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しろねこさん褒めてみた
イベントに遊びに行ってきた。
この「響(ひびき)」という名前には、
もちろんそのまま、音楽の響きという意味もあるし、
鍼を皮膚に刺したときにズーンと刺激が周囲に拡がっていく感覚、という意味もあるんだと思う。(違うかったらごめん😇)
みんなで音楽聴いて、
美味しい食べ物食べて、
お酒飲んでお話して、
一緒に遊ぼうよ、という想い。
鍼灸師たちが仲良くなると、いろんな情報が入ったり、つながりが生まれることで、患者さんや社会に良い影響がある。
セミナーとか学会ももちろん大切だけど、時には「ただあそぶ」ってことがめちゃくちゃ大事だったりするよね。
ということでこの「響」は、鍼灸師さんが企画した、「あそぼー!」ていうイベントなのである。
東京で開催されたんだけど、わたしはこれだけのために大阪から向かったぐらいには楽しみにしてたし、実際めっちゃ楽しかった。
イベントの詳細とか、◯◯さんに会えてうれしかった〜!みたいなのはまぁ一旦おいておいて、イベントを企画した岡野浩人という人物について書こうと思う。
自分をランドマークにする
ダンサーの人たちが数人来ていて、ダンサーAさんが「ダンサーBさんのダンスが見たいんですよね」とわたしにお話してくれた。
「踊ってください!てお願いしてみたら?」
と知能指数3のわたしが言ったら
「いや〜直接は言えないですね……」
とAさんは緊張した面持ち。たぶんBさんはカリスマなんだと思う。わたしはダンスわからないけどそんな気がした。
「じゃあわたしが言ってきてあげよっか☺」
とわたしが提案したらAさんが「お願いします!」と喜んだので、意気揚々とBさんの後ろ姿に声をかけて「Bさんっ!こんにちは!」と満面の笑みで話しかけた。
ゆっくり振り向いたその人は、Bさんではなかった。そして全く知らない人だった。
「わ!ごめんなさいBさんじゃなかった!」
て言うて、「そして誰ですか?」て聞いた。
(お前が話しかけたんやろw)
「あ、僕Bさんです!(嘘)」てノリよく答えてくれたけど、ほんとごめんなさい。でもそのあと仲良くなれてよかった。
(ちなみにそのあとちゃんと本物のBさんにダンスのことは伝えたよ。えらい)
その後、鹿児島からいらっしゃったハンバーガー屋のお兄さん、荒堀さんという方に、直接お礼と感想を言いたくて後半会場を探してた。
そしたら荒堀さんらしき人(わたしはTwitterのアイコンしか見たことない)を見つけたので、話しかけた。
「荒堀さん!ハンバーガー美味しかったです😊」
そしたらその男性もニコニコしながら「わー!ありがとうございます!」と答えてくれたので、荒堀さん優しいなぁと思ってたら
「あ、でも僕ハンバーガー作ってた人じゃないんですよね」て言われてずっこけた。
「えー!ごめんなさい!w なんか勝手に荒堀さんやとおもた……」て言うたら
「いや大丈夫です!ハンバーガー美味しいですよね!!w」て優しく返してくれてほんと神しかいなかった。
という2つのエピソードを岡野さんに話したら
「そんなんばっかりやんw」て笑ってくれたんやけど、
「一応、俺もそういうのは意識しててさ。間違われないように、ってのは変なんだけど、岡野がどこにいるか、てのはわかりやすくなるように服とか気をつけてるんだよね」って返ってきた。
当日の岡野さんの服装は、
真っ赤なキティちゃんのキャップ(これのおかげで超探しやすかった)
白いキティちゃんのTシャツ
黒いスカート
で、「ツッコまれ要素」みたいなのを兼ね備えていたと思う。
キティちゃんかわいいですね、とか
スカート素敵!とか
本人がかわいくなろうとすればするほど更にいかつくなっていってるとことか
やっぱ、【記憶に残る】ってそういうことなんだと思う。だから、なるほどなー!て思ったし、主催者として自分を見つけやすくしておく、という配慮は素晴らしいなと思った。
「事故が起きそうにない」雰囲気の大切さ(超重要)
「楽しそうなところに遊びに行こう!」
と決めた時に、気をつけるポイントのひとつが【治安の良さ】だと思う。
危ないことはないか?
嫌な思いをしないか?
こういった可能性をなるべく減らして行動するのが大切だし、
そしてこれは遊びを提供する場所(お店や施設の側の人たち)も、気をつけないといけないことだ。
会場となったサンキースペントハウスさんは、こちらなのだけど
バーカウンターの方や、フロア全体を見渡すマネージャーさんなど、当日は何名か黒服の店員さんがおられて。
お酒飲んでワイワイやってるこっちは、なかなか店員さんの動向なんて気にしないけど
店員さんたちはいつも、こちら(客)のことをめちゃくちゃ気をつけて見てくれているみたい。
トラブルが起こらないか?
危険なことはないか?
