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江戸末期に狩野派に絵画を学び、アメリカ人に写真を教わる-静岡にゆかりのある写真家 下岡蓮杖

下岡蓮杖(1823-1914)という名前を今日まで聞いたことがなかった。

長崎で上野彦馬が写真館を開いた年と同じ年に横浜で写真館を開いた人だという。静岡生まれの下岡蓮杖は、横浜に移り住み、アメリカの総領事ハリスの通訳などに写真を学び写真家になったらしい。

伊豆・下田が写真家下岡蓮杖を推して街づくりをしている。一時期は商工会議所や東京の写真美術館も巻き込んで下岡蓮杖に関する研究を進め、報告書をまとめるなどしていた。ブログは途中で止まっているけれど、下岡蓮杖を讃える祭りや彼にちなんだ地元の写真賞もあるなど、その灯火は消えていない。

2014年には〈没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖〉と題して東京都写真美術館で展覧会が開かれ、彼の功績が紹介された。
気になったのが、協賛している会社。ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網。メディアと印刷会社は分かるけど、生活用品、建設、保険関連の会社も協賛ってするんだね。学芸員さんって、自らこういうところに営業に行くのだろうか...、それとも話が向こうから来るのだろうか...。

大学の後輩が下田で海洋学の研究をしているので、いつか遊びに行くねと言いながら2年くらい経過してしまった...。後輩を訪ねるついでに、下岡蓮杖の史跡を巡りたい。そんで、温泉にたっぷり浸かりたい。




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