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夜尿症の子どもの自尊心の低下を防ぐ、小児はりと心のケア

寒くなってくると増える、おしっこのトラブル。普段はだいじょうぶだけど、ときどき日中、我慢しきれなくて漏らしちゃう……みたいなことはごくごく自然であり、心配することはありません。(あまりに頻繁だと、過活動性膀胱の可能性もあります)

小児はりでは、時折、「夜尿症」の相談を受けることがあります。わたしの少ない臨床経験上、治りやすい夜尿症と治りにくい夜尿症があると感じているのですが、まだまだはっきりと「この夜尿症は治りやすい」などと断言できる指標をみつけられていないのが正直なところです。

ただ、鍼灸をすることで夜尿症がおさまったケースをみていると、やはり小児はりを試してみる価値はおおいにあると考えます。夜尿症は、子どもの自信を下げ、自己肯定感にも影響を与える現象ですので、なるべく鍼灸師として積極的に対応したい症状ですよね。


夜尿症の診断と、病院での治療法

5歳頃を過ぎても、毎晩おねしょをしているようだと、夜尿症の可能性があります。また、小学校3年生頃だと、週に数回おねしょをするようだと、夜尿症かもしれません。

夜尿症の原因は大きく分けて3つ。

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