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大人が208英単語を3週間で覚えたことの示唆

[ご注意点:ここの記事は
ひろさんの学習成果、勉強方法と教材を紹介するものです。
独学者しか適用しないと思います。
彼の方法を応用する場合、この点を考慮してください。]

先週ひろさんが208単語を学んだと書きました。
今回の記事の要旨は
ひろさんが自分で発見した勉強方法による
short-term成果を分析してみます。

ひろさんは大人の頭が子供ほど利口ではない、
と確信し「大人は新しい言葉を勉強して上達しない」
といつも言っています。
ひろさんは40代の中卒社会人です。
英語は彼にとっては昔から難しい挑戦でした。

なのに、
彼は200以上の英単語を3週間で覚えたのです。
冒頭に載せたのはその一部だけです。

英単語が一般にk1、k2、アカデミック、専門用語
とそれ以外のもの、合わせて5つのレベルに分けられています。
k1とk2と合わせて約2000字です。

写真のように違う色で
k1ー緑
k2ーオレンジ
アカデミック-青
専門用語ーピンク
のように区別しています。

写真で表している単語は
5つのレベルの単語が含まれています。
子供が話す片語から大学生が使う専門用語まで
幅の広い単語群です。

つまり、ひろさんは初級レベルの独学者なのに
覚えた単語の中で
k1とk2の単語のほうが当然多いですが、
アカデミックの単語もたくさん覚えたことです。

この特徴にひろさんは自分が気づいていません。
しかし、英語の先生にとってこの特徴の示唆が大きいです。
それは、初級の英語を学ぶ独学者でも
アカデミレベルの英単語を平気に覚えてしまうんです。
ひろさんは彼の興味によって習いたい単語をpick upし、
上級レベルの単語がたくさんあるとは知らなかったのです。
彼の中では出逢った単語はすべて同じモノ:
つまり、英語という外国語だけです。
語彙のレベル分けをがわざわざ調べていないです。
難易度が知らないこそ
どの単語に対しても心理的な負担なく覚えるのです。

英語の語彙をレベルという基準で分類することは教育者に便利です。
一般の教え方は学習者の年齢を学年によって
それなりに相応しいレベルの単語を教えるのです。
ですから、英語の教科書を初級、中級、上級などに分けています。
また、教育者はよく 
「初心者は初級の教材を使った方がいい」
「いきなり難しすぎる教材を使っても挫折しかない」
などのアドバイスをするがちです。

この観点について私はいつも反対の意見を持っています。
なぜなら、皆も承認するように
子供の学習能力というのは「なんでも吸収する」のです。
英語の初心者は、子供に例えれば、
どのレベルの単語でも自然に吸収するはずです。

私はこのような考え方ですので、
ひろさんに英単語の勉強する際に言ったことは
「単語のレベルを気にせず学ぶ」ということです。

英語を学ぶときに
大人と子供の吸収速度はどのように違っているかは
私は特に調べていません。
しかし、ひろさんの英単語の勉強プロセスをみて
勉強方法が合ってれば
新しい言葉を覚えるのは
それほど難しいことでもないと思います。

次回はひろさんの同僚の質問について書きます。
それは「単語をどのくらい覚えればいいですか」
という質問です。