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一物全体(いちぶつぜんたい)

「いのち」または「宇宙」の視点から物事を見たとき、
この『一物全体』というマクロビオティックの考え方に、とても感銘を受けました。

写真の「ひじきの煮物」で言えば、乾燥した状態のひじきを戻す水も、捨てずに料理工程で使うのです。
丸ごと使うのが『一物全体』

どんな物も、全部を含めてその生命が成り立っていて、
人間の身体の部位も、余分な部分はひとつもなく、
人参だって、葉っぱが無ければ人参はできない。

なのでマクロビでは玄米を食べることになるのだけど、
そこは体調とよく相談して、
白米にするなら糠は糠漬けにしたり、
私は掃除に使ったり洗顔にしたりして使っています。


人間は不格好な部分や無駄に見える部分を、
隠したり捨ててしまったりすることに
慣れすぎたのかもしれないと、反省することが多いです。

コンポストが流行っているけど、
何でもかんでも土に戻すことを考えるより、
いのち全体をまずは受け取ってみるのが、
自然と仲良く、近づける方法なのかなと、私は感じたりします。


ちなみに、私は沖縄が大好き!
沖縄の人は昔から「豚は鳴き声以外は全て食べられる」と考えているので、血液も骨も内臓も全てをいただく文化がある。

私が小さい頃から沖縄に惹かれていたのは、いのちを大切にする文化を
どこかで感じていたのかもしれないなぁと思ったりします。

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