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明日、髪を朱く染めます☆

もともと、「ペリカンロード」(知る人ぞ知る、オートバイライダーの漫画)に憧れて、そして、不良に憧れて、学校外では、アパッチのように髪を2つ分けにして(いえ、昔で言うインディアン、差別語と言われてますが)ジーパン、さばさばした格好で歩いていた私です。

金髪にも染めようと、何度も思い、トライしたのですが美容師さんに「金髪には染まらないですね」と、無惨にも匙を投げられていました。

仕方ないので、今は、適当な茶髪で歩いている私ですが、今度は、大阪のオバチャンに憧れて、ヒョウ柄のTシャツで、外を闊歩しようかと目論見はじめました(笑)。そして、髪を朱く。

完全に独り語りなのですが、ここをブログ化しようと思います。(宣言だぁ!!)


父と家族と実家に世話になっていた頃は、

父の権勢が強く。

しかも、私の父はあの気難しいと評判の、昭和10年生まれなので、

すごく真面目で、しかも、怒ると手のつけられない、かなり横暴な父でした。

けれど、報われない父でいて、あまりに孤独で、私は父から離れられずにいました。父もそんな私がいたから、孤独にもならず、余生をしっかりと終えました。
私も孤独。
うちの家族の兄妹は、孤独をかかえ、結婚もせずにより集まって最近まで過ごしていました。

と、言うのも、母の教育方針もあり、テレビは、殆ど見せない教育。私達兄妹は、現代の子供たちとは馴染めなかったのです。
私には、兄が一人、妹が一人、そしてのこった母が今はボケて老人ホームにいます。

ところで、私は、ここで、再びいいますが、ペリカンロードに憧れて、バイク(は、買えない)ので、革のカバンを投げようかと思います(再び、「ペリカンロード」のストーリーを知らないと訳の分からない話)。

大阪のオバチャンと化し、ヒョウ柄で、闊歩するのです。

家族が、父が生きていたら、なにやら物騒な包丁まで持ち出し、ぷすっと……うしろから刺さないまでもキョウハクし、一生懸命ケンケンゴウゴウ説教して、全部もとの木阿彌になるかもしれません。(比喩)。


今は、父はいません。


湿っぽいことは嫌いですが、私以外信じる者がいなかった父はいません。


世界中で、誰も信じてくれない。孤独だと思ったとき、人は、物凄いなんとも言えない暗黒を見ます。


だから、私は父のことを放っておけず、そんな父は、私のことだけは、最後までよく聞きました。


だから、あなたも、周りの誰かが、世界でたった一人になりそうなら、たった一人の味方になってあげてください。
世界で、たったひとりと思ったときの恐怖はすごいです。


そういう、ディープな話はここまでにして。


父は、もういません。

誤解しないで欲しいのですが、我が家にも、世間並みのほのぼのとした団欒はちゃんとありました。
クリスマスや、盆暮れ、休みの度の旅行。兄妹で、ふざけ合い、冗談にまみれることも。

しかし、私が、結婚して家を出たら、家族は1年ももたなかったそうです。

家に火をつけた母は、私に泣いて謝りました。
「お前だけが、まともだった……」

ここまで、ぶっちゃけるのに、心の咎がありますが、もう、皆、それは関係ないと思います。
兄は、私より強く、母は、ボケてしまい、妹は、ずっと独立して過ごしています。

髪を朱く染めます。
そして、大阪のオバチャン化します。
ガハハハ……、と笑わないまでも、大声で屈託なく笑い、のびやかな人情家を目指します。そして、本来の人生に戻ります。


いつか、ある時、だれかが
「えみちゃん、仮面を外しな」
と、語ったのですが、その頃は、まだ、色々と複雑でした。
もう少し聴いてください。
私は、いつも、周りと協調(を計りすぎるきらいがあるのですが)のため、色々回り道します。
ちいさな事では、強引ですが、大きな事では、周りが納得してから動きます。

晩婚だったのも。
創作に50を過ぎてから、またやりだしたのも。私の方針で、周りが納得し、私が動けるのを待ってから動き出しました。
すべて、積み重ねてから動きます。

と、カッコイイ自分語りをしましたが。

世の中には、自分を押し通す人と、協調を計り、おもんばかって行動する人がいるのです。


私は、大阪のヒョウおばさんになるのです。(大阪には住みませんが)。

はっきり言って、近所では、憶測も飛んだのですが、
うちは、時代錯誤ですが、いちおう会社も経営していたまともな家です。
うわさ嫌いの母と、健壮に見えて奥ゆかしい父が、ひっそりとしていたくて、小ぢんまりと暮らしていたいので、近郊の片隅に引き籠もり、家族で過ごしていました。

事実は小説より奇なり。

そういう人生もあるのですねぇ(おい、人ごとかよ)。


これから、順次、自分のレールに戻ります。
そのための、栄養を婚家が支えてくれて、やっと、なんとか立ち上がれます。

私は、いつも、周りと自分の中くらいをとって歩を進めるので、

自分を通す人から見ると、信じられない人生です。

けれど、М氏の3回忌に、アカウントの(元・鈴木江美子)の文字を取ったら(М氏の記事に「鈴木江美子」で、出てるため)やっと、私は、鈴木を卒業し、父から卒業し、ちゃんとした大人になれるかな?

あ、考えてみたら、ものすごいファザコンだったのですね?(笑)

ご清聴、おつきあいありがとうございました。

明日、髪を朱く染めてきます。

 

トップ画像は、メイプル楓さんの
「みんなのフォトギャラリー」より
いつもお世話になっております😊


 


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