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えみの脳内(読んで字のごとく)

紹介状MRIだ造影剤だと
仰々しい言葉を並べてしまいましたが

結果的に急を要するものではなかったので
ご報告がてら事の経緯を記録しておきます。

と、その前に
このnoteのIDが「えみの脳内」であることに
お気づきでしょうか。

https://note.com/eminonounai

頭の中を文字にして見せていこう!
って意味だったんだけど

本当に脳内を公開する日がくるだなんて

我ながら有言実行が過ぎる。


2021年4月9日(金)
健康診断の一環で頭部MRIを受けてみた。
歌ってみた、くらいのノリで。

狭い空間や大きな音が苦手だとMRIは苦痛と
聞いていたので

自分がどう感じるのかとても興味深々だったが
「伊藤さん、終わりましたよ」の声で目覚めた。

そう。完全に寝ていた。

【私はMRIへっちゃら】

この事実こそが
この日の検査結果みたいな感覚でいて

MRIの結果のことには
1ミリも気が回っていなかった。

「1.1〜1.2ミリかな。気になる影が写ってるから精密検査が必要だね」
と、のちに先生に言われることになるとは。


4月19日(月)
検査結果を聞きに、検査を受けた病院へ。

謎の影をいろんな画像で見せもらっていると
「ここに写ってる脳のシワで、この人は考えが安直とか能天気とかわかったりするんだろうか」
という疑問が湧いてくる。

いつもの私なら迷わず聞くが
状況が状況なのでふざけていると思われぬよう
好奇心に蓋をする。

「さらに検査が必要なので、脳神経外科のある病院に行ってください」
と、紹介状を渡される。
中身が見たいが封がされている。

うちに帰ってすぐ
我が家で一番明るいであろう電気で透かしてみる。
見えない。
諦める。


4月21日(水)
紹介状を片手に、大きな病院へ。 

「この画像だけでは何なのか判別不能です。造影剤を使ったMRIを撮りましょう」
と先生。

続けて
「うちだとすぐ検査予約取れないので、専門のクリニックを紹介しますから、これを持って明日にでも行ってきてください」
と、またしても紹介状ゲット。


4月22日(木)
検査前4時間飲食禁止との言いつけを守り
腹ペコで検査専門のクリニックへ。

「造影剤使った検査は経験ありますか?」
と先生に問われ

「はい!健康診断の胃カメラの時に飲みました」
と元気に答える私。
何味のが出てくるんだろうワクワク。

「では今日の点滴も大丈夫そうですね」
「は……いっ?点滴ですか、ほー、そうですか(明らかにトーンダウン)」

造影剤の副作用などの説明を受けたあと
同意書にサインをして
検査着に着替え検査室へ。

「通常のMRIを撮ったあと、静脈注射で造影剤を入れながら再度MRIを撮ります」
と技師さん。

腕に針を刺しながらの検査が待っていると思うと
通常のMRIもこないだのようにはいかない。

……と思ったのに
「終わりましたよ」の声で目覚める。
そう、結局寝た。

爆睡してたせいで
注射への心の準備ができていないが
もはやまな板の上の鯉。

「少しチクッとします」
の言葉通り、腕にチクッと痛みが。
でも少しじゃなくそれなりだったし
収まる気配がない。

20分くらいこのまま検査だなんて
耐えられるだろうか。

眉間にシワを寄せたまま
現実逃避気味に目を閉じる。

「終わりましたよー!」の声で目覚める。
何が何でも寝るようだ。

4月27日(火)
検査結果を聞きにいく日。

さすがに気が気じゃなくて食事が喉を通らず……
と言いたいところだが
朝からモリモリご飯を食べた。

「伊藤さん、お入りください」
脳神経外科の前のベンチで名前を呼ばれて
ようやく体に緊張が走る。

先生「造影剤あり・なしの画像を比べてみたものの、この影の正体は判りませんでした。取り出してみないことにはなんとも。でも悪いものと決まったわけでもないのに安易に頭開くわけにもいかないので、念のため3ヶ月後に再度MRI撮りましょう」

私「わかりました」

なにもわからなかったけど
わからなかったことがわかったので
そう答えた。

家に帰る。

答えがはっきりしないことってどう扱ったら良いんだろ?
今夜は眠れる気がしない。

そう思ったのも束の間
寝る準備も済ませてないのに寝てしまった。

小学生でもまだ起きている時間だった。

読んでいただきありがとうございます。もしよかったら直接感想お聞かせくださいね☆