労災の女


初めての仕事場で入社して間もない頃だったか、
階段から転げ落ちることが続いた。

高校時代、バスケ部に入り、ひどい筋肉痛で
そのまま階段落ちしたことがあった。
数秒の出来事なのに
落ちていく自分の状態、
冷静にそれを見つめる自分がいたことを今でもはっきり思いだす。
ドーン!!と落ちた所がゴミ箱で助かった♪

入社したてのわたしは気持ちも新たにジム通いを始め筋肉痛で階段落ちしたわけではない…

上司に労災の○○と呼ばれる

何でなんだろう

①考えごとをしている

②歩いている

③目の前には階段
その認識がなく一歩前に足を出す

④階段落ち

ということが分かった。

それからは
階段だよー
降りるよー
と自分に認識させ
階段を降りている。


それでも、時々やらかしてしまう。
芝居観劇の帰りに舞台に引き込まれぽーっとしていたら落ちてしまった。
下北沢にある小劇場スズナリで2階から1階へまでの長い階段を転げおちた。
落ちていくわたしを見た友人が
お尻でポンポン~と弾むように落ちていったよ
と言っていた。
頭から落ちなくて良かったよ

スズナリはまだあるのだろうか…


年を重ね足腰弱くなってるよわたし。
いま、階段降りてるよー足元気をつけてねー
とかけ声忘れずに歩こう

いま、落ちたら骨折じゃ済まされない

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