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サバイバル英会話

シンガポールに来て1年以上たちました。
もともと仕事で英語は使っていましたが、やはり英語が第一言語の現地にいるのと、日本で仕事で使うのとはだいぶ違うなあと思いました。

日本にいたときは仕事の20-30%程度が英語でしたが、こちらでは95%英語です。また関わる人はネイティブとは限らないのも面白いです。人によって相当発音の癖が変わるので、大変いい勉強になっています。

さて、本記事ではそういうノンネイティブの雑多な国籍民族の集まるところで、特に重宝した言い回しをご紹介します。

私は英語のプロでもなんでもないので、おそらく文法的には正しくないセンテンスも多いと思います。
本記事の趣旨は、「ノンネイティブの私が、ネイティブにもノンネイティブにもわかりやすく伝わった単語や文章」をご紹介することです。

英語教室ではなく、実際に意味が通り、角もたたずに伝えられたよ~という言い回しをシェアできればと思います。

Prefer

これマジで使えます。単語だけだとわからないと思うので、いくつか文をば。

Do you prefer this time slot? (こちらの時間のほうがいいですかね?)
If you prefer another time slot, please let me know. (他によりご都合のいい時間があればお知らせください。)
I have no preference. (どっちでもいいですよ。「気にしない」と言いたくて I do not care なんて使わないでくださいね。)

そもそも英語で「want」というとちょっと砕けすぎというか幼いというか、あまりビジネスの場では使用しません。代わりに「I would like to」などを使うと思いますが、なんかコレジャナイ感がでてくるんです。
そこでこのprefer!OOしたい・OOしてほしいですか?のとき、wantよりも馴染みます。ratherも似た用法ができるので、調べてみてね。

If I may add...

そもそも英語で意見を言うのって最初のほうは結構怖いと思うんですよね。
それまで会話がされてたのに聞き逃してたんじゃないかなとか、自分なんかが言っていいのかとか。
まず、その心配は無用です。なぜなら欧米(とくに米や豪)コンテクストであれば、「どんな発言でも発言した人がえらい。何も言わないやつはnon added valueでその場にいる意味がない。また他のだれかの発言をけなすやつはクソ」という共通認識があります。(少なくともいっぱしの企業に勤めるレベルの人の間ではそうです)
なので、まず変なこと言っちゃう心配は捨てましょう。なにも言わないのがワーストケースです。必ず何か発言しましょう。

その発言のときに、誰かの発言にプラスして自分の主張を織り込むとやりやすいです。そこでこの「If I may add...」!
文頭につけるだけで謙虚に響きます。

correct me if I am wrong

上と重なります。自信がないときに「間違ってたら教えてね」で使います。ただネイティブの方はあまり使わないイメージです。中華系やインド系の方が多用します。
Maybe I am missing the point/ If we are talking about the same thing
なども、的外れなこと言ってないか不安な時は文頭に言うといいでしょう。

I am not sure if I am adding value to this subject.

よくわからない雑用をしちゃっているときは、この文章です。

もちろん新卒が使っちゃだめですが、自分にそれなりの役割や責任があるのに、なぜ自分がやっているのかわからないような単純作業があるときは必ず上司に相談すべきです。だいたいの場合、上司はあなたがそんな雑用に時間を費やしていることを知りません。ときには感謝すらされます。
この文自体は「この議題に関して付加価値のある仕事をできているか自信がないのですが、、、」と非常に丁寧に言ってますが、その実は「なんで私がこんなことしてんねん」ということなので、使用する場面には注意しましょう。また頻度にも要注意です。ここぞというときに使用してこそ、パワーを発揮します。

その他、つなぎや使えるセンテンス

  • What I mean is/ In other words
    なんか色々はなしちゃって、とっちらかった時に使えます。

  • Are you the right person to contact? (If not, is it possible to forward this to the right contact?)
    海外へ問い合わせをするとき、そもそもその人が担当なのかよくわからないことも多いので。

  • You see what I mean? / Are you with me?/ Any questions?
    自分の言っていることがうまく伝わっているか確認するときに便利。

  • I am totally aligned with you/ I am on the same page
    完全に同意です。I cannot agree more はより強調したいときに使います。

  • とりあえず名前を呼びかける
    こちらにはお疲れ様ですとか失礼しますとか便利な言葉がない!笑
    とりあえずハローとかの代わりにただ名前の呼びかけでOKなんだなって思いました。

  • You make my life easier
    親しい部下に使います。これを上司に言われたら相当喜んでいいです。逆に部下がいたら言ってあげてください。

  • I am happy with any place./ You choose.
    お昼ご飯とか「どこでもいいです」と伝えたいときに

  • from the point of view/ Perspective
    OOの観点から

  • in a good way
    やべ、これ悪口に聞こえちゃうかも?と思ったら付け加えとこ。

  • Perfect is the enemy of good
    単に私の好きな言葉です。笑

  • hardly believe that
    I do not think so のかわりに。シンガポールや中国、ドイツとかオランダではOKな感じがするけど欧米の人はここまで直接的に言わないイメージ。

おわりに

最後に、これ私もやってしまうんですが、へらへら笑ってるのよくないです。
様々な憶測や誤解をうむし舐められるので口角あげてきりっとしておくのはいいですが、なんか迎合的にへらへら笑うのは慎みましょう。

あくまで個人の感想の域を出ないというか、まあこんな感じで1年サバイブしましたという振り返りでした。

どなたかのお役に立つことを祈って。アーメン。

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