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31.ひめ神カード講座 ベーシック ~ひめ結びセッション 3枚の融合~

3枚のカードには意味付けがある。

① 何について尋ねるかを念頭において、自分で選ぶカード。(気づいている御魂、自分が育みたいと望んでいる御魂)

② 神様が願っていることを念頭において、裏を向けて引く、誓約のカード。(気づいていない御魂、育んでほしいと神から望まれている御魂)

③ あらかじめ決められている、月のひめ神のカード。

1枚目から3枚目まで、引いた瞬間に浮かんできたのは、ばらばらの想い。
その想いがむすばれると、どうなるのだろう? 

〈3枚のひめ神の融合〉

***

ひめ神カード講座ベーシックは、カードの基本的な意味を知ることと、カードに慣れることが目的とされている全4回の講座だ。

第1回では、オラクルカードのように、1枚引きをして、ひめ神からのメッセージを受け取る方法を実践した。
第2回は、3枚引きの実践だ。

受講生の私たちは、『ひめ神カード講座ベーシックを受ける意味あい』について、実践することになった。

〈ベーシック講座を受けることで、私は何を望んでいるのか?〉
〈そのために必要だと感じているものは何か?〉

そのようなことを感じながら、自分で選ぶのだが、思考が散漫になって、決めることができない。
最終的には、すべてを開花させていくのだから、順番にしようと思った。

自分で選んだカードは、〈1のひめ神 イザナミノミコト〉

1いざなみ

このカードを手にとった時、心に浮かんできたのは、イザナミのもつ〈助け合う〉〈いっしょにやる〉というキーワードだ。

ひとりでなんでもやらなくてはいけないという思い込みを、ブレイクしたいと思った。
〈いっしょにやりましょう〉といういざないの言葉を、かける側にも、かけられる側にもなりたいと願った。

そんな私に、神さまは、何を願っているのか? というのが、次に引く誓約のカードだ。

引いたカードは、〈3のひめ神 イチキシマヒメ〉

3いちきしまひめ

引いた瞬間に浮かんだのは、(え?)という気持ちと、(やっぱり?)という気持ちが。ほぼ同時だった。

イチキシマヒメは、〈言葉のひめ神〉というイメージが強く、私にとっては、常に意識している課題だから。

最後のカードは、月のひめ神カードだ。

これは、12枚のひめ神カードの番号を、1月~12月に対応させたもので、あらかじめ決められている。

9月のひめ神は、イワナガヒメだ。

9いわながひめ

イワナガヒメのキーワードとして、まっさきに浮かんだのは〈継続〉
そして〈見えにくいものを大切にする〉

1枚目から3枚目まで、引いた瞬間に浮かんできたのは、ばらばらの想い。
その想いがむすばれると、どうなるのだろう? 

〈3枚のひめ神の融合〉

***

3枚のカードを並べたとき、浮かんできたのは、〈水〉だった。

ひめむすび139

イザナミは、男神のイザナギと対になっている名前で、「み」の音は、女性を、「き」の音は男性を表している。
イザナミの「み」の音は、「名前のことだま🄬」では、〈水〉のはたらきを持つ。

イチキシマヒメは、海の守り神。
カードには、龍が描かれている。

2枚のカードを通して、自分の身体の奥から、湧きおこる水の流れを感じた。
満ちて引くという、壮大な動きも。

イワナガヒメが、てのひらにのせて愛でているのは、苔。
苔が生すのは、流れに洗われる岩や、濡れた岩だ。

カードのひめ神たちから、その波動を感じていると、不意に、〈インプット〉と〈アウトプット〉というキーワードが、浮かんだ。

講座で学ぶことは、インプット。
インプットばかりでは、飽和状態になる。
水が流れなくなると、たちまち、よどみ、腐ってしまう。

自分に必要なことは、水の流れ。潮の満ち引き。
インプットとアウトプットのバランスだと思った。

アウトプットの方法について教えてくれるのが、2枚目の誓約のカードだ。

自分で決めるのではなく、神様が望んでいること。
それが、イチキシマヒメの〈言葉〉の力と、〈決める〉力。

ひめ神カード講座で学んだことから選びとって、文章や、会話の中で、アウトプットしていく。
そうすることを、決める。

9月のひめ神 イワナガヒメからのメッセージとして、浮かんできたのは……。

〈続けること〉

岩と植物が一つになって、美しい苔が着床するために必要なのは、供給されつづける水と、水はけ。

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インプットとアウトプットのバランスを、言葉の力でとりながら、少しずつ、重ねていく。

苔は、地味で、華やかな花は咲かせないけれど、しっとりとした潤いをたたえている。
木洩れ日が差し込むような、少しの光を受け取って、成長する。

このメッセージを、手放してはいけないと感じた。

〈やらずにはいられない〉

そういう法則が、大和言葉の中にある。

「あ~お」の母音の縦の流れ。
「あ~わ」の行の横の流れ。
「ひふみ」の流れ。
「ひめ」の流れ。

順番どおりに進むだけで、道が開かれている。
終われば上がり、また、道が続く。

〈周期を持つものは、膨大なエネルギーを有している〉と、感じている。
そのことが、五十音表の中に秘められていることも。

山下先生から、名前のことだま🄬を教えていただいたとき、このことを実感して、大和言葉の壮大な叡智に、感銘を受けた。

ひめ神カードもまた、そうなのだとわかった。

浜田えみな(初出 FB 2020.9.12)


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