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Emilie Floge History vol9

<初代店長 服田友和氏>
当社の歴史を語るには、まず服田(ハッタ)友和氏を紹介しなければなりません。

服田さんは昭和21年生れ、山梨県甲府市出身で甲府工業電気科を卒業後(株)桜井建築設備研究所に入社しました。
その後桜井建築設備研究所入社が、「当社設立までの出来事」でご案内した、内藤浩市先生と出会う事になって行きます。

服田さんの趣味はスキーをしており、インストラクター1級の腕前でした。また、この資格が飲食業を生業にするきっかけにもなったそうです。
桜井建築設備研究所での服田さんの仕事は、照明設備の設計と現場監督を担当していました。
当時の日本は高度経済成長の真っ只中、休む間もない忙しい日々。
服田さんが体調に異変を感じたその時には、即入院となってしまったそうです。
入院中たまたま病室の方が建築関係の仕事と言うことで、ヨーロッパの建築様式アールデコ、アールヌーボー様式の建築など大好きな建築様式について語りあったそうです。

縁とは不思議なもので、その方は、服田さんが担当していたビルの設計担当で蜻蛉設計(アキツセッケイ)の内藤浩市氏でした。
その後内藤氏は早稲田大学・工学院大学で教鞭と執ることになります。
病院での出会いから、内藤先生と服田さんは現場で一緒に働き、親交を深め、兄弟のような関係を築いて行きました。

内藤先生は、知人に服田さんを紹介するとき、「この人は僕の弟のような人」と必ず紹介していました。
服田さんは、昭和46年11月、長年の夢 喫茶「チルミン」を長野県白馬村の岩岳にオープンし、春から秋の半年を椙山都市計画事務所で勤務する、二重生活を送る事になります。
好きな趣味と好きな仕事をするライフスタイルを実践していました。
二重生活も3年が過ぎようとしていた時、内藤先生からIDP計画への参加を薦められました。

翌年2月に「チルミン」を閉店した服田さんはIDPチームの一員となり、当社(株)美和ギャラリー設立後、初代「クリムト」の店長としてコーヒーショップ「クリムト」を成功へと導いて行きました。

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