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子どもの鼻水、咳、発熱への対処はお早めに。日ごろから親に小児はりをアピールしておくことの重要性

先日、東海地方で小児はりを行っている(または興味がある)の鍼灸師さんたちとzoomでお話する機会がありました。そこで、とある先生が「うちに小児はりで来院される方の主訴は、大半が【風邪】です」とおっしゃっていたんですね。

そういえばわたしも、何度か自院の患者様の主訴をグラフにして割合をみてみたことがあったのですが、3割程度が「健康維持」だったんです。つまり、いま、特別ものすごく困っているわけではないけれど、子どもがすくすく成長するためにはりを受けさせておきたい、といった習い事感覚のものや、ちょっと体調くずしそうだから早めにはりをしておきたい、といった養生感覚のものなんですね。

風邪を治療できる鍼灸師は強い。
これは大人でも子どもでもやはり同じことです。

特に、「今はまだうちには小児はりの患者さんがゼロだよ!」っていう治療院の方は、患者様が風邪をひいたときに「それなら小児はりを試してみませんか?」っておすすめしやすいんじゃないかと思います。

今日は、風邪と小児はりについて書いてみたいと思います。


コロナで、世の中は咳をしにくくなっている

最近やっと感染者数が減ってきましたが、ちょっと前まではやっぱり、電車や建物の中で咳をすると居心地が悪かったですよね。マスクはしてるけど、周りの視線が冷たい。

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