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滴が落ちる。

ただ、それだけの音なのに、どうして、こんなにも心をつかまれるのだろう。
もっともっと、聴きたくてたまらないと、耳をこらして求めてしまうのだろう。
聞き分けたいと、願うのだろう。

滴は、落下するとき、何を手放したのだろう。
滴は、水に落ちたとき、何を手放すのだろう。

そんなことを考えていると、

ぴとん、

という音の、その前と後では、世界が、「もう戻れないほど大きく変わる瞬間」なのだとわかる。

(産声なんだ)

(本文より)
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私が私のファンになりたい。
ファンになりたい私になりたい。

昨年の12月に、からだとエネルギーの調整をしていただき、卵の殻から飛び出したように、今までやったことのないことを連打したことや、その一環として、自分の写真を使ったテーマ画像を7作品創り、記事を書いて、FBに投稿したことを、1月11日のブログに書いた。

アメブロとnoteには、写真を使わない画像を投稿したので、ぜんぶで14作。

全作品を並べて、順番に見ていくと、不思議なことが起こった。
最後の画像で、

(音が聴こえる)

ひとしずく (1)

14枚の扉によって、導かれた「手放し」。

ひとしずくが落ちる音と、共振する体感を、

(知っている)

と思った。

京都の志明院の「鴨川の水源」と呼ばれる場所で、聴いた音だ。

断崖の中ほどに「神降窟」と呼ばれる、岩間より霊水が湧き出す岩窟がある。
舞台が造られているので、現在では、その前に立って、祈ることができる。
ふだんは、湧水が見えるそうだが、私が訪れた2016年8月は、長らく雨が降っていない時期で、水は見えなかった。

当時のブログから、「その音」について書かれた部分を転載する。

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目を閉じて祈っていると、ぴとん…… という音がする。
そらみみかと思って、祈りを続けていると、また、同じような音がする。

あまりにも不定期で、かすかな気配。
何度か、その音を耳で拾うことができて、

(滴が落ちているのだ)

と確信できた。

滴が落ちる。

ただ、それだけの音なのに、どうして、こんなにも心をつかまれるのだろう。
もっともっと、聴きたくてたまらないと、耳をこらして求めてしまうのだろう。
聞き分けたいと、願うのだろう。

滴は、落下するとき、何を手放したのだろう。
滴は、水に落ちたとき、何を手放すのだろう。

そんなことを考えていると、

ぴとん、

という音の、その前と後では、世界が、「もう戻れないほど大きく変わる瞬間」なのだとわかる。

(産声なんだ)

滴は、いつ、自分が川だと知るのだろう。

(2016.8.28 「UTSUKUSHI ミニリトリートツアー(1) ~水の産声~」より抜粋)

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(産声なんだ)

7日間の軌跡。7日目の奇跡。

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必要なものが近づいてくる
つながっている感じは、とても嬉しい

光のような 音楽のような
生きることへの瞬きと奏でと静寂が
ハーモニーとなって ひらかれていく

歌って 笑って 踊って
飛翔する 

想いがすべて音叉なら
さがして さしだそう
離れていても、共振する場所
受けとるために 伝えるために
あふれるために つながるために

自分以外の誰かになろうとか
ここではないどこかへ行こうとか
もうそんなことは思うことなく
ただ気づかなかった扉がそこにある
どうして
気づかなかったのか不思議なほど
宝物はいつもそばにそこにある

ちゃんと自分を知ると強くなれる
知らない自分に傷ついていたのだ

伝えるとは
その人の大切なものを
結晶化して差し出すこと

迷いや、怖れや、不安や、ためらいや、自信のなさを、
すべて振り落として
不要なものにとらわれている心を捨てたら
何か途方もなく大きな世界が開け放たれる

ひとしずくであることを
静に手放したら
どこまでも拡がる波紋に乗る

必要なものが近づいてくる
つながっている感じは、とても嬉しい

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(その産声を、7日目に聴く)

浜田えみな

志明院に連れていっていただいたミニリトリートツアーの記事

公式LINE 『じぶん温泉かけ流し』@922xqdmc

じぶん温泉かけ流し

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公式ラインを、大切な場所として、大切に、育てます(^^)
名湯です。


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