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ロボトミーコーポレーションの基礎知識

0.はじめに

先日、配信にて激ムズゲーといわれるロボトミーコーポレーションをクリアしました。

※プレイ時間約130時間弱

なので、今回はその軌跡として、ゲームの基本から実際のプレイの流れ、特に印象的なアブノーマリティを紹介しようと思う。
今後これを見てロボトミーコーポレーションをプレイしようと思う人のために極力ネタバレを避けていく方針だ。
「自分でプレイするには…」って人に向けて見るポイントも合わせて紹介する(何が起こってるかわからないと見てても楽しめないかもなので)


1.ロボトミーコーポレーションについて

(一部の)皆んなに大人気のSCPを管理するゲーム

公式の出してるジャンルはシュミレーションとなっているが、個人的にはRTSに近いのかなと思う。

1部門最大5人配置できる職員で各アブノーマリティを「本能」「愛着」「洞察」「抑圧」のいずれかの作業で管理し、対価としてエネルギーを貰う。


アブノーマリティ毎に好感度がある

そのエネルギーを規定量貯めると1日を終了し、また新たなアブノーマリティを加えながら次の日に進む。
最終的には(これは最初から見れるが)50日目に到達する事を目指す。
ざっくりはこんな流れになる。

全てのストーリー解放を目指す

これだけ聞くと「何が面白いのか?」となるかも知れないが、このアブノーマリティの管理に加えて、試練、職員の育成などが複合的に絡み合い、毎回違うゲームを楽しめる。まるで風来のシレンのような好きな人はハマれるはずだ。

2.アブノーマリティについて

最初の1日以外、1日を終了するとランダムな3つのアブノーマリティ(記号で表示され危険度含め初見では何もわからない)から1つを選んで自分の施設に収容される。
この際に各アブノーマリティを表す「詩」のようなものが見れるのだが、これで危険度を推測するのが楽しい。管理方法のヒントになっていることも多い。

一度解放すれば名前を見ることができる
各アブノーマリティを表す「詩」

収容したアブノーマリティは作業を行う事でエネルギーを生産し、1日の終了に貢献したり、防具や武器を生産してくれる。

右側「EGO武器」「EGO防具」


基本的にアブノーマリティは以下の5段階にクラス分けされている、ゲーム内の説明から引用しよう。

ZAYIN:彼らは通常、大きな損害を与えませんし、職員に有益に働くこともあります。

TETH:彼らの気分が悪くなれば、職員は何かしらの怪我を負うことになります。

HE:彼らにとって職員を殺すのは造作もないことです。
ですので、その気分を休むことなく観測して、管理下に置かなければなりません。

WAW:彼らにとってセフィラはまさにケーキやキャンディーの家で、崩壊は容易いものです。
職員はその上にのせられたチョコチップにすぎません。

ALEPH:このレベルの収容室を担当する場合、脱走の阻止に尽力してください。
今までで一番危険なアブノーマリティであり、施設全体の壊滅もありえます。
この警告は誇張ではありません。


当然危険度はZAYIN→TETH→HE→WAW→ALEPH
になる。危険度が高いほどエネルギーや装備も強い。
体感だがZAYINとTETHにはあまり大差なく、とある理由でZAYINの方が危険と感じたりするプレイヤーも多いだろう

HE以上のクラスについては基本的に1つ下の装備が無いと作業を完了できずに職員が死亡したり、発狂したりする。

幸いWAW、ALEPHについてはある日に到達するまで出て来ないが、ゲーム内でお知らせがあるわけでも無く突然来るため、WAWの装備が無いのにALEPHが来た日には誰も作業できず即施設を崩壊させる。
放置しようにも後述のクリフォト暴走により放置することも出来ないため実質的に詰む。
最悪、中間地点をすっとばして最初からやり直す羽目になりかねない。

3.作業好感度とエネルギー

作業は4種類。
「本能」「愛着」「洞察」「抑圧」


作業好感度も色々

アブノーマリティごとに好みがあり、それぞれによって与えてくるダメージやエネルギー生産量が増減する。
書き忘れていたが、このゲームは初めて収容したアブノーマリティの情報は何もわからない。

その危険度から作業の好み、管理条件含め。

何もわからんぞ!