イベントによってはやっぱ、ナンパされて困る人がいたり、ケンカが起こったりすることもあると思う。だから、どこで誰が何をしてるか、てのはお店側としてはしっかり把握しておくものなんだって。
で、昨日の響に関しては、マネージャーさんが岡野さんに「今日のイベントめっちゃ良いね」って話してくれてたそう。
「事故が起こる予感がしないもん。これだけ雰囲気良くて、みんな楽しそうで平和なイベント、ものすごくありがたいよ」って。
わたしこれ聞いて、ほんまやなー!!てものすごく納得したの。
どこかに出かけて、トラブルが起こらないこと、って決して決して【当たり前】ではないのです。
トラブルが起こらないように、未然に防ごうとしてくれてる人たちの気遣いや努力があってこそ、平和って保たれていると思う。
わたしたちが当たり前にイベントに参加して
「楽しかったー」てのほほんと感想をつぶやけるのは、こうしたお店側の方々の配慮や、岡野さんが目を光らせてくれていたおかげなのである。
岡野さんが定期的にやってるDJイベントで「interlude」ていうのがあるのだけど、そこはいわゆる「“クラブ”を知ってる人たち」が来る場所なので、DJは「らく」なんだそうだ。
ある程度のマナーやルールを知っていて、
それに則って遊んでくれる人たちを相手にすると、主催側も安心。これは、京都のお店が、一見客を相手にしないのと似てると思う。
お互いのために、お互いをよく知ってる間柄だけでおつきあいしましょうね、てやつ。
今回の響は、鍼灸師と言えど、もちろんそんなによく知らない人たちも参加しただろうし、そもそもクラブに慣れてる鍼灸師もあんまりいないかもしれない。ので、困ってる人がいないか、岡野さんはビールを飲みながら音楽をかけながら、ちゃんと気を配ってくれていた。
ちなみにこの音楽をかける、という作業も、
たーーくさんあるレコードの中から(クソ重い)、「今、その時」の、そこにいる人たちの雰囲気や気持ちを汲み取って、場に合わせた選曲をするってことなので、そらもうやっぱりめちゃくちゃ疲れるのだと思う。
わたしたちが会話に熱中できるのも、心地よい音楽があるおかげ。音楽に違和感があると、そっちに気がいっちゃう。あと、爆音のおかげで自然と人との距離が縮まって(「え?なんて??👂」てなる笑)、仲良くなりやすかったと思う。
トラブルを防ぐことも、
人と人が仲良くなるコミュニケーションを円滑にするのも、
大きい意味でいえば「養生」なんだよね。
病気になってからしか健康のありがたみがわからないように、トラブルを経験してからしか「トラブルが起こらなかった」ことへのありがたみはわからないかもしれない。
わたしは、今年だけでも「治安の悪い飲み会」に2回も遭遇してしまったので、今回みんなが「たのしかったー」ていうツイートをしてはるのを見て、この「みんなが何事もなく素直にイベントを楽しめた」ことがどれだけすごいことかよくわかってるつもり。
普通、って普通じゃないからな。
縦じゃなくて、横になろうよ
わたしは去年から、アドラー心理学で有名な「嫌われる勇気」という本の読書会に参加してる。
毎回、本に書いてある内容以外にも話が及ぶし、参加者さんたちの個人的な悩みや課題が聞けることがめちゃくちゃおもしろくて、リアルタイム参加が難しいときもアーカイブで視聴してるのだけど、
その中で「人間関係の理想は、縦ではなく、横だ」みたいな考え方が出てくる。
昨日の #嫌われる勇気読書会 は、「縦の関係」「横の関係」について。縦の関係とは、人間関係において優位・劣位があり、一方が他方の同意なしに指示に従わせることができるような関係。
— めんたね(やさしい) (@mentane) April 29, 2022
岡野さんは、ずーーっと昔から、これを言ってるし、実際にやろうとしてるのよね。
上下がはっきりしている組織よりも、みんなが横並びに円になっている組織のほうが意見も集まりやすいし、各々の行動も早くなる。
もちろん縦は縦で便利な時もあるだろうけど、なるべくならすべての人間関係が横並びなら、世の中のトラブルの結構いろんなことが解決するんじゃないかなぁとかも思う。
岡野さんは目立ちやすいから、
どうしてもリーダーっぽいとか、何かを牽引していくとか、そういう役割を当てられがちなのだけど、彼は正直、トップではなく、集団の中に紛れているほうが動きが良くなる人間である。
ここまで書いてきたように、彼の気配りや、「なるべくトラブルを未然に防ぐ」ということや、「何かをしよう!となった時に、既にその準備ができている状態をつくっておく」という能力は、なかなかやろうと思ってもできる人は少ないはずだ。
今回の響も、別に、彼に何か理想があったわけではないと思う。
ただみんなと、楽しく遊びたい。そのために楽しくなるようなアイディアちょうだいねー!て感じだったんやと思うんよね。
今回、大きなイベントが一つ終わったわけやけども、これを通して得た絆や環境や体験を、わたしたちは活かしていけるし、「えー!そことそこつながったん?!✨」とか、「こないだのをもとに企画が動きましたー!」みたいなふうになったら、岡野さんも更にビールがおいしくなるんちゃうかな。
わたしたちは、用意されたものを楽しむ、のには慣れているけれど、
今からみんなでイチから作っていこうよ、という「あそび」は、得意な人と不得意な人がいると思ってる。
何か「意味」がないとそれを実行できない人は、「なぜそれが必要なんですか?」てコンサルばりに質問してくるだろうし、
「それになんの意味があるんですか?」という問に対しては「意味は……ないんじゃないですかね別に……🤤」という答えにしかならない。
みんなでつくったものを、
みんなで楽しめたら、
それがたとえ成功でも失敗でも意味はあると思うしね。
とっても楽しかった今回の「響」が終わった今、改めて、人間関係を横軸に置いて見直してみたいところ。
誰かが特別すごかったわけじゃなくて
(すごい人は確かにおったんやけど)
「みんなでつくったイベントだったね!」って言えたら、もっと最高だよね。
というわけで、普段から、すごいなーと思ってる岡野浩人について改めて書いてみました。
この記事を読んで、「おかのひろとすげー!」て改めて感じてもらえたら嬉しいです😊
いつもありがとうね。
いただいたサポートは、子どもたちのために遣わせていただきます😊いつもありがとうございます!