#017 子育て中の音楽家やクリエイターにとって、夏休みの始まりは悪夢の始まりか？
やろうと思ってたことはほとんど手づかずなまま、夕方を迎えるブルー。
子どもに「邪魔」されない自分時間の作り方についての考察しよう。
普段は大半の時間を学校で過ごしている子どもたちが、夏休みは朝から晩まで家にいる。給食もないからお昼を作らなくちゃならないし、落ち着いたと思うとおやつを求めて襲撃にあう。兄弟けんかが始まる。誰かが泣き出す。部屋はぐちゃぐちゃ。そうなると、じっくりとした一人になれる時間などとれなくて。
現に今日は夏休み初日。学校から配られた3人分のプリントの山と格闘し、読む本も決めずに「読書感想文のタイトル」が思いつかない、と取り組みの順番が大分違っている小さな巨人が叫び出す。
家に子どもがいることで、自分のやりたいことができなくなる問題について、今日は話してみたいと思う。
自分の時間をつくりたければ
集中したい時、何度も何度も、何度も何度も子どもに気ままに話しかけられると、さすがに「あっち行ってて！」とブチ切れたくもなる。
でも、実はこれ繰り返してると...
短期的には、あっち行っててもらえば、今日の仕事は少しはかどるかもしれない。
でも、これが慢性的になってくるとどうなるか？
単に、ママの言うことなんて、なかなかきいてもらえなくなっていく。ある意味、当然ですよね。
いい友達になるつもりで付き合う
親だ、子だ、という関係ばかりに目を向けると解決しづらい問題も、視点をちょっと変えてみるとすごく納得できたりする。
子どもが朝から晩まで家にいる夏休み期間中、最大限ひとり時間をつくるには、遠回りなようでこれしかない。
自分の時間を増やすには、子どもを味方につけること。
子どもをうるさくて仕事の邪魔になる存在としてみるのではなく、子ども一人一人が何に興味を持っているのか？つぶさに観察してみると、それまでそこにあったのに見えてなかったあれやこれやが途端に浮かび上がってくるから面白い。
ここでも「没頭」と「俯瞰」、二つの視点が生きてくる。
どっぷり子どもの趣味に付き合うことで「うるさい親」は子どもの心の友となれる。
「ママは今から集中したいの。いいかな？」
穏やかにそう伝えるだけで済むようになる。
子ども時代、自分が周りの大人のうち、誰の言うことなら素直にきけたか？思い出すのもいいかもね。
きっとその人は、あなたの話をきいてくれたはず。
自分時間がほしいなら、子どもとどっぷり付き合うこと。
これは意外な盲点なのかもしれない。
今日の放送を終えて
今日の放送では、リスナーさんから以下のような質問が挙がりました。
Q. どうして頑張れるの？続けるモチベーションは？
→ 私は、子どもができてから好きなことを再開しました。それまで向き合えなかった自分の本心に、妊娠出産で他の仕事ができなくなって気付かされた。子どもがいるからこそ、頑張れる！
そして、子どもに一番言わせたくない言葉は、
ママは、あなたが生まれたから、やりたいことを諦めたのよ
子どもが大きくなってきて、そういうこと言われたくないと思う。
えっ？うちらのせいにしないでほしいんだけど。きっとそう思うんじゃないかな。
Q. 好きなことでも、嫌になることはない？
→そりゃあ、ありますよ。
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子育て真っ最中の音楽家、ミュージシャン、歌手、シンガーソングライター、クリエイターに向け、できないことではなくできることに目を向け、存分に堪能する生き方、あり方、今の自分だからこその創作・発信活動をしたいから。
首がもげるほどうなづける、私たちのリアル。
かゆいところに手が届く音楽のある暮らしのヒント、わかちあいたい。
この記事について
毎日正午からライブ配信しているラジオの原稿・ネタ帳として放送前に散文を載せ、事後に番組内でご紹介した音楽や本、映画、人物、スポットなどのリンクを追記します。
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