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ひとり旅・自分と繋がる新しい自分へ・7話

130号線を快適に走りPAHOA (パホア)を過ぎると、LEILANI ESTATES(レイラニエステーツ)住宅街があります。ここを通り過ぎる時、どうしても忘れられない、2018年のキラウエア火山イーストリフトゾーンの噴火を思い出します。この噴火は生涯見ることができないかもしれないくらい近代稀な大きな大きな噴火でした。今回はここには寄りませんでしたが、皆様にも知っていただきたいので、ある日のお話をシェアします。

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当時、一番被害の大きかったのはイーストリフトゾーン(断層)の上にあったLEILANI ESTATES(レイラニエステーツ)です。興味のある方は是非下記のリンクをご覧ください。​​https://www.nps.gov/media/video/view.htm?id=1F29D33C-99AF-E050-F1D60D724F9915EC

実は、地球は災害や活動を通して、少しずつ私たちに変化を告げているのですね。後になってからあれは大きな災害の予告だったと思えることは、世界中の出来事にも見つかります。かつてレイラニエステートの住人だった友人の話によると、噴火が起きる数か月前、地底から響きわたる不思議な音がしていて、もしかしたら、、、と常に危険を感じてドキドキしていたそうです。友人が暮らしていた家は近くにフィッシャー(亀裂)ができて、溶岩が流れて埋め尽くされてしまいました。人生は何が起きるかわかりません。
自然と暮らすということはすべてを受け入れ共に生きるということです。

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噴火後、少し落ち着いた頃、レイラニエステートにお客様をご案内させていただいた時の事。当時はまだまだ表面も熱く煙の出ている場所もあり、それはそれはものすごいグラウンディングの地球エネルギーが溢れ出していました。時間が経ったとはいえ、まだ立ち入り禁止区域もあり近寄れない場所も多かったです。

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もちろん住宅街は勝手に歩き回ることはできませんので、ハワイアンカルチャーのクム(先生)にご案内していただきました。悲しいことにクムの弟さんの家は一番噴火の激しかったフィッシャー8(亀裂8番)の下に埋もれてしまいました。しかし、そのことを悲観することなく、この場所は女神ペレの世界。女神ペレから明け渡しを求められ、女神ペレが創造したのだから仕方がないと教えてくれました。ハワイアン文化では何かを所有するという考えはありません。宇宙と自然との共同生活なのです。ここは女神ペレの本拠地、破壊と再生が繰り返し起きている地域なのでいつ噴火が起きても驚くこともありません。そういう場所なのです。

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宇宙と自然の共同生活。その言葉を思い出しながら、出入りできるようになり、少しずつ住人が戻り始めているレイラニエステーツの入り口を通り過ぎていきます。(続く)





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