本作は起き攻めが強力です。特にラシードはコンボ内容上、画面端に運ぶ機会が多いため、勝ち筋として自分の中で使いやすいもので良いのでやる事を決めておくことは大事です。
種類は多いですが、択が成立していればよいので全部を使いこなす必要はないと思いますし、自分に合うものを選び用いれば良いと思います。
他記事の例に漏れず文章量が多くなってしまっていますので、目次等をご活用頂けると幸いです。
また、記事内には略称表記が多々用いられております。
別記事へ一覧を記載しておりますので、そちらををご参照ください。
【基本概要】
前作ストリートファイターVから継続されている要素として「投げが起き上がりに重なる」というものがあり、これを活用した画面端での攻めが基本となります。
画面中央でもドライブラッシュなどを絡めた起き攻めはありますが、安易に強力な攻めができない造りになっており、ゴールはやはり画面端となります。
投げは発生が5Fで持続が3あるので7F目まで成立することになりますが、
+6Fの状況から最速投げ重ねは空振りしてしまいます。(起き上がり投げ無敵の関係)
また、ほとんどのキャラは発生4Fの弱攻撃を持っており、本作は「打撃と投げが同時にぶつかったら打撃が勝ち」という仕様になっているため、+1Fからの投げは負ける選択肢が増える択となります。
そのため、起き攻めにおいては以下を重視して仕掛けることになります。
① 攻めるなら投げ間合い かつ なるべく最低+2、できれば+4~+5Fの状況を作る
② 可能であれば後ろ歩きで相手の投げ抜けをスカせる位置関係
※後ろ歩きで投げ抜けをスカすテクニックは「シミー」と呼ばれる
何故+4~+5Fかというと、投げが埋まるのは勿論ですが「相手にリバーサルバックステップで投げを回避されても反撃が確定しない」「ジャンプで避けられても対空技が間に合う余地がある」という要素があるためです。
ではその状況をどう作るかとなりますが、コンボの締めでその数字となっていなければ、主に「フレーム消費」を活用するのが主流です。
ラシードがよく用いるフレーム消費行動は以下です。
・前ステップ:18F
・屈中:27F
・立中:29F
・投げ空振り:30F
・A強、側転:32F
数字さえ合えば何でもよいかというとそういう事でもなく、消費後は空振りした技仕様で状況は左右されるため、後述します。
本作からの新システムとして「ドライブインパクト」があり、こちらは画面端が近いとガードでもコンボを叩き込める効果があります。
このシステムは2発分の攻撃を受け止める性能かつ発生26Fであるため、+22~26Fから出せばパリィやインパクト返し、無敵技以外での対処が難しい強力なセットプレイとなります。
その他、締め方で特殊な選択肢もありますが、各項目において記載します。
【基本選択肢・択】
スト6では主に以下の3択で相手を崩しに行くことになります。
■ 基本3択
・投げ重ね
・打撃重ね
・後ろ歩き(シミー)
■ 応用択
基本択だけでは上手く崩れてくれなかったり、特定の有利Fを得ている時に可能な選択肢。
・インパクト重ね ※+22~+26Fから可能
・遅らせ打撃or投げ
・垂直ジャンプ攻撃
・安全飛び(旧用語:詐欺飛び) ※+42以上で可能
・ラッシュ停止 ※+20~
【固有選択肢・択】
移行はラシードならではの選択肢を記載しています。
・6強持続重ね ※主に+23~+24Fから
・DR6強重ね ※主に+30~34Fから
・ワール重ね
・最大タメワール重ね ※+50~+55Fから
・強サイクロン持続重ね ※+34F~から
・イウサール設置
【セットプレイ移行 締め別】
