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合わない副業/複業の避け方

大手企業の副業解禁や新型コロナウイルス感染症拡大によるテレワークの推奨で、複業への需要はここ数年急激に高まりました。特に最近、複業での参画を経て正式に転職をする「お試し転職」なども増えている印象です。

複業したい人にとっては、スキルアップのための挑戦の場が増えたり、腕試しできたりして喜ばしい状況となりました。ただ、逆に「一見よい求人」でも働きはじめてから困っているケースも散見されます。

そこで今回は、自分に合わない副業/複業を避けるためにチェックすべき3つのことを紹介します。

1:評価基準

募集要項の必須項目を満たしていたり、経験のある業務だったりしても、稼働後の評価ポイントが何になるのかを事前に確認することが大事です。

複業人材の募集は大きく2パターンあります。1つ目は短期的なプロジェクトへの参画、2つ目は中長期を見据えている場合でもまずは期間を決めて動きはじめ、双方にメリットがあると考えたら継続するパターンです。

ただし、どちらにせよまずは目先の業務を想定した求人票がほとんどです。そのため、参画したあとすぐから方針転換やゴール設定の変更が予想されます。また、担当者との温度感が合わなければ対応に困ることもしばしば発生するでしょう。

だからこそ、ゴール設定はもちろんですが、それ以上に評価されるポイントが何になるのかを確認することが大事です。

2:レス/意思決定の速度

一緒に仕事をする人のレスの速さは超重要です。特に複業の場合、限られた時間で取り組む人が多いと思います。そのため、概ね半日返事がない人が窓口の場合、ほぼ進捗が生み出せないなんてことも起こり得ます。

そこで、メインの窓口となる方のレスの速さがどの程度か、急ぎの場合は別のツールなら見てくれるのかなど、事前の確認・対策をオススメします。ほかには、時間の短い定例を週に数回設定しておくことも有効です。

ついでに、意思決定にかかるフローや期間の確認もできると、提案ごとや依頼も早め早めで行えるのでおすすめです。

これらを怠った場合、自身は時間的に余裕があっても、稼働が減り、報酬も減額せざるを得ない、なんてことも発生するでしょう。ほかにも、改善提案できなかったこちらに非がある!なんて思われる可能性も。不本意なので、働き始める前の確認がおすすめです。

ただ逆も然りなので、こちらも①チャットを返せる時間、②実際に稼働できる時間はそれぞれ明確に伝えましょう。

ちなみに、最も有効なのはやはりオフィスへの出社です。とはいえ複業であればオンラインを前提にプロジェクトを進めることが多いと思います。最終手段としてご利用ください。笑

3:信頼関係の構築

結局、最終的には自分自身が覚悟をもって取り組めるかが大事です。複業どうすれば成功しますか?とよく聞かれますが、本人がどこまで当事者意識を持って意見できるか、手を動かせるかが全てだと思います。

そのため、ここで責任感を持って働けそうか?チームと信頼関係を築けそうか?といった要素は、参画前のコミュニケーションの中で感じ取り、その直感を大事にすることをオススメします。


複業をはじめたい方が、自分に合う素敵な組織やプロジェクトに出会えますように。


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