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自分を半分空けておくということ

「いっぱい・いっぱいになってしまった・・・」
去年1年間で562回くらいは言ったような気がします。
さっき数えてみました。

上司や同僚、まだ名前が覚えられないけれど、スーツの着こなし的におそらく偉いであろう人など、職場にはある一定の時間、多くの他人たちが集まります。
自分に割り当てられた業務と役割をこなしながら、彼らと大なり小なりコミュニケーションをとっていく。
とんでもない神業です。

新社会人の皆さんや、今年から新しい職場でスタートをきった皆さん、
おつかれさまです。
知らず知らずのうちに力が入ってしまって、105パーセントくらいの自分で頑張っているうちに、いつの間にか自分でもそれが自分の基準スタイルだと思ってしまうことがあります。
いつまでたっても自分の席に慣れずどきどきしてしまったり、トイレに行くタイミングがわからなくて、とりあえず廊下に出てみたり。
先輩や上司に何度も同じ質問をしなくてすむように、とめいっぱいエネルギーを使って早く仕事を覚えなくちゃ、と自分にプレッシャーをかける毎日は、当人にしかわからないすさまじいなにかしらの葛藤があるのだろうと思います。
そしてそこには必ず勇気があります。

職場では、自分を半分からっぽにしてみましょう。
脇にはもう一人のあなたがついてくれています。


あなたが先輩の指示を聞き逃すまいと一生懸命メモを取っているとき。

教えられたとおりやってみたけど、間違えてしまって、やり直したけどさらに間違えてしまって目の前に銀河が見えたとき。

他の部署へ一人で出向く用事ができたけど、はっきりいって怖いとき。

自分を半分だけ空けておくと、もう一人のあなたがあなたの緊張を自覚して
緊張に飲まれてしまう前に、あなたを守って心の平穏を維持しようとしてくれます。
いっぱいいっぱいになるということは、自分のための余白を、仕事のためにあるいは他人や会社のために充てて使っているということです。
自分の味方は自分です。
自分のためのスペースをちゃんと確保した上で、仕事に臨んでみませんか。
自分のためのスペースとはなにか。
それはなんでもいいのです。だいじょうぶ、没頭できる趣味がなくたってかまいません。
誰からも干渉されない聖域を自分の中に確保すると決める。
きっと職場でしっかりと立って居られると思います。
そして、だんだんと難易度が高くなってくる仕事や本意ではない環境に対して、そのゆとりがガードになってくれるでしょう。

だいじょうぶ。
ここまで読んでくださっているあなたに、心からの感謝を捧げます。
ありがとうございました。
それではまた。













#仕事のコツ

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