ミコノキセキ22

ダイワメジャー産駒で母にデインヒルを引く代表的な馬
・レシステンシア
・ブルドッグボス
・アスコリピチェーノ 等
デインヒルの父Danzigまで上げると枚挙に暇がなさそうなので控えるが、牝は芝短距離、牡馬はダートという並びになっている。

牝馬が芝で牡馬がダートで思いつく種牡馬と言えばミッキーアイルが有名だろう。こちらもまた、ロックオブジブラルタルを経由してデインヒルをよく伝える種牡馬で、メイケイエールはその4×4、現役馬屈指の脚力を持つが、制御不能の暴走機関車的な側面を持つ馬に出た。

このように、デインヒルはいわゆるパワーに傾倒した面があり、父父や母父に回ってもデインヒルを主張してくる程主張が強く、自身のクロスや自身と同様の血脈を持つ繁殖牝馬を受け入れてくれる心の広さを持つ種牡馬でもある。

例えば、少し前に話題になったハーツクライ×Niniski×デインヒルには後者の仕掛けがあるので、参考になりそうな望田さんの記事を貼っておく。

https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/75815544cc9f860475f4928964048f6f

そしてこちらは余談。

https://db.sp.netkeiba.com/horse/ped/2022106189/

https://db.sp.netkeiba.com/horse/ped/2012110117/

ヘイローフジ22はメラグラーナ的な米仏と豪州、という違いはあるが、配合の方針的にはデインヒルで走らせようという配合。

本題に戻ると、ブルドッグボスもデインヒルを強く伝える種牡馬である可能性が高い。

となってくると、母側からのデインヒル弄りは受け入れてくれる準備があるはず。

ミコノキセキ22はキンシャサノキセキ×フォーティナイナー×ラシアンルーヴルの繁殖牝馬で、キンシャサノキセキはの母ケルトシャーンはデインヒルと共通する血脈の多い馬。

・Nothern Dancer
・His Majesty
・Fair Trial

が共通していて、残った共通していない主力な血脈は

・Teddy
・Man 'O War
・Buckpasser

この辺り。
Buckpasserを除けばこれをフジキセキが補っている上、その足りていないBuckpasserはラシアンルーヴルが有している。

つまり、ミコノキセキ22もデインヒルで走らせようという配合。

ちなみに、ミコノキセキ自身はRibotのクロスを持っていて、サトノアイ的な配合とも言える。

https://db.sp.netkeiba.com/horse/ped/2018106504/

こう言った背景から、ミコノキセキ22はDanzigのプリケツと調教を重ねていけばデインヒルの早熟性を以てすぐに緩さは解消されるだろうし、五月生まれだが極端な晩成馬に出るとは考え難い。
得意なコースは急坂ダート1200m等で、地方の砂も父同様に合いそう。

募集総額は1000万だが、募金分も考えれば本来の馬代は十分に回収出来るタイプの馬。

更にプラスに考えれば、ブルドッグボスは長く活躍した馬だし、キンシャサノキセキも本来産駒は晩成。ミコノキセキ22にも早期から引退まで、息の長い活躍が期待出来るかも知れない。

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