圧迫されて推しのグッズなのにストレスが溜まるし、自分の理想の絵は漫然としていて正直自分でも方向性に迷うし、家から出ないでお金を稼ぐにはそれなりのスキルを持つか時間に対して薄給を覚悟しないといけない。
部屋が汚くても暴飲暴食しても別に生きてはいける。食生活が乱れればリスクはあるけど、じゃあ明日それですぐ死ぬかっていうとそうではない。
気を付けてたって死ぬ時は死ぬ。急に交通事故に遭うことだってある。
出来ることはいつ死んでも「やれることはやったな」と思えるように生きることだと思う。
買ったグッズは飾れるだけに収めてちゃんと目で楽しむ。新しく買う時は古いものと入れ替える。
絵は描きたいと思う限りは描いていく。描きたくないなら辞めていいんだけど、私は描きたい。
家に居たいのはどっちかっていうと自分の場合はストレス耐性のカバーとかそういう部分もあるんだけど、在宅仕事が出来るようにスキルを磨く。

ちゃんと生きるのって大変だけど、死ぬときにああすれば良かったなって思う要素は出来るだけ減らす方が多分いい。
それでもいざその時になれば絶対ああすれば良かったなって思うんだろうけど。

人の死に触れるとメンタルめちゃくちゃになりますね。気持ちの整理がてら吐き出した。
誰でも幸せに長生き出来る世の中になるといいのにな。

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