そのためビクビクしながら適当な作業を割り振り、エネルギーを使って情報を解放する必要がある。ちゃんと即死もある。

当然その過程で収容違反を起こし、施設が壊滅することもある。

4.「試練」と「コア抑制」

上述したように、アブノーマリティを管理しながら50日目を目指すにあたり、当然障害となるものはアブノーマリティだけではない。
1日を終了するに向けてアブノーマリティの作業を行っていると一定回数で「クリフォト暴走」または「試練」が発生する。

アブノーマリティが赤く囲われる「クリフォト暴走」


「クリフォト暴走」は対象となったアブノーマリティの作業を一定時間内に行わないと、自動的に収容違反を起こしてしまう。
これは作業を強制するシステムであり、基本的に触らなければ無害なアブノーマリティに触らされるシステムだ。
実質的にプレイヤーを詰ませるためにあると言ってもいい(怒)

試練はランダムなタイミングでクリフォト暴走の代わりに起こるイベントだ
全て敵対的なアブノーマリティが発生し、施設を徘徊してくる

発生した瞬間から徘徊している敵(「緑の黎明」)

当然放置すれば職員が死んだり、種類によってはクリフォト暴走やそれをすっ飛ばしてすぐに収容違反をしてくるやつもいる。
これら「試練」と「クリフォト暴走」は毎日発生し、都度対処になければならない。

一方で「コア抑制」は一定までゲームを進めた際に発生するボス的な存在だ。
その種類は様々で、詳しくはネタバレになるが様々な効果を全体に付与し、あるいは特定の条件を満たしながら1日をクリアすることを目指す。

5.印象的なアブノーマリティ

ここからは内容の特性上ガッツリネタバレになるのでご注意を




「何もない」

危険度:ALEPH

自分が初めて収容したALEPHクラス
上層情報チームに来たため、何をどうやっても管理できず初めてのリセットをかましてくれた奴
思い出深い奴、一生許さん


「溶ける愛」

危険度:ALEPH

性癖に刺さりそうなスライム娘
作業を成功させた職員を媒体にして施設全体を自分の眷属に変える能力(即死)を持つ
クリアをする上では出禁になりがち、見た目が一番好き


「地中の天国」

危険度:WAW

名誉出禁1号
画面内に入れておくと言う管理条件も難しく、失敗すると多数の職員を即死させてくる
正直ALEPHでもいいくらい


「シャーデンフロイデ」

危険度:HE

かわいい
後半は収容室も広くなるのでうっかり画面内に入ってよく脱走する
脱走しても簡単に鎮圧できるので、やっぱりかわいい


「地獄への急行列車」

危険度:WAW

名誉出禁2号
失敗すると多数の職員を即死させてくるのに定期的に作業しないといけないという条件も難しい。
一応作業するたびに恩恵はあるが全く割にあっていない。


「肉の偶像」

危険度:WAW

初見の時、5回くらい吹き飛ばされた。
「3月27日のシェルター」よりも「20秒以上作業しないといけない」という条件が難しい。
2倍速にするのが基本のこのゲームでは稀によく脱走する


「レティシア」

危険度:HE

かわいい…かわいく無い?

「調律者(ビナー)」


危険度:ALEPH

コア抑制時及び49日目、どちらも極悪。
いまだにパターンはよく分かってない
こいつのせいでプレイ時間が+30時間くらいになった
「寿命返して?」という感じ


6.おわりに

このゲームは名前の有名さの割にクリアした人は意外に少ないように思う。
一番の要因は間違いなく「難易度」だろう

が、やはり自分が途中で辞めずに続けられたのは配信していたからで間違いない。
先人たちがプレイしながらいろいろ教えてくれ、しっかり初見のびっくりネタバレも避けて教えてくれたから。

気軽にオススメできる難易度ではないが、高難易度なだけあってクリアした達成感はかなりのもの。

なにはともあれクリアまで折れずに来れたのは嬉しい
教えてくれた人、見てくれた人に感謝を…。

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