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セヴェルナヤ・バレズニ-栃木にゆかりのある写真家 福田俊司

福田俊司さんは1990年代からシベリアに生息している動物を撮影している写真家だ。

ロシアに住む一般人が簡単に入れないような保護区にも地元の研究者と一緒に立ち入り、絶滅危惧種のアムール・トラを撮り続けている。

彼の著書『シベリア動物誌』のあとがきに、「セヴェルナヤ・バレズニ」という言葉が出てくる。

直訳すると"北の病"だ。これは北の生活の厳しさや不便に悪態をつきながらも北方の自然に魅了されて、北国から離れられなくなってしまうことを指している。どうやら、僕もセヴェルナヤ・バレズニに罹ってしまったらしい。
−『シベリア動物誌』より

福田さんの本をめくると、セヴェルナヤ・バレズニ(北の病)に罹った、つまりシベリアに取り憑かれ、突き動かされ、カメラを片手にシベリア中を飛び回った彼の写真が目に飛び込んでくる。

ヒグマが冬眠した穴!(笑えた)

ヴェリカン(巨人)と呼ばれるゲイゼル谷最大の間欠泉!(イエローストーンの写真しかみたことなかった...)

寒さに適応して毛がもふもふになったヤクートウマ!(かわいい)

ツンドラの地平線!(癒し...)

みんなの反対を押し切って孤独に住んでいた老人がホッキャクグマに食べられたという小屋!(オドロキ...)

チュコト海の夕暮れ!(ため息が出るほどの壮観な景色)

写真を引用しろって感じですが、ぜひ彼の写真集を購入して見てみてください。(彼が解説しているインスタもないみたいです...。)(新刊、出ないかなぁ)

これからの人生で一度も生で見ることのないような景色や野生の動物を代わりに撮って紹介してくれてると思うと、写真集を買うのは高くない...!?

アムールタイガーセンターのインスタグラムに、福田俊司さんが50日かけて待ち続けて撮った1枚が紹介されていたので見て!

もし、アムール・トラが絶滅したら彼の写真は本当に貴重なものになるんだろうなぁ。







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