見出し画像

半径3センチくらいから、小さく始める

マイプロジェクトとはなんだろう。一年前、マイプロジェクトをおこなっていたわたしは、今回のカフェゼミを少し楽しみにしていた。宙ぶらりんになったマイプロをなんとかする方法が、見つけられるかもしれないと思ったからだ。

一年前、Future Kitchenというマイプロをおこなっていた。リーダーシッププログラムに参加して、ソーシャルビジネスとリーダーシップについて学び、プロジェクトに挑戦していた。Future Kitchenは、こどもの居場所を作るプロジェクト。家でも学校でもない場所で、彼ら彼女らが肩書きや世間の目を気にせず自由に話せて、彼ら彼女らが安心して個性を出すことができ、そして、狭い世界を広げていけるような場所を作りたいと、思ったからだった。きっかけは、シェアハウスのリビングでの自分の原体験だ。一緒にご飯を作って食べることで、その人のバックグラウンドがどうであれ、その人の性格や話す言葉がどうであれ、仲良くなれる。居場所ができることは、とても素敵なことだと思ったから。

昨年の9月から今年の2月までやったものの、結局目指していた居場所までは到達できず、あまり楽しくもなく、就活に突入して「一旦お休み」状態になった。就活が終わって3ヶ月が経つけれど、今も再開していない。というか、もう一年前とは考えてることも、エネルギーの質も量も変わってきて、もう一度同じものをやる気になれない。でも、せっかくFacebookページを作ったし、あのとき、やろうとした自分の思いはなんだか無碍にしたくなくて、身動き取れないなあという状態だった。

マイプロは、小さくDoして、Reflectionsして、Updateすることが大切らしい。マイプロに取り組む2~3ヶ月間のあいだに、なんどもプロジェクトを書き換えるひともいる。そう聞いて、ああマイプロはUpdateしていいのか、と心に素直に入ってきた。「そんなの当たり前じゃないか」と言われるかもしれないが、当時のプロジェクト状況的にも、わたしの対話レベルからしても、Upadateするという発想を生むことができなかった。「結果を出さなきゃ」とか「ここまでサポートしてもらって、今更プロジェクト変えたいとか言えないよな」とか、なんか変な気づかいが生まれやがったために、ひとつのプロジェクトに固執してしまったようだ。

ゼミではよく「半径1メートルの感性」という言葉を使う。マイプロはもっと、半径3センチくらいから、小さく始めてみたらいいとわたしは思う。最初はそれが自分だけのためであってもいい。ソーシャルデザインとか大きなことじゃなくていいから、本当に小さなことから始めてみていいんじゃないか。

▲なつかしの画像


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?