所謂「鳥かご」狙いの端維持様子見等は省き、攻める・崩す選択肢を仕掛ける場合の選択肢を記載しています。
内容量が膨大になってしまうので、OD技を重ねる、コンボ締めをせずに特定の有利Fを得ての内容、一部のキャラ限定の対策要素などは割愛しております。
■ シミーについて
■ 端投げ[+27F] から
① 前ステップ[+9] から
①-1 →基本3択
①-2 →A強埋め
①-3 →立中埋め ※BO時限定[+3F]
② →微歩き6強 ※持続ヒット狙い
③ →手前ワール[約+12]
③-1 →DR立弱~
③-2 →立強
➃ →一瞬遅らせインパクト
⑤ →バックステップ→SA2
■ 後ろ投げ(空中投げ)[+27F] から
① →各種ワール
② →長めDRから立中 or投げ
③ →SA2
■ 3強 [+31F] から
① →DR6強
② →DRから屈弱 or 投げ重ね
③ [pc+47]→6中(消費+4)→3択
■ 弱イーグル〆 から
地上ヒットは+30~32F。DR屈強→立強からなどは間合いの関係で+32になる
空中ヒットは高度次第で+34~5F程まで変動
持続ヒットさせることもできるが、〆には使わないので割愛。
① →DR6強
② →DR→遅め投げ or 屈弱
③ [端]→屈中(消費+3~5)→3択 ※+30~32F時推奨
④ [端]→投げ(消費+3~4)→3択 ※+33~34F時推奨
■ 中ミキサー〆 から
地上ヒットが+31F、中アシコンの締めで+33F、
TC>ロールからで+34
① →DR6強
② →DR→投げ or 屈弱(→屈中>弱イーグル) ※ラッシュ終わり際まで伸ばす
③ →DR→屈中>中サイクロン or cDR~
④ [端]→屈中(消費+4~6) →3択
⑤ [端]>強サイクロン>ウイング→J強[+8F]
⑤-1 →3択
⑤‐2 →一瞬前歩き垂直J強
■ 強ミキサー〆 から
主力のコンボ〆パーツゆえに状況が色々あるため、大まかな区分けにて記載。
画面端で低い位置の相手に追撃した後は少し中央側へ押し戻されているため、前進しないフレーム消費を行うと早めグラにも下がりやすい。
・ 立弱 or 屈弱>立弱>強ミキサー [+33F]
・ ~強サイクロン(地上ヒット)>ロール→強ミキサー [+34F]
・ ~気流ODミキサー>ODスカイハイ※→強ミキサー [+34F]
① →DR6強
② →DR→投げ
③ [中央]→各種ワール
④ [端]→投げ(消費+4)→3択 ※+33Fからは立中消費で
・ 中アシストコンボ→[端]強ミキサー [+35F]
① →投げ(消費+5)→3択
② →側転(消費+3)
②-1 →打撃 or 投げ
②-2 →側転追加→J中 or J2強
・ ~TC>強サイクロン>ロール→[端]強ミキサー [+36F]
① →A強(消費+4)→3択
② →側転(消費+4)
②-1 →2択
②-2 →側転追加→J中
③ →立弱(消費+22)
③-1 →前ステップ(消費+4)→3択
③-2 →インパクト
■ ODミキサー〆 から
中央では起き攻めできないので、主に画面端にて用いる。
ODミキサー単体や空中拾いのネイルからが概ね+25F
中ミキサー地上ヒット>ODミキサーが最速だと+26F
① →ラッシュ屈中>中 or 強サイクロン
② [端]→前ステップ(消費+7~8)→3択
③ [端]→微遅らせ6強 ※持続当て狙い
➃ [端]→強サイクロン~
⑤ [端]→A中(消費+3~4)→A中重ね or 様子見
⑥ [端]→インパクト
■ スカイハイ→J攻撃〆 から
主に気流ODミキサーからの始動で、当てる高度等で有利Fが前後1F程変動してしまいやすいため、その後の起き攻めは比較的フレームに余裕を持てる物が使いやすい。
