学芸会に来る親の気持ちでアニメを見る人々

Liella!の実写MVへの批判が一部で止まらない。

度々言ってるけど、この作品のアニメは「学芸会に来る親の気持ちでアニメを見てるんだ」と言うことです。艦これやデレステをアニメにしたときに「親がモンスターペアレントしかいない学芸会」と揶揄されていたことがありましたが、まさにそうした状況で収集なんてつくわけがないのです。

キャスト売りって要は「アイツラのやり方なんて気に入らない」を婉曲的に言ってるだけなのだろうけど、「キャスト売り」をあえて定義付けするとしたら、

  1. キャストが外部出演時にアニメの紹介をしたり、アニメをバックに歌わない

  2. 今まで「キャラがやっていたこと」をキャストがやるあたりになるのかなと思います

一方で「リアルアイドルと同じこと」ができてないから「キャスト売りができていない」と批判する人も居るけど、

そもそも、Liella!には坂道やAKBが持ってる、「地上波のバラエティ番組・接触系イベント・(メンバーのソロ活動としての)ファッション系の仕事」この3つのうち最後しか無い時点で「リアルアイドルと同じこと」はできていないし、そもそも運営もそれは目指しておらず、あくまでも最終的にはアニメコンテンツとしてアニメを見てキャラを好きになってほしいと思っているはずです。

だけど、運営はアイドルコンテンツファンにだけ向けた商売ではだめと思っているけど、ファンは「閉鎖的なぬるま湯の世界でいいじゃないか」と思っておられる。もうそこからして齟齬が生じてるし、そもそもLiella!から入ったファンが好きなところが、ことごとく昔からのファンにしたら尺に触るところだし、世代交代ってなるだけ新規ファンが入ってる感じでもない。

オールドファンは声優界と一般の芸能界との棲み分けというか、声優界がガラパゴスで閉鎖的な世界で有り続けるべきと思っていると思うんですよ。

今のアイドルってファッション誌のレギュラーは当たり前なので、Liella!の声優が乃木坂や日向坂のメンバーといっしょにファッション誌のレギュラーモデルになってほしいと私は思うけど、彼らにしたら声グラに載るほうがよっぽど重要なのかもしれない。

「アイドルコンテンツファン」とまだるっこい言い方をしたのですが、新規のアイドルアニメって殆ど売れていない。5年前(2019年)にゾンビランドサガがあったときに何がなんだかよくわからないMVだった意図を監督は「アイドルものだとわかれば誰もみないから」と言っててその時は「?」だったんですが、今にしてみれば、新規タイトルは殆ど売れていないし、海外からは見向きもそれないからドメスティックな市場で勝負せざるを得ないとなればその意図がわかるのです。

「アイドルコンテンツファン」とまだるっこい言い方をしたのですが、新規のアイドルアニメって殆ど売れていない。5年前(2019年)にゾンビランドサガがあったときに何がなんだかよくわからないMVだった意図を監督は「アイドルものだとわかれば誰もみないから」と言っててその時は?だったんですが、今にしてみれば、新規タイトルは殆ど売れていないし、海外からは見向きもそれないからドメスティックな市場で勝負せざるを得ないとなればその意図がわかるのです。

「アイドルコンテンツファン」とまだるっこい言い方をしたのですが、実際のところ新規のアイドルアニメって殆ど売れていない。5年前(2019年)にゾンビランドサガがあったときに何がなんだかよくわからないMVだった意図を監督は「アイドルものだとわかれば誰もみないから」と言っていてその時は意味がわかなかったのですが、今にしてみれば、新規タイトルは殆ど売れていないし、海外からは見向きもそれないからドメスティックな市場で勝負せざるを得ないとなればその意図がわかるのです。

よくVTuberに食われたとか言うけど、コア層はお互いに反目したり無視したりで競合しないでも、大多数の浮動層は思いっきり競合しているというか、ジャンプアニメとかフリーレンとか推しの子とも競合していると思うし、そうじゃないといくらアニメイトが女性ファン向けに特化していると言ってもあそこまでアイドルコンテンツにあたりが厳しくなってはいないでしょう。

しかし、運営はキャスト→アニメのフローを作ろうとしても、ファンはアニメ→キャスト以外の動線を認めていない。ここまで反目しているなら、このところ度々言ってることだけど、ユニット活動を「2次元と3次元とで別ける」しか無いのかもしれない。

キャストの売り込みも兼ねて2期3期とあったものなのに、それを別けて売り込みするとなると、3次元側にリソースが費やされて、アニメも1クールが基本的なラインになったり(売れたら総集編映画とか新作映画もあるでしょうが)、ライブの回数も年1回首都圏で2daysだけになるかもしれないし、曲についてもリソースも予算も減ってもっとキャラソン然とした曲になるかもしれない。

その結果、コンテンツの相対的な供給が減る結果になったとしても、「キャラクター展開なくして、リアルユニットの活動なし」と望んだ路線なんだから、まあ仕方がないことじゃないのかな。

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