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【GPベスト16】赤黒ドルマゲドン構築記事【本文無料】
DMGP2023-1st お疲れさまでした。
私も健闘いたしまして、
Day1 アドバンス
予選8勝1敗 26位通過
本戦ベスト16
という十分過ぎる成績を収めさせていただきました。
今回は自分が使用した赤黒ドルマゲドンの解説になります。CSにあまり出ないカジュアルプレイヤーの記事ですが、参考になれば幸いです。
・赤黒ドルマゲドンとは
すごくざっくりとした見出しですが、要するに
『これはどうやって勝つデッキなの?』
ということです。
赤黒ドルマゲドンというデッキは、
ドルマゲドンの封印を剥がしながら
相手のリソースを減らしていき
ドルマゲドンの耐性と盤面の圧力で押し切る
デッキです。
ジゴクパルテノンとダークマスターズによるハンデス
レッドゾーンXとレッドトロンによる除去
STとドルマゲドンによるカウンター
イーヴィルヒートとボロフで墓地から必要なカードを回収しながら攻撃
コンボデッキや高速デッキで忘れ去られた
“アドバンテージを得る”
ことが重要なゲームを楽しめます。
1枚のカードでゲームを終わらせるようなことはできないため、相手のプレイングに対してどうやってケアしていくかが重要になってくる玄人向けのデッキになります。使う際はしっかり練習しましょう。
・デッキレシピ
GP2023-1stで実際に使ったリストがこちらになります。
予選・本戦の戦績は以下の画像。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103996900/picture_pc_79980a6df94e591336f9155eaad0e632.png?width=800)
正直自分でも驚くくらい勝ちまくってました。
特にサガとバイクですね。
・対面解説
サガ、バイク、不利対面、その他の順です。
・サガ対面
サガは相手がループする前にパルテノンを張って動きを止めて、ハンデスしながらトップ引きでカード指定除去が飛んでくるのを見越して2枚目を抱えておきます。
2ターン目に赤黒2マナを揃える都合上「序盤マナに埋めてデッキ読み失敗負け」ということはまず起きません。
上手い人だと、パルテノンが除去できないと判断したらバビロニア効果を活用しながらデッキを掘り進めて、デッキを無理矢理1枚にしてからDOOMシャコで勝ちに来るのでそれまでに勝負を決めましょう。
封印から墓地に落ちたパルテノンはボロフの効果で回収できるので、ディアボロスのクリーチャー回収と合わせて活用してください。
・バイク対面
最近人気の赤黒バイクはブラックゾーンが主流になりレッドゾーンが1枚もしくは採用されていないので、こちらのクリーチャーが封印されるだけで残ってるパターンが多いです。
このデッキは1ターンに1枚しか封印が剥がせない代わりに封印を剥がす事自体は簡単なので、STで出てきたクリーチャーでドルマゲドンの封印を剥がし、次のターン召喚したクリーチャーで自分のクリーチャーの封印を剥がしてレッドゾーンXを乗せてあげましょう。
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バイク対面はデッドトロンがクリティカルに有効です。
相手の侵略は悉く破壊され、下手に除去しようと侵略しまくると“ドキンダムが解放された後にデッドトロン効果が誘発”してドキンダムとプレイヤーが爆散します。
レッドゾーンやデッドゾーンが採用されていないバイクはコイツ1枚に封殺されてしまうので、是非召喚して効果を確認させてあげましょう。
また覚えておいて損はないプレイングとして
ドルマゲドンが爆発していない場合、火のコスト5以上のコマンドを召喚した場合でも闇クリーチャーの封印を剥がせる
爆発したドルマゲドンは封印されない
があります。
デッドトロンが封印された状態でレッドトロンやアイラを召喚した場合でもデッドトロンの封印を剥がせるのです。
場合によってはドルマゲドンの封印よりデッドトロンの復帰が優先される場合があるので覚えておきましょう。
バイクはドキンダムの禁炎霊で禁断解放することによるカウンターが主流なので、GSを割り切ってドルマゲドンをダイレクト用に残しながら攻撃されるとそのまま押し切れてしまいます。
GSでドルマゲドンが止まった場合は自分の盾と相談しながらジゴクパルテノンでハンデスしてエンドするかそのまま殴り切るか選びましょう。
ドルマゲドン・ジゴクパルテノン・マナロック・デッドトロン・ボロフorダークマスターズが盤面に揃ってる状態で
マナロ2点→ボロフorダクマチェンジドギラゴンX3点→ドルマゲドンダイレクト
