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家を探そう! in Adelaide:ドキドキ初回編 - 各論 4-6)inspectionと物件への申込み

ここからが家探し本番かもしれません。そして、手間と時間、そして気力がかかるところです!!


1. インスペクションとは?

インスペクションとは、いわゆる「内見」のことです。
場所、間取り、日当たり、水回り…などなど、物件に実際に行って見てみる、という作業になります。
そして、どのツールを使って物件を探すにしても、貸主(オーナーや不動産屋)は、新築時の「盛った」写真をアップしていることもあるので、実際行ってみたら全然違うわ!みたいなこともあり得ます。

2. インスペクションの予約をする

FacebookやGum treeを使って物件を見つけた方は、オーナーとの直接やり取りになるかと思います。電話、テキストメッセージなどですね。
ここでも、「内見にはお金がかかる」と言われたら、絶対詐欺です。いい条件であっても、撤退です。インスペクションは「完全無料」です。

私の場合は、Realestate.comのアプリを使用してインスペクションの予約を取りました。その際の手順をご紹介します。

気になる物件の詳細記述を読み込もう!
サイトの物件詳細説明のところに、「インスペクションの予約をどうやって取るのか」ということが書いてあることがあります。いくつかのバージョンがあるので紹介してみます。
☆Ver. 1:
 
すでに物件ページに記載してあるインスペクションの時間に物件のある場所へ行く。
☆Ver. 2:
 各論3でお話しした、事前審査サイトに必要書類・情報をまずアップロード(これがやってないとそもそもインスペクション受け付けてもらえない)
 ↓
 不動産屋から日程の連絡くるか、こちらから不動産屋にインスペクションの日取りを相談・依頼
☆Ver. 3:
 Realestate.comの「Enquiry」ボタンから、インスペクションをしたいことと希望日時を入力して、メッセージを送り、返事を待つ。
☆Ver. 4:
 Realestate.comやDomainに載っている担当不動産屋もしくはオーナーの連絡先へ直接メール・電話で連絡して交渉。

時間との戦いでもあるので、「とてもこの物件いい!」というものがあれば、もう直接不動産屋・オーナーへ連絡をとって、熱意を伝えて個別にインスペクション日時を設定してもらうくらいの勢いがいいのではと思います。Ver. 1のいわゆる「Open inspection」は結構たくさん人がやってきます(何せ、公募ですから…)。Ver. 3で返事を待つ場合、もう前回のインスペクションが終わっていたり、Ver. 4のような個別アポイントメントをとった人がすでに入居手続きを始めていたりして、返事として「内見お断り」のメールが来るというパターンもありました。インスペクション自体は土日開催もありますが、不動産屋からの連絡は基本平日の日中にしか来ませんので、そこも注意が必要かと思います。

3. インスペクションに行く前に

基本的に、インスペクションの時間は現入居者がいる場合はその方の都合も鑑みて実施されますので、一般的に15分間、長くても30分間です。
遅刻厳禁。
ですから、現地までの交通手段の確認と、スケジューリングは絶対必要です。なんなら、物件まで1回行ってみておく、くらいの方が、周囲の雰囲気もわかって良いと思いますし、車で行く場合はインスペクション当日の付近の駐車スペースの確認もできます。時間帯や、天気によっても雰囲気が違うこともあるでしょうし。
また、Google street viewで周囲の状態を確認してみるのもお勧めです。ちゃんと物件が存在しているか確認できます(scam (詐欺)の中には住所に行ったら物件すらなかった、というのもあるらしいです…こわー。)し、ここでも外観を見ることができます。
そして、同じ時刻に複数箇所で希望物件のインスペクションが開催される場合は、同居(予定)者との手分けや、私のように1人しかいない場合は優先順位付けが必要になりますので、そこも対応が必要になると思います。

個人のやり取りの場合は、前日に「明日○時にインスペクションの約束していますので行きます」と確認のための連絡をしておくほうが良いかと思います。不動産屋仲介の場合、個別にインスペクションに申し込んでいる場合(=Ver. 1以外)は、リマインドのメールが届きます。

インスペクションが遅い時間になる場合は、帰宅も遅くなりますし、現地でのトラブルを避けるため、特に個人交渉のケースは1人行動は避けたほうが良いように思います(友人に一緒に行ってもらうなどの対応を)。

当日の所持品としては公開されている物件の情報、条件を手元に持っておくと良いと思います。新規に家具購入の必要があったり、家具ごと引っ越す方は、メジャーや、写真を撮影できるカメラ/スマホはあったほうが良いかと思います。

4. インスペクションに到着

早めに到着するのが絶対におすすめです!
私は30分前を目安に行きました(道に迷いやすいこともあって…)。
まだ誰も来ていなさそうであれば、周囲をぐるっと歩きで巡ってみることをお勧めします。先に書いたように、周囲の環境・施設・雰囲気の確認や、物件の外観も余裕を持って見ることができます。
応募者多数の場合は行列ができて、先着順に何組かに分かれてインスペクションに入ることになります。行列の前の方を狙いましょう(笑)
早めに入れれば余裕を持って物件内を見れますし、気になった点をしっかり不動産屋やオーナーに質問もできます。
また、規定の時間より早めに到着している場合、少し早めにインスペクションを開始してくれる不動産屋もありました。

5. 何を見るのか?

たくさんあると思いますので…このページが大変よくまとまっていると思いますので、参考にされてください(怠
シェアハウスについて書いてありますが、1人暮らしの家探しにも通じます。
異なるのは、あとは駐車場のチェックとお隣さんがどんな人か、くらいでしょうか…


6. インスペクションが終わったら

個人でのやり取りであれば、お礼と、いつまでに返事をするのかといったことを送っておくのが良いと思います。申し込むにしても、お断りするにしてもきちんと返事をすることは大事だと思います。

不動産屋仲介の場合は、その物件に住みたい、となった場合は、実際に申し込む作業が必要になります。メールもしくは、専用サイトを通じて申し込む形になるかと思いますので、インスペクションの際に不動産屋に確認しておく必要があります。専用サイトを通じての入居申し込みの場合は、申し込みをしても、どこか先に決まったり、他の物件の方がが良くて取り消したい場合などは「withdraw(取り下げ)」ができました。

また、シェアハウスの場合、デポジットを現金で支払うこともあるようですが、今回の私の不動産屋仲介のケースでは、それはありませんでした。

さあ、ここまできたら祈りながら返事を待ちましょう!!!!!!


住宅難のオーストラリアなので、いい物件に出会えるか否かは「時の運」という感じが強いです。その中で、気になる物件があれば、短期集中でインスペクションに申し込んで、実際に見に行ってみることをお勧めします。長期になればなるほど、家が決まらない焦りで気持ちが荒んで沈んでいきます(泣)
私は、仕事開始まで時間があったこともあり、アデレード到着5日目に最初のインスペクションへ行き、その後約10日間で計5件巡りました。ただ、決まらない間は本当に気持ちが辛くて、住むところがなくなるのでは?とか、条件を考え直したほうがいいのでは?とか、Airbnb滞在をもう少し延長するか?など色々プランBやCを考えてぐるぐる気持ちが落ち着きませんでした。

インスペクションは大変な作業ですが、最後きちんと決まるまで油断できないので、色々気力で行ってみて選択肢を広げておくのがいいのではと思います。



このような感じでしょうか。
長い話にお付き合いくださりありがとうございます。
また気づいたことがあれば追記します。

では次回に続きます!
(以降は現在進行形なので、Upは遅くなるかと思います…)




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