見出し画像

8.カードを通じて、ひめ神のメッセージを受け取る

日本は、古代より、ひめの力に支えられてきた国。
子孫である私たちも、ひめの力を備えている。

女性の持つ10の力を、10柱のひめ神の生き方から学ぶ。
10の力の使い方を、2柱のひめ神の生き方から学ぶ。

***

『カードを通じて、ひめ神のメッセージを受け取る』

日本神話に登場する神様たちは、後世に生きる私たち子孫に向けて、生きるための智慧を授けてくれているという。

全知全能の神というわけではなく、間違えたり、やりなおしたり、約束を破ったり、激しく感情的になったり、心ないと思われる言動をとったり、悩んだり、ひきこもったり、とても人間的なふるまいをしているのだが、それは、子孫が、そこから学んで、真理を導きだすための、神様たちの壮大なお芝居なのだと、名前のことだま@の山下弘司先生は、ひもといてくださっている。

諸説はあるかもしれないが、日本は、

〈神話と歴史がとぎれずにつながっている国〉

ということを知り、(それはすごい!)と感銘を受け、数年前に日本神話の講座を受講したのだが、そのときは、いまいちピンとこなかった。

ところが、5月に再受講したとき、どういうわけだか、場面ごとに登場するひめ神のメッセージが、あまりにもツボで、毎回、泣いてしまいそうになるので、びっくりした。

(これは、どうしたことだろう)

私がそうなのだから、きっとほかにも、ひめ神のメッセージで、癒され、ゆるみ、ほどけ、さしのべられた手に気づき、楽になれる人がいると思った。

(ひめ神カード!)

1年ほど前に、カードの講座ができたとき、ベーシック講座とアドバンス講座を受講していた。
でも、「知識」または「コレクション」として、マイ本棚に並べただけだった。

心の深い部分が動き、必要だと感じて、本棚から取り出したテキストは、宝物のように感じた。
書いたことも忘れている直筆のメモの言葉が、ドクドクと脈打ちはじめる。

埃をはらって、その鼓動に耳をすませる。

すると、ほどなくして、12ひめ神講座が開講されることになった。

山下弘司先生の読み解きは、巷に出ている古事記や日本書紀の解釈とは、光のあてかたがちがう。
ひめ神の生き方は、一人の女性が持っている特性を象徴し、その種を開花させることを教えてくれる。

日本は、古代より、ひめの力に支えられてきた国。
子孫である私たちも、ひめの力を備えている。

女性の持つ10の力を、10柱のひめ神の生き方から学ぶ。
10の力の使い方を、2柱のひめ神の生き方から学ぶ。

登場するひめ神たちのエピソードは、男女の出逢い、懐妊、誕生、愛され、愛を与え、愛し、母となるまでの道筋でもある。

講座のたびに、これまでの人生を回想することになる。

古い映画のような景色の中から、ひめ神のメッセージにまつわる記憶が、とりだされ、忘れていたり、気がつかないでいた「大切なもの」が浮き彫りになり、上書きされていく。

だから、12ひめ神講座は、毎回、セラピーのようだった。

壮大な『神芝居』の舞台で、ひめ神は、ひたすら、まっすぐだ。

まっすぐに愛を叫び、まっすぐに苦悩し、まっすぐに心折れ、まっすぐに祈り、まっすぐに決断し、まっすぐに踊り、まっすぐにもてなし、まっすぐに甘え、まっすぐに助言し、まっすぐに咲きほこり、まっすぐに……

まっすぐなエネルギーが、心の深い場所に届く。
10の種を発芽させ、2の力で引き出して、束ねて、大きくして、開花させる。
そのメソッドが、12ひめ神講座だ。

自分ではわからない発芽状況や、成長の状況を教えて、サポートしてくれるのが、12枚のひめカード。

大和田縁奈さんが描いてくださった美しいカードは、それぞれ、描かれたひめ神の構図にも意図があり、表情や、髪型や、持ち物や、色や、いっしょに描かれているアイテムに心が尽くされ、その場面を超えて、繋がり広がる神話の世界を包括している。

12ひめ神講座に、ゲスト講師として参加してくださった縁奈さんから、カードへの想いを伝えていただいてから、カードを手にしたときに、そこから吹いてくる「風」を感じるようになった。

(この人がカードを引いたら、どのひめ神が登場するのだろう?)

と、思うようになった。

どのひめ神にも、ひめ神をとりまく神話の中に、複数のメッセージがある。
カードは、魂のガイドだから、全力で伝えようとしてくれると思う。

カードの声を聴いて、受け取り力を高めるためには、カードと友だちになること。

そうして、開講されたのが、「ひめ神カード講座ベーシック」だ。
12ひめ神講座で学んだ、女性性の種。

今、自分の中にある種が、どのような状態なのかを知り、発芽させ、育て、開花させ、生活の中で使っていく。

そのためのメッセージを、カードを引いて、受けとっていく。
4回の講座を通して、その方法を学ぶ。

ひめ神のメッセージを、どのように感じたかをシェアしあう時間があるので、どんなときに、どんなメッセージが訪れるのか、どんな気づきがあり、どう生き方が変わっていくのか、など、自分以外の人のようすを、教えていただくことができる。

自分ひとりだと、知らないうちに「こう」だと決めつけてしまって、小さく、狭くなっている枠を、ひろげることができると感じる。

自分の考え方の癖に気づくことは、人との関わり方の癖に気づくことだ。

ひめ神カードに描かれているひめ神は、日本神話の中で、両親、祖父母、姉妹、兄弟、夫、子、孫、同僚など、さまざまな神々とのエピソードを通じて、私たちにメッセージを運んでくれる。

浜田えみな

次回から、8月27日から始まった「ひめ神カード講座ベーシック」第1回目のシェアにつづきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?