398.知っている
GWの締めくくりに、土砂降りの中、映画館へ。
中学2年生のときから大好きな、浜田省吾さんの『A PLACE IN THE SUN at 渚園Summer of 1988』を観てきた。
初めて、「ムビチケ」を買って、インターネットで予約をした。
5日の初日に行こうと思ったら、ほぼ満席だったので、今日になった。
劇場パンフレットは既に売り切れでがっかりだったけれど、入り口で、お姉さんからメモリアルチケットをもらえて、テンションがあがる。
中にいるのは、省吾さんのファンのかたばかりなのだと思うと、知らない人なのに話しかけたくなる。
ほとんど、コンサート会場のノリで着席しているので、いつもはわりと楽しみにしている映画の予告も、ただうるさいだけで、早く終わってほしくて、イライラ。
ようやく、映画が始まると思ったら、映画を観るときの諸注意が始まり、ほとんど怒りの境地。
長すぎる10分がようやく終わり、ついに、『A PLACE IN THE SUN at 渚園Summer of 1988』が始まる。
導入部分で映し出される、開場の様子。
走り出している一番前の人たちは、いったいどのくらい前から並んでいたのだろうか。
おなじみの飛行船が映し出されて、気持ちが高揚する。
空から、会場の様子が映し出される。
ステージからは遠くに、きらめく海が見える。
動員数約5万5千人と言われている渚園の規模にびっくり。
(なんてすごいのだろう……)
一番前の人とステージの近さにもびっくり。
こんなに近くで省吾さんのステージを観られるなんて。
メンバーの若々しさにびっくり。
トランペットの人(小林正弘さん)がめっちゃかっこよくて、思わずエンドロールで名前をチェックして、調べた(笑)
ステージはとにかくパワフル。熱量がすごい。
いろいろなことを想い、コミットします。
省吾さんは、ずっとステージを駆け回っていて、踊っていて、歌っていて、マイクやギターを振り回していて……。
映画館を出たあと、思わず、地下道をダッシュしている私がいる。
腕も大きく振り、膝も大きく上げて。
渚園で炸裂していたエネルギーに見合う何かを、私はこれまでに出したことがあっただろうか?
人生において、全力でほとばしるエネルギーを、がんがんそそぎこめる時期というものは、年齢や、波も含めてピークがあり、それを過ぎてしまうと、エネルギーの質が変わってしまうのだと、悲しいけれど思う。
30代のエネルギーの質は、60代には、もう出せない。
定年まで、会社にエネルギーを奉仕するのはやめて、少しでも余力があるうちに、シフトチェンジしようと思うこのごろ。
映画は25日まで。
あと1回観に行く!
(私は何が好きなのか)
(私は何がやりたいのか)
そんなこと、物心ついたときから、(知ってるやん)って思います。
浜田えみな
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