主要産業の動向(食品)

今回は主要産業(食品)の見通しについてお話しますね。

ご興味ある方はのぞいて見てください。

 ちなみに経済情勢等の変化により変わってくることもあるのでご理解ください。

・業界動向
国内市場動向~内食・中食へのシフトが鮮明 ・・・・・

 食品は生活必需品であるため、もともと需要変動が起こり難く、新型コロナウイルス感染拡大後も需要は比較的安定的に推移しています。もっとも、同ウイルス影響を背景とした外食需要縮小に伴い、業務用の販売数量が大きく落ち込んでいる(2020年の外食関連家計支出は前年比▲27%)一方、巣籠り需要を受けて、家庭用市場では需要が拡大しており(2020年の食料品関連支出<除く外食>は同+6%)、外食から内食・中食へのシフトが大きく進んでいます。

食品メーカー業績~販路によって明暗分かれる ・・・・・
 2020年度の食品メーカーの業績(予想を含む)をみれば、業務用販売の多い先は外食需要剥落を背景に収益が低下している一方、小売向け中心の先は、販促費等のコスト減少により収益が改善しており、販路によって明暗が分かれています。

・今後の見通し
M&A動向~生産性向上や合理化を推進する動きが加速 ・・・・・

 日本国内では少子高齢化に伴う市場縮小が進む中、食品メーカー・卸各社は収益力引上げに向けて、海外進出や新規事業強化を目的としたM&Aを推進してきました。2020年以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が当面続くとみられる中で、生産性向上や合理化を目的とした再編機運が高まっており、今後こうしたM&Aが活発化する可能性があります。

食料品・飲料ECの普及~食品メーカー等で自社サイトでの販売強化の動き ・・・・・
 食料品・飲料においては、①安全性への懸念、②スーパーマーケット等小売店の利便性の高さ、③販売単価が低く配送コストが割高、等の要因からEC化が遅れてきました(EC化率は、物販全体平均6.8%に対し食料品・飲料は2.9%)が、コロナ禍で外出自粛が続く中、食料品・飲料のオンライン購入が増加しています(食料品:コロナ前比+7割、飲料:同+6割の水準)。コロナ禍収束後も一定割合の消費者はオンライン購入を継続するとみられており、食品メーカー等では自社サイト経由での販売を強化する向きが強くなっています。

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次回も主要産業の動向について触れていきますのでよろしくお願いします✨

※情報提供を目的に作成されたものであり、何らかの取引を誘引することを目的としたものではないです。

最後まで見ていただいてありがとうございました🌹

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