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【白斑diary】尋常性白斑・私の治療記録

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2022年春、首にぽつんとできた小さな白斑に気づき。その後、治るどころか全身にみるみる広がり、治療のため皮膚科へ毎週通うことになりました。現在も塗り薬と光線療法を継続しています。…
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#健康

【白斑diary⑪】光線療法を始めて一年が経ったよ~近況報告~

尋常性白斑という病気になって1年6ヵ月。 更に、光線療法という治療を受け始めて、今月でちょうど1年が経った。 【最初はこちら】 【前回の記事はこちら】 ◇ 面倒くさいと感じながらも、毎週一回、律儀にキチンと通い続けている。 前回の記事から半年以上も間が空いてしまったけど、この間、少しだけ変化があった。 まず一つ目が、新しい薬が追加されたこと。 アトピー性皮膚炎用の塗り薬とのこと。だけど、免疫の過剰反応を抑える薬であることから、これを塗って白斑が良くなった例があるそ

【白斑diary⑨】慣れてきたけど、新鮮な気持ちで…

病気ネタはあまり読まれない。 特に、今、私が患っている「尋常性白斑」という病気は、あまりメジャーじゃないから、よほど関心がある人でない限り、このシリーズの記事はめったに読まれることはない。 だけど、人に読んでもらうため」というより、自分自身のための記録用として、この【白斑diary】を書いている。 いつ発症して、いつ頃から治療を始めて、どんな治療をして、どいういう経過を辿ったのか…ということは、その時はしっかり覚えていても、数か月が過ぎるとケロッと忘れてしまうものだ。これ

【白斑diary⑤】日焼けさせたい箇所・日焼けしたくない箇所

前回の記事では、光線療法5回目の様子について書きました。 今回は、6回目と7回目について。白斑の治療日記です。 ◇◇◇ 「次回から、自宅で日焼け止めを塗ってきてくださいね」 と看護師さんから言われたことを受けて、光線療法の日の朝、私は身支度の際に、カラダにできた白斑に軟膏を塗りつつ、更に、白斑以外の箇所には日焼け止めを塗布した。 やってみて気が付いたけど、白斑に軟膏を塗るのは簡単だけど、白斑以外の場所に日焼け止めを塗るのって、意外と難しい。 『塗り絵』で例えると、メ

【白斑diary④】施療前に日焼け止めクリームを塗る

白斑の治療で週1ペースで皮膚科に通うようになって、早いもので一か月半が経った。 気が付けば、セミの鳴き声が聞こえなくなり、代わりに赤トンボが飛び始めている。 白斑治療…といっても、ビタミンDが入った軟膏を朝と晩に塗り、光線療法(紫外線療法ともいう)を受けに皮膚科へ週一回通うというもの。 これで本当に治るのかな?…と一抹の不安はあるけど、今は信じて頑張るしかない。 ◇ さて、前回のお話では、3回目の光線療法で、紫外線を浴びる時間を長めにしたところ、白斑がないみぞおち部

【白斑diary③】光線療法3・4回目/耳がダンボになるひととき

前回はこちら 前回は、CORONAの影響で皮膚科の診療がストップしてしまったことを書いたけど、その後、病院は無事に復活し、私の光線療法も再スタートした。 二週間ぶりに皮膚科に行くと、待合室の患者さんは少なくてヒッソリしている。 空いている席に座ると、隣の男性は外国人だった。 多分、南米系の方ではないだろうか。(なんとなく雰囲気で…) お連れの方と並んで座り、診察を待っている様子だった。 椅子に座って、スマホを出したところで、「Emikoさーん」と呼ばれたので、慌てて

【白斑diary②】光線療法2回目はコタツの中の焼き魚

この夏から、毎週一回「光線療法」を受けに皮膚科に通っている。 私が通っているクリニックでは「光線療法」と呼んでいるけど、要は紫外線を照射する治療方法なので「紫外線療法」とも言われている。 私は『尋常性白斑』という病気にかかっていて、皮膚の深部にある「メラノサイト」(メラニン色素を作り出す細胞)が、ぽつぽつと消失してしまい、それがどんどん広がっていき、今はカラダの一部分が色抜けして白くなっている。 そこで、この白抜けした部分に特殊な紫外線を当てて、メラノサイト細胞を再生し

【白斑diary①】失って初めて知ったよ~!「日焼け」は尊いカラダの機能 ~「白斑」その後~

実は私、この4月に「白斑」になりました。 3月の終わりに、ふと、首の一部分が白く変色しているのを見つけて、ビックリしたのが始まりでした。 ネットで調べてみると、「広がるかもしれないので、早く病院を受診した方が良い」とあり、それで慌てて皮膚科に行ったんですよね。 そこで受けた診断が「白斑」でした。 これは、皮膚の色素が白く抜けてしまう病気で、有名人だと、マイケルジャクソンも白斑だったと言われています。 この病気、別に痛みや痒みがある訳ではなく、健康面では特に問題はないの