NHKマイル

馬体、ざっくり。

・ジャンタルマンタル
重心が前に寄った馬で、距離を誤魔化した皐月賞はあっぱれ。前の出は肘の位置から考えればかなり柔らかい方で、後肢の踏み込みも素晴らしい馬だが、この馬が上がり33秒台の世界に住んでる馬か？と言われると少し疑問。共同通信杯はスローで上がり使えたが、G1ペースで更に33秒台となると苦しい可能性がある。34秒台の決着なら文句は無い。

・アスコリピチェーノ
前走の馬体増は成長分だったが、思ってたより弾けなかったのが本音。ノーザン製ダイワメジャーらしさのある馬だし、前受けが本懐。前走と同じような位置取りだと取りこぼすかも知れない。府中の早い上がりは対応出来そうだが、後ろからだと前走の再現性が高そう。

・ゴンバデカーブース
特に魅力感じない馬。こじんまりした馬で、立ち回り至上主義。サウジアラビアRCからだと少なくともサイズの成長が欲しい。1枠などの好条件で。

・ノーブルロジャー
首差しがあまり良くない反面、ロスの少ない走りで他馬よりバテない。あまり府中マイルのガチンコスピードバトル向きでは無い馬。堅実な走りで、位置取り次第で三着なら？

・ボンドガール
ゴムマリの様な筋肉質で、上がりも使える馬。それでも前走勝ち負け出来る形でユキノロイヤルを離せず、エコロブルームには差された辺りがこの馬の現状。成長待ち。

・エコロブルーム
スプリンターとしての素質を感じる馬。あまり府中マイルで弾けるタイプにも見えないが、持ったスプリント能力だけでなんとかしてくる可能性があり、畏怖の対象。

・ディスペランツァ
まだこれからの馬。体型的にも時計は掛かって欲しい。

・ダノンマッキンリー
イカれた馬力と踏み込みの深さを持つ馬。二走前と前走では筋肉の質そのものが変わっているし、これなら府中でも差せそうな馬。外から指す形で間に合うかはポイント。強烈な個性感じる馬。

・アルセナール
前走から間隔が空いているので難しいが、勝ち負けに参加したいなら成長は必要。15kg前後の馬体増はあっても良さそうなタイプ。

・ロジリオン
二走前のクロッカスで＋14kg、この馬体増でバランスが崩れているが、生まれ持った素質だけで走ってる馬。この馬が過渡期を乗り越えて完成した形でパドックに現れるならこの馬でいい。気性がギリギリの可能性はあるが、戸崎騎手なら。

・チャンネルトンネル
バランスがいい馬だが、この形で前走勝てないのが苦しい。

・シュトラウス
成長の過程でバランスが崩れてしまい、その上に気性難。今回も厳しい戦いになりそう。
【追記】
馬のバランス良化。元々のバネは頭抜けた存在なので、これで折り合いさえなんとかなれば復活も考えられる馬に。

・キャプテンシー
あまりスケールの大きな馬ではない上に、前走は先行して何も出来なかった。一番後ろからでどれだけ前が止まるか？そういう競馬が選択肢になりそう。

・イフェイオン
前走は気性の悪い所が出てしまった。バランスのいい馬だが、まだ身体の使い方に未熟さある馬で、後肢の運びが上手になっていればもう一度馬券で狙ってみてもいいかもしれない。(桜花賞本命対抗)

・アレンジャー
前走は展開利が大きそうな馬。ここに入るとかなり見劣る。

・ユキノロイヤル
いい馬だが、伸びのない窮屈な馬だけに、府中マイルで弾けるタイプではない。内枠で立ち回りの巧みさを活かせるなら。

・ウォーターリヒト
ドレフォンの産駒で、ダート馬らしい馬体構造をしているし、そろそろ芝のスピード勝負は苦しいかも。

◎ダノンマッキンリー
○アスコリピチェーノ

デインヒルの躍動が見たい。