コンボ後有利フレームは端で最大タメワール始動コンボからのものを表記。
理由は、この始動から起き攻め重視の追撃を考えるのは、補正がかかりダメージが伸びにくいスタン後が主であるため。
・ 弱スカイハイ→J強〆[+50]
① (前)ジャンプ攻撃空振り着地[+5]→屈弱 or 投げ
② [端]→屈中(消費+23)
②-1 →前ステップ→3択
②‐2 →6強(持続当て) or インパクト
・ 強スカイハイ から
① J強〆[+47~48]
①-1 →6中(消費+4~5)
①-2 →前 or 垂直ジャンプ(消費+2~3)
①-3 →バクステ→前ステ(+4~5)
② J2強〆[+24]
②-1 →前ステップ(消費+6)→3択
②-2 →6強(持続当て) or インパクト
■ 弱スカイハイ〆 から
~TC>強サイクロン>ウイング→弱スカイハイが該当
主に中央コンボとして用い、+23F取れる
① →前ステップ(消費+5)→3択
② →6強 ※持続当て
③ →インパクト ※端到達狙い
■ ウイングJ強〆 から
~TC>強サイクロン>ウイング→J強が該当し、+52F取れる。
上記弱スカイハイよりも、比較的端が近い方が強味の出る〆。
入れ替えも可能なので中々汎用性のある締め
① [端付近]→最大タメワール[+8]
② [端]→A中(消費+30)→手前ワール[+5]
③ →立中(消費+23)
③-1 →前ステップ(消費+5)→3択
③-2 →6強 ※持続当て
③-3 [端付近]→インパクト
➃ →弱サイクロン(消費+5)→3択
⑤ →前ステップ→強サイクロン>ウイング→J中[+3]
⑥ [中央]→SA2設置
■ 弱サイクロン>ウイング から
画面端での特定コンボから移行できる展開の速い崩し。
(自分は「ウイング択」と呼んでいる)
事前コンボのダメージが低めになるが、相手キャラによってはかなり有効。
・ [端](空中拾い)~6中[1]>弱サイクロン>ウイング から
① →遅らせJ強[+8] ※タイミング次第で安全飛び
①-1 →3択
②‐2 →一瞬前歩き垂直J強
② →J強(空振り着地)
②-1 →投げ ※一瞬ガード入れてからも可
②-2 →屈弱*2→立弱コンボへ
■ 端ネイル〆 から
コンボの内容によって当てる高度に変動があるため、分けて記載。
なお、中央微端よりで締めた場合は良いSA2設置状況になります。
・ ~低め拾い6中[1]>中サイクロン>ロール→ネイル [+41F]
① 前ステップ*2(消費+5)→3択
② 前ステップ(消費+23)
②-1 →6強 ※持続当て
②-2 →インパクト ※端到達狙い
③ 立強(消費+3F)
③-1 →A中重ね
③-2 →少し屈ガードから歩き投げ
・ ~高め拾い6中[1]>弱or中サイクロン>ロール→ネイル [+42~45F]
・ インパクト[pc]→A中>強サイクロン>ロール>ネイル [+44]
① 前ジャンプ
①-1 →J強重ね ※安全飛び
①-2 →着地遅らせ投げ
①-3 →着地→屈弱~
② 立強(消費+4~6F)
②-1 →A中重ね
②-2 →少し屈ガードから歩き投げ
■ ドライブリバーサルから
Dリバヒット時は+23Fとなるため、画面端追い詰め時であれば起き攻めが可能。
① →前ステップ(消費+5)→3択
② →6強 ※持続当て
③ →インパクト
■ SAから
SA1の地上ヒットは間合いが離れて+11なので起き攻め不可
空中ヒットは高度で変動するので固定環境を記載
① [端]中アシストコンボ(〆SA1)[+7]→3択
② SA3[+17] ※CAは+18
②-1 →DR立中[+1] or 6中[+1]
②-2 →DR投げ