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コーヒー嫌いだった私、バリスタになります

こんにちは。emi-chanです。
バリスタになろうと思った日から約半年がたったので、これを機に色々と書き留めてみようと思います。

まずは私の自己紹介を簡単にさせて頂きます。

【emi-chan】

・えみちゃん(22)
・青森県出身/仙台に2年在住経験あり
・ブライダルの専門学校卒
・現在社会人2年目突入(前職はヘアメイク兼美容師アシスタント)
・旅行とセルフネイルが趣味

この時点で私の経歴には飲食業どころか、全くコーヒーに関する事は出てこないのであれ?と思われる方が多々いるかも知れません。
実は私も現在、バリスタになっている事自体予想外の出来事でした。
だって、コーヒーは飲まないどころか嫌いなものだったんですから…笑

この先はどうやって私が’’コーヒー’’という世界にハマっていき、’’バリスタ’’になろうと思ったのか書いていこうと思います。


【バリスタRとの出会い】

私が’’バリスタR’’に出会ったのは2019年の5月のことでした。
1人でドライブ中に地元では珍しいモダンの雰囲気のいいお店を発見し、なんとなく入ってみるか…という気持ちで入ったことがきっかけでした。
そこは食事かカフェの利用が選べる形式のお店でした。
私はその時お腹が空いていたので食事の利用を希望し、地元の食材をふんだんに使った料理に舌鼓をしていたときにふと声をかけられました。

「…お1人ですか?」

これが私の尊敬するバリスタRとの出会いでした。
女子が1人で黙々としめ鯖を食べてる姿がよっぽど珍しいのか、ただのサービスなのかわからないけど、1人でいることにちょっとだけ恥ずかしさを覚えたのは今でも覚えてます。
彼はとても愛想がよく、話していくたびに地元が近かったり(このとき家から車で1時間ほどの場所にいた)、店のルーツを教えてくれてとても楽しい時間を過ごせました。
帰る際に彼から「次回はぜひお昼に来てコーヒーを飲んでいってください」と言われ、とてもいい雰囲気の店だしまた来ようと思い適当に返事をし、その日は帰りました。


【美味しいコーヒーとの出会い】

あの日から1周間が経った頃、ちょうど仕事の休みが取れたのと用事があって店の近くに寄ったので彼のいる店へ行くことにしました。
1週間ぶりだし、彼は覚えてないだろう…そんな気持ちで注文をしていたときに彼の方から「お久しぶりです」と声をかけてきて、とても驚きながら返事をしました。覚えているとは…。
「今日はコーヒーを飲みに来てくれたんですか?」
彼はこの前の返事も覚えてて、飲めないんだけどなあ…と思いながらもコーヒーを飲むことにしました。
この時の私はシングルオリジンとブレンドの違いもよくわかららず、オススメしてもらったブレンドを頂くことにしました。
そこはサイフォン式の抽出で、コポコポと心地いい音とともにいい香りが漂ってきてオシャレだなとのんきに思っていました。
まさか、このあとのひと口が人生を変えるとは思わないまま…。
出てきたのは深い煎りの濃いコーヒでした。苦そう、酸っぱかったら?と思いながらまずは砂糖を入れず一口。

「…美味しい」

思わず声に出ていました。
酸っぱいどころか程よい甘みが口いっぱいに広がり、人生で初めてコーヒーを思えた瞬間でした。


【上京と転職活動】

美味しいコーヒーに出会ってから休みがあるたびに彼の店へ通い、徐々にコーヒーの世界にハマっていった頃、店舗の移動を告げられ、同時にほぼ休みが無い勤務に体力的な限界を感じ仕事を辞める決意をしました。
とはいっても、地元には限られた仕事しかないのも知っていたので、これを機に上京しようと決意し7月に東京へ引っ越してきました。

幸い姉が東京に住んでいたので、間借りをして転職活動がスタートしました。

はじめは正社員で自分の経験していたブライダル、ヘアメイク、接客の経験を活かしてアパレル…etc.
この時バリスタなんて考えておらず、安定と休みがあれば何でもいい!という気持ちで転職活動をしてアパレル系で1社内定を頂いてました。
そんな時ちょうどバリスタRが出張でこちらに来るというので、会うことになり2人で東京のカフェを巡ることになりました。
彼はバリスタとはどういう存在なのか、コーヒーとはどういうものであるべきなのか…私に話してくれました。
その話を聞いたに私は、’’バリスタ’’という世界は1番自己パフォーマンスができる場所なのでは。と思うようになり転職活動の結果を見返しては悩む日々が続きました。


【葛藤からの採用】

彼の話を聞いてから、’’バリスタになって最高のサービスを追求したい’’という気持ちが溢れて止まらない反面、安定を求めていた私にとって新しいことへ挑戦するべきか否かとても葛藤していました…。
そんな時、1つの求人が目に入ってきました。

’’オフィスカフェ’’のバリスタ募集中/未経験歓迎

これだと思いました。すぐさま内定先の担当者に電話をし、申し訳ございませんと頭を下げながらこの求人に応募していました。
なぜかと言われたら、私自身仕事の合間に飲むコーヒーが唯一の息抜きであり、もしも提供できるのならそんな落ち着くひとときを提供したいと思う私の思いにピッタリただそれだけでした。
単純過ぎる理由、飲食業が全くの未経験、不安しかなかったけれど人柄の良さを買われて無事採用していただきました。
この時、ようやくバリスタとしてのスタートラインに立てた気がしてとても嬉しかったのを鮮明に覚えてます。


【バリスタになって】

初めての飲食業、初めてのバリスタという仕事。
初めてなことだらけで今でも初日の勤務は、思い出そうと思っても緊張したことが勝ってしまい思い出せません。
ドリップの仕方、豆の種類、精製方法、エスプレッソやスチームについて…
コーヒーに関して全く知識が皆無な私に、丁寧かつ感動としっかり知識を教えてくれたマネジャーや先輩には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、現在オフィスカフェのバリスタとして立っていられるのは、日頃カフェに来て頂いてる皆さんのおかげでもあります。

’’もともとコーヒーが苦手だった私’’

だからこそ、これからもより美味しいコーヒーとバリスタという立場に向き合っていこうと思います。


                              2020/02/11

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