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GW第1弾_見島(国境離島/山口)

企画の経緯、旅先の空白地帯

訪問先についてはGoogleのマイマップ機能を利用して、訪問先を登録しているのですが、ところどころに広域に渡って存在する訪問空白地帯があります。山口の日本海側はその一つでした。

ところで日本の国境に行こう!!のページを見ていると丁度、国境の離島エリアに見島エリア(山口)を見つけました。
これは…啓示ですよね。


旅程

アクセス

▼大阪>山口
今回はフェリーの新造船直近運行開始を認識していたので利用し、門司(北九州)入りの山口で企画しました。ちなみに帰りは渋滞の懸念から安全策をとって新幹線とします。

現地移動

旅の概略を山口在住の友人にしたところ、友人とそのご家族から同行希望のリアクションを頂き、なんと車で山口を案内していただけるという幸運が舞い込みました。

目的

国境の離島、見島に上陸する。萩市沖約45kmに浮かぶ小さな離島で滞在は約3.5h。端っぽい景色が見れたらいいな。そして山口で行きたかった角島、元乃隅神社、萩の世界遺産を含む名所もぜひ行こう、としました。


旅の内容

旅のアルバム

左上から時計回り:萩反射炉(世界遺産)/門司港駅/室内から城下町を見る/瑠璃光寺五重塔(国宝)/嵐の角島大橋/素晴らしい宿の食事/見島にて/嵐の元乃隅神社

アクセスについて

金曜夜、仕事を終えて名門大洋フェリーに乗船。瀬戸内航路は大浴場があり、比較的電波もよく入り、揺れもほぼなく、ホテル泊のようにのんびり過ごせます。
まだ長距離フェリーすべてに乗船してはいませんが、きっと全部乗船したあとも、瀬戸内海航路は一番好きだろうと思います。

上陸

上機嫌で眠って起きた朝の門司港は、土砂降りでした。午後からよくなる予報に望みをもちつつ、まるで私についた穢れを祓うが如き雨で、水煙のたつなか門司港駅前の広場で友人と合流し、関門海峡を越えて山口観光を開始しました。

▼角島・元乃隅神社
写真で見る角島と角島大橋の景色は、まるで海にハサミを入れたような美しい景色で訪問を夢に見ていました。…嵐でした。荒れ狂う海に伸びる角島大橋は異世界に迷い込むような、見たことのない風景になっていました。

元乃隅神社も、まだまだ晴れず…嵐でした。100mに渡って並ぶ鳥居が防風林となって安全地帯になっており、こちらも異世界にワープしそうな不思議な空間になっていました。

どちらも晴れならば渋滞でたどり着くだけで苦労するところ、悪天候の庇護の元、まんまと自分たちだけの景色で観光をすることができました。

▼萩(明治日本の産業革命遺産)
登録は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を世界文化遺産として登録された、九州・山口を中心に静岡県や岩手県など全国8県11市に分布している遺産です。この広範囲に渡る構成資産の存在が、明治時代の当時の日本の状況を意識できる、おもしろいパッケージだな、と思いました。

▼見島(国境の離島)
翌日は好天に恵まれましたが、時化で波が高いため同行者は別行動とし、一人見島へ渡り、徒歩で島を散策しました。
端の景色として選んだのは、観音崎宇津観音堂(記事のカバー写真)で、舞台性がある面白い景色でした。ほかに見島ダムなどを目指して歩く中、島で大変印象に残ったのは棚田の景色でした。季節もよく、水を張った棚田は静かで個性的で美しかったです。

地形がわかる棚田の風景

帰路

見島から萩港に戻ると、新幹線乗車駅の新山口に向かいました。友人のご家族おすすめの国宝瑠璃光寺五重塔に立ち寄り。ゆったりしたお庭に五重塔の檜皮葺屋根が品格を醸し出していました。


旅を終えて

今回は、友人とそのご家族が山口を案内してくださるという幸運に恵まれ、一度に多くのいいとこどりをしたような贅沢な内容なのに、一人旅の自由さを損なうことなくたくさんのことを見聞きできた、大変贅沢な楽しい旅になりました。

人のご縁にたくさん感謝をして、この旅は終わります。

以上


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