【4/17(水)私が今あるのはあの人のおかげと思えるまで...】
「あ、泉ちゃん?」
娘と駅近くのカレー屋さんに行こうと歩いてたら声かられた。
小柄な、マスクをした白髪の50代くらいの女性に声かけられた。
「?どちら様でしたか?すみません。マスクをしてるとちょっとわからなくて」
と、会釈して近寄った。
「〇〇〇です。久しぶり」
「え?〇〇ちゃん?」
元旦那の妹さんだった。
何をは話していいのやら、、
戸惑う私。
あの頃こ苦い思い出が蘇る。
まだ、過去に生きてしまう私がいる。
まだ、許せていない自分がいる。
振り返れば、22歳で結婚して
わけわからん事ばかり。
9人家族の料理を作るミッションは、想像以上に大変だった。
小姑てある義妹さんや姑に
教えてもらわなければならない。
思い出したくないけど
思い出してしまう思い出の数々。
義妹さんは、料理が上手だった。
必死で覚えた。
餃子の握り方
魚を3枚に下ろす
イカの刺身に塩辛
数々の煮物や野菜料理。
毎日、必死だった。
お弁当は、毎日、お義父さんお義母さん、夫、義妹さんの分まで作った。
ずっと台所に立っていた。
家を継ぐ子供の嫁として、
自分なりに頑張っていた。
女性で運転できるのは私だけ。
だから、臨月でも、義妹さんの勤め先、スーパーはもちろん。
お義母さんなどを病院など、
いろいろ送り迎えした。
義妹さんとは、襖一枚で区切られた部屋だった。
新婚さんなんて、ありゃしない。
冷蔵庫チェックも厳しかった。
今となれば、私を強くした経験だったのだろうか。
ひとりぼっち。
元旦那に、義妹さんの愚痴をこぼせば
「お前は、助かってんじゃないのか!」と冷たく言い返された。
ここには、私の味方はいない。
毎日が砂を噛むような日々だった。
そんなことを走馬灯のように思い出してしまう自分は、まだまだダメだなと自分にダメ出し
あの経験があったから
いま、料理が得意だったり
小さなことではへこたれない強さができたのだろうか。
逆を言えば、あの頃の経験が
何かやろうとするとき
一歩踏み出せなくしているのだろうか。
どちらもある。
過去は変えられない。
変えられるのは、今と自分だけ。
今の自分が変われば
過去も変わる
そして、女性が苦手なのも
この頃が原因か
母との関係か
幼少期のいじめ体験なのか。
自分が一番、分からないなぁ。
私がいなくなって
子供達を育ててくれたり
母親かわりになってくれた
そこは、心からありがたい。
私の気持ちだけだね。
中途半端に終わります。
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