といければ100点ですね。
・不利対面
割と共通点があって、メンデルスゾーンとボルシャック栄光ルピアを使うデッキ全般が苦手です。
モルトNEXT、ガイアッシュ覇道、
ドルマゲドンの封印が2枚しか剥がれていないうちに過剰火力で殴ってくるデッキですね。
赤単やアポロはトリガーで受けられなくはないのですが、ガイアッシュ覇道はとにかく最悪でガイアッシュをポン置きされてからミラダンテにグルグルされると何もできないまま負けます。
前回のGP2022は予選9回戦で
赤黒ドルマゲドン4回
ガイアッシュ覇道5回
とかいう狂ったような当たり方をして6-3で終わりました。(ミラー全勝ガイアッシュ2-3)
この対面は相手が動いたら負けです。早々にダクマを投げるか、ドルマゲドンの封印をどうにか早く剥がしてカウンターを狙いましょう。それでもミラダンテはどうしようもないのですが。
・その他
プレイヤーの腕の見せどころです。
対面によって柔軟にカードを使っていくのがこのデッキの楽しみであり難しいところでもあります。
ただ、1つ間違いないことがあって
3ターン目にダークマスターズを出せればだいたい勝てる
ということです。
初手に
赤/黒・黒・サンライズ鬼寄せダークマスターズ
これがこのデッキのロイヤルストレートフラッシュになります。先攻がとれていればもう試合終了レベルです。
それ以外の詳しいプレイングは後程。
・プレイング解説
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・序盤
まず初手。
forbidden sunrise(以降サンライズ)展開が最優先です。
ただ、毎ターン確実に1枚ずつカードを使いたい都合上多色カードを1番最初に埋めたいので赤いカードがサンライズしか初手にない場合埋めてしまう場合もあります。キープ優先度は
サンライズ>鬼寄せ>イーヴィルヒートの順番ですね。
というよりイーヴィルヒートが初手にある場合確定で埋めます。
DGパルテノンは3マナ以降でしか埋めません。
サンライズが無い場合
2マナパルテノン→3マナチャージャー→5マナジゴクパルテノンor鬼寄せダークマスターズ
で動くのが定石ルートになります。
・中盤
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104076976/picture_pc_a914d72fc0bd10b64e584ac29ff08c8d.png?width=800)
中盤は相手の手札をパルテノンかダークマスターズで刈り取っているのでトップ勝負になりがちなのですが、
メガマナロックドラゴンとかいう害悪殿堂カードを引けていれば何も恐れることはありません。
相手が2色以下でない限り絶対に刺さります。初手にあったとしても安易なマナ埋めは控えましょう。
このデッキは現代DMにしては珍しく相手のシールドを少しブレイクする場合が多いです。
ただ無意味に割るのではなく終了時ジゴクパルテノンでブレイクした盾を捨てさせたり
デッドトロンで相手のトリガー獣をケアしながら攻撃するようにしましょう。
2ターン目サンライズ
→3ターン目ジゴクパルテノン
→4ターン目マナロック
→5ターン目ジゴクパルテノン&マナロック2点
と動かれると大抵のデッキは死にます。
・終盤
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ドルマゲドンが爆発したら
・相手のクリーチャーが全部いなくなって
・2回の除去耐性持ちTブレイカーが盤面に出るので、一気に詰めていきます。
相手に禁断がある場合はドルマゲドンをダイレクト用に残すのが定石です。
革命0トリガーや邪王門、一王二命三眼槍はダークマスターズで可能な限りケアして、相手のトリガー獣はデッドトロンで全員潰れてもらいましょう。
ここでデッドトロンの効果をおさらいします。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
自分の墓地にある闇または火のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
相手がマナゾーンのカードをタップせずにクリーチャーを出した時、相手は自身のクリーチャーを1体破壊する。
黒マグナムと同じような効果を相手に適用するメタクリーチャーと思われがちですが、
“STや革命ゼロトリガーで出てきたクリーチャー”
もマナをタップせずに出てきたクリーチャーなので、こちらのターン中の場合効果を解決する前にデッドトロンの効果が解決されて相手のクリーチャーが破壊されます。
(知らなかった人はこの処理を知っただけで記事をここまで読んだ価値があったと思いますよ!)
