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南大東島(沖縄県東端)

企画の経緯

年明け2泊3日の連休期間での旅行を企画。少し行きにくい目的地を検討し、少し久しぶりの端旅で、台風中継で知られる南大東島をチョイスしました。南大東島は何と言ってもフェリーの場合クレーンで上陸する島であることに惹かれました。

しかし、連休2泊3日で上陸するには船利用は時間的・スケジュール的に不可能のため、那覇からの飛行機利用で検討、また沖縄県の最東端は南大東島の北隣りの島、北大東島(日本最短の航空路線)になるのですが、2島訪問は難しいとして南大東島に絞りました。

ちなみに私は基本的に旅行期間が短い為、離島訪問においても日帰り訪問が基本です。

目的

①連休2泊3日で沖縄離島を目指す
②連休価格のなか、できるだけ安値を検討する
③沖縄本島で世界遺産の見学をする


旅程

南大東島は那覇から空路となります。那覇までは連休料金で高めになっていたので、ルートを少し工夫してみます。那覇を拠点にして南大東島を日帰り訪問、世界遺産である久高島の訪問をして帰阪の予定としました。

アクセス

▼神戸港(スカイマーク)>下地島空港>宮古空港(JAL)>那覇空港
関西から那覇の直行便ではなく、10:40神戸空港からスカイマークを利用して下地島空港へ。
宮古島4.5h滞在のち18:00宮古空港から那覇空港へと向かいます。

▼那覇空港(JAL)<>南大東島
日帰りで南大東島を往復します。
8:00那覇空港>8:55南大東島、約6時間のち15:30南大東島>16:40那覇空港で本当へ戻ります。

▼那覇BT(バス)<>安座真港(高速艇)<>久高島 徳仁港
那覇から安座真港へは斎場御嶽(せーふぁうたき)行きのバスを使って向かい、9:30安座真港から高速艇で久高島へ渡ります。

▼那覇空港(スカイマーク)>神戸空港
16:15那覇空港から神戸で関西へ戻ります。

現地移動

▼宮古島観光(レンタカー)
下地島空港から宮古島空港へはエアポートライナーを利用し、宮古島空港近くのレンタカーを借り宮古島を観光します。

▼南大東島観光(レンタカー)
空港でレンタカーを手配、島内観光。島内のガソリンスタンドは定休日のため走行距離で燃料代を支払します。

▼久高島観光(レンタサイクル)
久高島は一周8km程度の島、レンタサイクルで回ることにします。国造り神話の残る島で神話の舞台に行きます。


旅の内容

宮古島

初の宮古島でスカイマークで下地島空港を利用しました。下地島空港は、今まで離島訪問したなかで一番気持ちのあがる島へのアプローチでした。着陸後、空港施設に向かう場所に植林された歩道が整備されていて、心地よくなったところで、空港施設は中庭に水盤のある、リゾート施設の佇まいで驚きます。すぐに空港から移動するのが惜しいほどでした。

下地島空港施設

三大橋を巡って素晴らしい景色を堪能し夕方、宮古空港から沖縄本島へ移動しましたが、4時間滞在だったことが大変残念で、宮古島単体の再訪したいと強く思いました。

伊良部大橋からの海景色

南大東島(沖縄県東端)

今回のメインとした南大東島は台風中継で有名です。
なかなか行こうと思うきっかけの少ない場所かもしれませんが、私はフェリーでの上陸方法がクレーンと知り興味を持っていた離島です。位置的には沖縄本島から東へ約360km。気になるフェリーでの訪問は週末旅行では難しいため、飛行機での日帰り訪問です。なお、南大東島は琉球文化圏ではなく、開拓者が八丈島出身者のため、八丈島の文化に寄っていて、特に島寿司は、まったく八丈島のそれです。
なお、沖縄最東端は13kmほど離れた北大東島になります。今回は訪問日数の都合上、飛行機の予約上都合のよかった南大東島を選択しました。

島では私はレンタカーでフェリーの接岸する複数の岸壁と、岸壁の島をくりぬいて作られた要塞のような漁港、中央部のサトウキビ畑とその下に存在する鍾乳洞見学をしました。絶海の孤島を感じる岸壁は、入植時によく上陸したものだと感心せずにおれませんでした。

すけるような海の色
巨大な鍾乳洞の入り口
星空のようにも見える鍾乳洞の天井
島の学校や生活を感じる記念の壁画

久高島(世界遺産)

那覇市内から斎場御嶽(せーふぁうたき)行きのバスに乗り安座真港から、久高島行きのフェリーで上陸します。沖縄最高の聖地として世界遺産に登録された、神の島。安座真港からの距離は近いため、那覇市内からの往復手段が調達できれば、簡単に日帰り訪問できます。私は、最終日の午前中に訪問し、夕方の飛行機に間に合わせて戻りました。

久高島への玄関、安座真港

自転車で独特の石塀を持つ集落を超えて舗装のない道を自転車で進んで琉球神話のアマミキヨが降り立った地とされるハビャーン、カベール岬へ行って海を眺め神話に想いを馳せました。
そしてフェリーで本島に戻った後は、斎場御嶽を失礼ながら速足見学し、空港へ向かいました。

久高島遥拝所で、久高島が聖地であることをさらに認識する

各々短時間づつの滞在、観光ではありましたが、見どころのある充実した離島旅をすることができました。

左上から時計回り:みやこ下地島空港の空港施設へのアプローチ/隆起サンゴ礁の島、南大東島にある星野洞はサトウキビ畑の下に広がる/南大東島の岸壁にあるプール/島寿司/南大東島の岸壁すぐの海/久高島、ハビャーン/宮古島、神社の狛犬

旅を終えて

今回は年始後の連休で、通常では天気の悪い時期であるにもかかわらず、素晴らしい天気に恵まれ充実した端旅をすることができました。やはり離島は「晴れていれば」と天気による旅の満足度の落差が激しいため、今回の幸運には感謝の一言です。

日本の端に行き、鮮やかな海の色とまぶしい日差しのなか神社に参詣したりしますと、日本の文化圏の広さを感じずにおれません。今回の旅も多くの印象的な景色を知ることができ、満足のゆく旅になりました。

以上


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