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2020年8月6日の記録 藤岡亜弥−広島にゆかりのある写真家

広島出身の写真家といえば藤岡亜弥さん。藤岡さんは大学在学時から写真家として活動をスタートされ、2007年文化庁派遣海外留学生としてニューヨークに滞在。2012年まで米国在住で、現在は広島にいらっしゃいます。主な作品に「さよならを教えて」「離愁」「私は眠らない」「川はゆく」があります。

一番有名な写真は「川はゆく」に掲載されている下の一枚でしょうか。広島の原爆ドームの前で1人の女の子を中心にして、女子高生達が同心円状にジャンプする姿は彼らにとっては遊びなのでしょうが、原爆が投下された瞬間を想起させるような構図です。

さて、2020年は戦後75年の節目の年でしたが、8月6日に藤岡さんが広島の様子を実況中継されていたのはご存知でしょうか?

コロナ禍に迎えた原爆投下から75年目の8月6日に集まり話す男子高校生。
私は2015年の広島の記念式典に参加しましたが、そのときも右翼による妨害の声がすごかったです。厳戒態勢ですね。
祈る参列者と撮影するカメラマン。
ソーシャルディスタンスで椅子と椅子の距離が遠い。
広島平和祈念資料館を前に。
穏やかな川と観光船、そして原爆ドーム。
8月6日の中國新聞。
夜には明かりが灯される折り鶴。
例年と比較すると参加者の少ない灯籠流し。

藤岡亜弥さんは2018年に木村伊兵衛賞を受賞され、広島を撮る写真家として広く知られるようになりました。平成と令和の広島を記録する写真家として後世にも長く名前が残る人だと思います。

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