ただしデッドトロン効果で破壊するクリーチャーは相手が選ぶので、最終盤面では相手のクリーチャーを可能な限り0にしながらデッドトロンを出して攻撃するようにしましょう。
さて、ドルマゲドンを爆発させてから攻撃するのが定石ではあるのですが、
“ドルマゲドンを除去される可能性がある”
デッキ相手に安易な爆発はしないようにしましょう。
具体例として
・相手の零龍が卍誕していない
・相手の盤面にストラトバッグがある
・カツキングを複数回投げられる可能性がある
等があります。実際GPでも何回かありました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104077781/picture_pc_fb6ad02fc9e70482aab5cfe8019d4f3e.png?width=800)
・採用候補のカード達
・禁断の轟速ブラックゾーン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104078467/picture_pc_00b45613ebaeb16a412c055f30f56a49.png?width=800)
赤黒バイクでお馴染みのブラックゾーン、もちろんこのデッキにも採用できます。どのコマンドからも侵略できる雑な除去と3点が弱いわけもなく。
ただ、自分の手札を捨てる効果が無いこのデッキは多色なのも合わせて素引きした時悲しい気持ちになってしまうのでGPでの採用は見送りました。
3点ならドギラゴンXもいるので優先度は低めだと思います。
ドルハカバを採用する場合は墓地だけで効果が完結するので採用を検討してみては如何でしょうか。
・終断Δドルハカバ
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手札が無くなっても墓地から出してドルマゲドンの封印を剥がしながらレッドゾーンXになれるのは非常に優秀であり、除去されてもまた墓地から湧いてくるので圧力をかけ続けることができます。
イーヴィルヒートかダークマスターズの枠を削って採用するか最後まで迷いましたが、サガループ対策の墓地メタに巻き込まれて活躍できない可能性と多色が増えることによる事故を懸念して採用を見送りました。
・我我我ガイアール・ブランド
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出した時の殺意が群を抜いて高い赤単の悪魔。
爆発したドルマゲドンの上に乗せて殴りにいくとかいう蛮族プランがあり、こいつ自身が8コストのコマンドで封印を剥がせるのも優秀な点。
このデッキで進化元になるのが
・グレンアイラ
・イーヴィルヒート
・レッドトロン
・ドルマゲドンX
の4種類しかいないのと、手札が無い状態で引いた場合に腐ってしまうのでGPでは採用しませんでした。
サンライズ下で
3マナドルハカバorイーヴィルヒート
→1マナ我我我
とかいう横に1体いればジャスキルが狙える動きもできる狂ったカードなので、好みに合わせて採用してみてください。
・終断χベガスランチャー
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104078505/picture_pc_fc7ce1bdd396e3d4bfb507598aa87a7b.png?width=800)
ニンジャストライクによる不意打ちで封印を剥がせる上に相手の雑魚を一掃できるカード。
クリーチャーに殴ってきた相手の計算を狂わせてドルマゲドンのカウントを進めることができる優秀なカードですが、
雑魚処理はレッドトロンやグレンアイラで十分だし、トリガー厚い故に期待値高めなので採用しませんでした。
軽量ビート、メタビートが強い環境になると枚数が増えてくるのかなと思います。
・グーゴル <XENOM.Star>
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104078714/picture_pc_084c6179b22be63d9f3b9b893481c36b.png?width=800)
相手のクリーチャーはタップイン、相手のマナもタップイン、攻撃時にランダムハンデス。
書いてあることはすっごいシンプルなのに異常なまでに面倒なスター進化“デーモン・コマンド”。
これはモルトNEXTとガイアッシュ覇道を不利対面ではなくするカードです。
除去をクリーチャーに頼ったデッキはこいつがプレイされるだけで相当な苦戦を強いられます。
GPでは我我我同様トップ引きで腐ることを懸念して採用を見送りましたが、NEXT対面を見るなら採用してみてはいかがでしょうか。
無料分はここまでになります。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。
※有料記事は
・GPでドルマゲドンを選んだ理由
・GP予選・本戦の感想
・雑記
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