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ポケモンスリープはゲームとしては成功しているが睡眠計測アプリとしては破綻しているという話

ごあいさつ

はじめましての方もそうでない方もこんばんは。
えみさりです。

普段はMTG(マジック・ザ・ギャザリング)というカードゲームのnoteを書いているのですが
今回はまあポケモンスリープということで。
なので過去記事あさってもポケスリの記事は1つも出てこないです。悪しからず。

本題

この記事を書くにあたって直近で私にあった出来事として
下記がありました。

これですっごい萎えてポケスリの引退を考えるに至ったわけなんですが・・・

睡眠計測に失敗しただけで萎えて引退を考えるまでに至るだけの理由を改めて列挙してみると

・睡眠スコアが低いことで睡眠リサーチで出るポケモンの数が減る/寝顔のレアリティが下がる
 ┗上記に紐づいてゆめのかけら(およびリサーチランクEXP)のもらえる量も減る

・ポケモンのげんきが回復しないため、その日稼げるエナジー量が明確に減る

・もらえる睡眠EXPが減る

・もらえるスリープポイントが減る

・週末の睡眠評価が否応なくFランクになってばんのうアメも減る

ざっとこんなところでしょうか。
これに加えて、もしせいちょうのおこうなど焚いていようものなら致命傷になりえますね。
GSDとかだと即死です。

とまあ、睡眠計測を1回失敗しただけで失うものがあまりにも多い。
レベル上げがかなり苦しいゲーム性において睡眠EXPは貴重なEXP獲得源なのにそれを取り上げられ、
どんなに廃課金者でも入手できる量が限られるスリープポイントも削減され、
さらに朝から元気のないポケモンの様子を見ることになり
そりゃあこっちもテンション下がりますよね。

でまあ、これ、ここからが一番言いたいことになるんですが
ポケモンスリープってゲームである以上、それを効率よく攻略したいという考えが働くのはごく自然なことであり、そうなると睡眠スコアを100点にするという、無課金で誰でも簡単にできる行為は当然、多少のインチキをいとわなくなるよねという話。

普通のポケモンでいうなれば、草むらに入って野生ポケモンに出会って、それを倒して経験値を得たり、あるいは捕まえたり。
トレーナーと戦って買って賞金を得て、ショップでモンスターボールやきずぐすりを買ったり・・・

別にポケモンじゃなくても他のRPGとかのゲームとかでも同じだと思います。
他のゲームでの戦闘とか資材入手とかのそういう部分が、ポケモンスリープでは「睡眠」という現実行動に割り当てられています。

他のスマホゲーム同様、ポケモンスリープにも攻略という概念が存在し、Wikiができ、日々活発に議論がなされ、有志によりめちゃくちゃ便利なアプリが開発され、SNSで積極的に情報交換がなされる。
運営も、ゲームをより有利に進めるための課金アイテムを販売している。

これはもう明確に「ゲーム」です。
他のスマホゲームとなんら変わりありません。

そうなれば、攻略を有利に進めるために、睡眠スコアを100点にしようとするのはごく自然なことだと思います。

なので、ぶっちゃけた話をしますと、上記のツイート(意地でもポストとは言わない)で「寝て途中で起きて」と書きましたが、あれは建前で、
実際には睡眠計測を開始して現実の私は起きていて、実際に寝るときにスマホを移動させてそこから寝ています。
で、結局そのタイミングからそれ以降本当に寝た時間が計測されていないんですよね。
偽装睡眠時間は睡眠扱いで本当に寝ている時間は寝ていない扱いなの面白すぎるだろwwwwwwww

・・・・・・

なんでわざわざ建前を使ったかって話なんですが、
運営はこのゲームのことをいまだに「睡眠計測アプリ」だと勘違いしているからです。

「GSDの睡眠時間がいつもより○分増えてました!」とかレポート掲載しているあたり、睡眠データを集めているようですが、その睡眠データどこまで有用性があるものなのか、甚だ疑問です。

