五感のひとつを失う感覚
コロナにかかって嗅覚を失いました。
それは本当に不思議なこと。風邪で匂いづらいことはあったけど、こんなに感じないことって今までなかったので不思議です。
嗅覚といえば香りの癒し。もちろんアロマディフューザーから流れるフレッシュな香りは至福ですし、夏の外の草の匂いとか、美味しいものの美しい香りは嬉しいですよね。
でも、私は健康な時は鼻が良い方だったので、匂わなくて良いものまで匂い、ストレスを感じることもしばしば。
隣に座った男の人の汗臭い匂いとか、部屋の消臭剤の匂い、タクシーのエンジンオイルの匂い。
もっと言えば、焼き魚を焼いた後の部屋の匂い、部屋干しの微かな匂い、ご飯を炊いてる時の匂いなども苦手でした。
それらは不快と感じてもあんまり気にも留めずにいたけれど、嗅覚をいざ失うとその臭い時に受けるストレスから解放されてホッとしている自分がいて驚いています。
良い香りを期待して香らなかった時のがっかりもありますけどね。
ただ他人に会う時は「私は臭くないだろうか?」の疑問に答えがでないので不安です。
あと食べ物も、二日目の残り物を食べる時「変な匂いしないだろうか?」がわからないので捨てています。味覚はあるので酸っぱかったらわかるとは思うんだけど…
一番嫌だったのはネットスーパーでサラダを買った時です。食べようとした時に、いつもレタスやキャベツから保存料の匂いがして食べられなかった類の見た目だということを思い出したので、捨てました。
私は今日変な匂いを感じていないので、これを食べ切ることが出来る。出来るけどヘルシーじゃないのを感じて気分の悪かった食べ物を食べ続ける自分は怖い…って思いました。
コロナの自宅療養期間が空けて早速スーパーでレタスを買おうとした時も、いつもなら保存料が入ってる匂いが苦手で、そっと芯のところを香ってみるんだけど、それが今はわからないので買うのを諦めました。
嗅覚に関するアレコレをとりとめもなく書いてみました。
また嗅覚が戻ってきたら、何か感じ方が変わっている自分がいるかもしれません。