主要産業の動向(オイル・ガス)

今回は主要産業(オイル・ガス)の見通しについてお話しますね。

ご興味ある方はのぞいて見てください。

 ちなみに経済情勢等の変化により変わってくることもあるのでご理解ください。

・業界動向
海外市場動向~新型コロナウイルスにより短期的には需要減少 ・・・・・

 世界の石油需要は、新型コロナウイルス流行に伴う移動制限などにより、2020年は前年比▲9%減少しましたが、2021年は経済活動の再開などにより同+5%程度増加するとみられます。原油市況は、サウジアラビアの自主減産や米国経済対策への期待から3月上旬に60ドル台半ばまで上昇、その後はOPECプラスの減産幅縮小、コロナ感染再拡大懸念、中東の地政学リスク高まり等により、価格変動の激しい状況が続いています。

国内市場動向~需要減少が続くがマージンは安定的 ・・・・・
 国内の石油製品需要は、燃料転換や省エネ化の進展を受けて減少傾向にあった上、新型コロナウイルスによる移動制限等の影響で2020年4月~2021年2月は前年同期比▲7.2%減少しました。一方、近年の大型再編により各社の競合は緩和しているため、マージンは安定的に推移しています。

・今後の見通し
海外企業の動向 ~ 天然ガス・LNGを軸に様々な脱炭素事業を拡大 ・・・・・

 様々な国・地域がCO₂排出量の削減目標を引き上げる中、海外石油ガス大手の多くは自社の脱炭素に向けた取組として、相対的に環境負荷の低い天然ガス・LNGのバリューチェーン拡大を進めるとしています。これに加えて、欧州メジャーは再生可能エネルギー発電やEV充電インフラなど、幅広く脱炭素関連事業を拡大するとしているほか、米国メジャーはCCS・CCUS、アジア大手SKはバッテリー関連事業を中心に、脱炭素関連事業を拡大していく方針を示しています。


国内企業の動向 ~ 当面は再エネ、水素・EVステーションが中心 ・・・・・
 国内では、2021年3月に石油連盟が石油業界のカーボンニュートラルに向けたビジョンを公表、バイオ燃料や合成燃料、水素等の技術開発・普及を進め2050年にネットゼロを達成するとしています。かかる中、大手石油元売はこれらの研究開発を進めつつ、当面は再生可能エネルギー発電や水素・EVステーションの拡充などの脱炭素関連事業を拡大していく方針を示しています。

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次回も主要産業の動向について触れていきますのでよろしくお願いします✨

※情報提供を目的に作成されたものであり、何らかの取引を誘引することを目的としたものではないです。

最後まで見ていただいてありがとうございました🌹

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