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ぐし縫いについて
普通、ぐし縫い(飾りしつけ)は色の濃い着物を仕立てる時に付けるものではなく
格の高い着物を仕立てた時に付けるものです。
なので結城や大島などの着物を色の濃いものだからとぐし縫いなどする事はまずありません。
主に柔らか物、タレ物と呼ばれる着物、それも留袖やそれと同じくらい大事に思っている訪問着、色無地などにつけられるものです。
せっかくぐし縫いをしても、色の白っぽい訪問着などに施した仕事は見落とされているなんて
物の解らない客だと縫い子さんも仕事のしがいがなくてかわいそうですね。
シラミ縫いということばもわたしは聞いた事ありません。
私のお願いしている和裁士さんは色の濃い着物をお願いするとシラミ縫い(飾りしつけ)を入れてくれるんですが、その細かく整った針目には感嘆しちゃうほどで、このためにお代を余計に払わせていただきたいと思うほど。「今回もさすがですねー」「和裁士の腕の見せ所よー」はいつもの会話。
— 蓮池かえる (@blocked_by_SNO) June 29, 2020
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