で建前の方に関しては、ツイッターで騒がれたグリッチだとかテクニックとかそういうのをすぐ修整したりするあたり、運営ツイッターみてるよねみたいな話があります。
私のアカウントは普段MTGの話もしていてポケスリ専用じゃない分、ポケスリアカウントとしては弱小ですが、ポケスリアカウントでフォロワー数千人の方が今回の件を話題に取り上げてくれる、っていう話だったので、
一応運営に合わせて建前を使った、ってだけです。

このnoteを運営が読んだら?そんときはそんとき。
運営に伝わるならそれもいいかなって。

睡眠計測アプリ、私はもともとポケモンスリープを始める前から「Sleep Meister」というアプリを使っていました。
ポケモンスリープと同じく、寝る前に起動して、朝起きたら睡眠計測を停止すると、睡眠の波形とか睡眠時間とかを記録してくれるアプリです。

このアプリ、ポケモンスリープと併用できるので今もつかっています。
参考までに上記の計測失敗した2日分の睡眠波形を貼っておくと

ちゃんと波がある

こうなってます。
睡眠時間もばっちり記録されている。

でまあ、今回のぶんですね。
波形が全部うとうとになってしまったのがバグなのかどうかはさておき、すくなくとも、「起きる直前までのうとうとだった時間は寝ていた時間にカウントされない」という仕様があります。
今回はそれにひっかかって睡眠スコアが著しく下がったわけですが。

で、運営はこのポケモンスリープっていうゲームを睡眠計測アプリだと思いつつもゲームだとも思っている節があるようで、
本当は眠っていない(起きている)のに睡眠スコアを稼ごうとするのを防ぐ目的だと思いますが、上記のうとうとが睡眠時間に計測されないという仕様が導入されています。

結果的にその仕様のせいで自分の睡眠時間が「Sleep Meister」で記録された時間と著しい乖離が見られる状態になっています。

その他、例えば睡眠タイプの分類がありますが、過去の睡眠タイプで偏りがあるといつもと同じ波形でも強制的にぐっすりがうとうとにされたりとか、
そういうゲーム的な面で運営にとって不都合が起こる部分(意図的にぐっすりを出してぐっすりに分類されるポケモンの厳選をする行為)を、睡眠タイプを強制的に変更する、いわゆる懲罰の仕様があったりとか。

ゲーム性を維持するために睡眠計測にかかる部分で制限や仕様を設け、
プレミアムパスに課金しないと過去の睡眠タイプの詳細すらも30日分までしか見れない。

これで睡眠計測アプリを名乗っているの、正気か?????
かなりの自己矛盾をはらんだ状態になってませんかね??


もうね、睡眠計測アプリとしては完全に破綻しています。
ゲームをくっつけてしまったがために、破綻している。
睡眠計測アプリを名乗りたいのであれば、いろんなポケモンの寝顔がランダムに見られるコレクション要素だけとか、その程度にすべきだった。

ただね、ゲームとしては楽しいです。
記事タイトルに書いた通り、成功してるんですよね。
途中で書いたようにwikiができていろんな議論がなされ、毎日きのみおてボの神個体が流れるTLで指をくわえて見ながら次は俺のところに・・・なんて夢を見たり。

なので、もはやですよ。
ドラクエで宿屋に寄って寝るみたいなノリで、睡眠ボタンを作って
この時間からこの時間まで睡眠。
睡眠スコアは1日で100点を2回まで分割可能。
起きた後のリサーチも好きな睡眠タイプを選んで実行可能。
実際に寝る必要なし。

これぐらい思い切ってゲームに振り切ったほうが、まだ将来性ある気がするんですが。

どうしても今の睡眠計測アプリ+ゲームの体裁をとりたいのであれば、スマートウォッチみたいな体にずっとつけるデバイスを用いて、本当に寝た時間だけ記録できるようにしないと多分無理だと思う。
不正を無理に防ごうとする仕組みを作るせいでいろいろ破綻している。

変に睡眠計測アプリのガワをかぶろうとするから、こうやって萎えて引退する人を出すの、もう機会損失でしかないでしょ・・・
睡眠計測はSleep Meisterに任せるので、睡眠計測のガワとっとと脱いでくれませんかね?

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