だれかに笑ってもらうために、今日もわたしはお灸を据える。
突然だけど、わたしは岸田奈美さんの書く文章が好きだ。
特に、昨日の早朝に読んだ最新の記事は、普通に考えたらけっこう哀しくなってしまうかもしれない状況において、「笑えるうちはまだ大丈夫」という、なんとも奈美さんらしい想いが描かれていて、めちゃくちゃ共感する。
わたしは去年、「RISA鍼灸院」という自分ひとりの鍼灸院を開業した。
このRISAというのはスペイン語で、「笑う」という意味。しんどい時でも、つらい時でも、だれかが笑える場所にしたいなと思ったから、つけた。
実際、初診でうちを訪れる患者さんと接しながら、わたしはその人たちの笑顔を見たいなぁと思いながらしゃべっている。もちろん、とても笑えるわけない、という精神状態の時もあるだろうし、無理に笑かそう、と思っているわけでもない。
でも自分なら、「ここに来ると楽しい」という動機で通いたいところが鍼灸院なんだよね。
腰が楽になるから、とか、症状緩和のために仕方なく、とか
そういう理由で通うのは、なんか物足りない。
あの人に会うと元気が出るし、また会いたいと思うから。
あの人に聞いてほしい話があるから。
あそこに行くと、なんとなく気持ちが前向きになれるから。
こういったポジティブな影響が、身体だけじゃなくて気持ちにも及ぶとき、きっとわたしたちは「笑い」を共有しているのだと思う。
なんか2年前も似たようなことゆうてた。
わたしが岸田さんの文章を好きだなぁと感じるように、
自分も自分の文章を好きだと思いたいし、願わくば、遠く離れた誰かと、ちょっとクスッとなるような体験を共有できたらうれしいと思っている。
わたしが「この人の文章好きだなー」と思う人って、岸田奈美さん以外だと、山本ゆりさん、あとはtwitterの「しまき」さん、という方なんだけども、共通しているのはやっぱりユーモアなんだよね。書いてたらどっかに小ボケをはさまずにいられない、そんなかんじがする。
ただ、上に挙げたような有名人の方、およびフォロワーの多い方って大変やな、と思うのは、絶対難癖つけてくるやつおるやん。「それは違うんじゃないですか?こういう場合には当てはまりませんよ」みたいに例外出してくるやつとか(しるかよ)、「自分の影響力を考えて発言してください」とか言ってくるやつ。超うるさい。
前もtwitterで書いたけど、笑いって、本来ちょっとだけ残虐性を含むものだと思っている。
漫才なんかは、ステージ上で、ボケが傷つく役をやっていることがわかるので、安心して笑える。ノンスタイルとかはまさにそうで、井上がマジギレしたりマジで傷ついているムーブをしたら、客席は笑えない。
でもこれを一般社会にでやると、おもしろい人というのはどこかでだれかを傷つけている可能性があり、2人きりでおもしろい人と、twitterなどでおもしろい人、というのは使っている笑いの筋肉が違うと思っている。(笑いの筋肉ってなに)
人目につけばつくほど、人を傷つけないように言葉を選ぶ必要がある、というのは窮屈なことでもあり、必要な配慮でもあり、なんだかむずかしい。だから岸田奈美さんが有料マガジンという体裁をとっているのもすごくわかるし(特にプライベートなことなんかは、公には発信しにくいだろうし)、限られた人にだけ笑ってもらえたらそれでいいわ、という精神でやるのが気楽な気がしている。
そんなわけで、ぼちぼちと書いていきます。
で、このnoteを書くにあたって、わたしが絶対に欠かせない習慣がみつかったんですよ。聞いて。それはお灸。
わたしは鍼灸師やけど、「一日2回お灸してみてます!」って聞いた時正直、「一日に2回?!めんどくさ!」って思った。
一日1回やるだけでも超えらいと思うのに、それを2回て……ってちょっと引いた(引くな引くな)。
でも、騙されたと思ってやってみよーって思って続けてみたらあら不思議。
めっちゃいろいろはかどるやん……??
40代なんて、基本が疲れてるじゃないですか。
だから、朝早く起きて家事して仕事の準備して、っていろいろやりたいわけやけど、起きてるのに布団からは出ないみたいな時間がダラダラ1時間ぐらいあったりするわけで。
それが、お灸をはじめてから、そもそもお灸するために布団からは出てるわけやけど、お灸をしたあとって「よし、これしよ」ってスッてこう、動けるのよね。
ちょっと休憩〜〜とかいいながら、メインの作業よりも休憩のほうが長くなってる、とかもよくあるけど、お灸してるとわりと集中力がつづくし、そもそもやる気になる。やる気て、お金でも買えないぐらい貴重なものなので、これを自家発電できるのはかなりありがたい。
↑このツイートのあと、ブログ4記事めも書いたもんね。えへん。
つまり、お灸はすごいし、お灸さえ毎日続けてたら、わたしはこのnoteも書き続けられるし、体も健康だし、メンタルもまぁまぁってかんじになりそうな気がしている。
みなさんも、継続したいことがあったり、頑張りたいことがあったら、よかったらお灸してみてほしい。
でもいきなり買って始めるのは勇気いると思うんで、もし近くに鍼灸師さんがいたらその人に聞いてみて。twitterでもぼそっとつぶやいたら、鍼灸師さんたちやさしいからたぶんどんどんリプライで教えてくれると思う。
なんかやっぱね、自己嫌悪ってつらいやん。「やろうとしてたことができなかった日」とかって、自己嫌悪になりやすいと思うのね。
「まぁええがな」って自分を受容していけたらそれでいいし、でも「達成する」サポートのための行動ってのも大事やから、お灸をしたら動きやすくなる説ってのはガチなので、「自分えらい!」を思いつづけるためにも据えていこう。
きょうの臨床でも爆笑をとっていきたい(決意表明)。
あ、サムネは最近失敗してコンセントを爆発させたときのやつです。
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しあわせに生きて、しあわせに死ぬまで
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