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【コバトンと学ぶこども統計クラブ】で統計を学ぶ

こんばんは!DATASaber認定目指して奮闘中のEmiです。
これまで「統計学」を学ばずに過ごしてきた私に、師匠がオススメしてくれたのが【コバトンと学ぶこども統計クラブ】です。
ざっくり説明すると「埼玉県が作成している、こども向け統計学習コンテンツ」です。
”こども向け”というところがいいですよね!
私でも理解できそうな気がします!!
今回は【コバトンと学ぶこども統計クラブ】で学んだことをまとめていきます。

はじめに

「コバトンと学ぶこども統計クラブ」は、小学生の女の子(あやの)と男の子(はかる)が、読書週間で自分が読んだ冊数がクラスのみんなと比較して多いか少ないか、次の読書週間の目標はどう決めたら良いのかをコバトンと一緒に考えていく、というストーリーです。

1.統計って何だろう?

・数の多い物事の様子を調べるときに使う「道具」
・その物事の性質や特徴を数えたり、図ったりしたものをまとめて数字で表したもの
※数字で表せないものは統計にはならないので、直接数字で表せないものは何とか数字で表せないか工夫してみる

2.統計ってどうして必要なの?

①ただ数字を並べた表では見えないものが見えてくる

クラスのみんなが何冊読んだか数字だけ並べるよりも「●冊読んだ人が●人」と統計表で表すと全体像が把握しやすい

②数字で表すので正しく大きさを比べることができる

人の感覚だとズレが生じる

③統計をもとにした考えなら、他の人も確かめることができる

平均・最頻値・中央値のどれを「普通」と定義する?
(例)クラスメイト(36名)が読書週間に読んだ本の合計ページ数
 平均:全員分のページ数を足して、36で割った数
 最頻値:ページ数を同じ幅で区切ってグループを作って、
     一番多くの人がいるグループの真ん中の数字
  ※区切り方を間違えると、統計の読み取りも間違えるので要注意!
 中央値:ページ数が少ない順に並べて、18番目の人のページ数と
     19番目の人のページ数を足して2で割った数

④数字で表されるから、正しく考えることができる

あやふやなものを基準にすると間違った方向に考えが進む危険がある

※統計を作るのも使うのも人間であり、統計の数字の後ろには必ず人間がいる

3.統計って何に使うの?

①国勢調査(人口統計)

人間の活動の多くは人間を相手にするものだから、とても重要。
お店や道路、駅、住宅地などどこにどれくらいのものが必要なのか計画を立てるときに無くてはならないもの。
国会議員選挙の選挙区を決めるのにも国勢調査を使うことが法律で決められている。

②産業の様子を知る

どんな農作物がどれだけ作られているか。
工場でどんな製品がどれだけ作られているか。
お店でどんな商品がどれだけ売れているか。
※良いことも悪いことも含めて正しく知ることが大事
 →本当に必要なところに必要な支援を行うため

③医療

ワクチンや薬がどのくらい必要になるか予測を立てる。

④スポーツ

野球の打率、防御率、球種、成績など数字に関すること。
サッカーのボール支配率、失点が多い時間帯などのデータ。
「勝つため」にデータを集めて分析している。

⑤コンビニ

いつ・何が売れたか、一緒に購入されているものは何かなど、レジを通してデータを集めている。
適正な発注量を決めるためにデータを利用している。

⑥その他

  • 医学、天文学など科学の研究

  • 鉄道などの交通機関の運行計画

  • 入学試験によく出る問題の分析や偏差値の計算

  • アンケート調査

  • テレビ番組の視聴率

  • 音楽、映画などの人気ランキング

4.統計ってどのように作るの?

①問題をとらえる

「知りたい、知らせたい、何とかしたい」ことをはっきりさせる

②計画を立てる

問題を解決するには何をどうやって調べるか、計画を立てる。
既存の統計を使うときは、どのデータを調べるか計画を立てる。

③統計データを集める

計画に沿って調査用紙を配ったり、ヒアリングしたりしてデータを集める。
既存データの場合は、図書館やインターネットなどで集める。
集めたデータを整理する。

④統計データをまとめる

③で整理したデータを、目的に合わせてまとめる。
問題解決の参考となる数字を計算する。

⑤まとめた結果から読み取る。そして生かす。

まとめた数字から、物事の様子を読み取る。
その数字が問題解決につながるか考える。
読み取ったことを実際の問題解決に生かす。

おわりに

次の読書週間の目標を立てるため、頑張ってデータを集めてまとめて読み取っていった結果、どんでん返しが待っていた!!
「このままうまくいくと思ったのに、どうするんだ、コバトン!?」
と思いながら、我が身を振り返ってみると似たようなことはまま起こっていることに気が付きました。
【問題のとらえ方を誤っていたらそのあとの分析は意味のないものになってしまう】ことはよくよく肝に銘じておこうと思います。
そして統計の作り方を見ていると、この流れ、どこかで見たような・・?
はっ!ビジュアルアナリティクスのサイクルにそっくり!!

ついついVizを作成して満足してしまう(作ることが目的になってしまう)のですが、「何を知りたくて、知らせたくて作っているのか」という本来の目的を忘れずにViz作成をしていこうと改めて思いました。
ありがとう、コバトン。

最後までお読みいただいてありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう!

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