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弱音

とんでもない年だった、と 2021年を振り返ると舌打ちをかましたくなるような想いがする。 何百回と思ったのは「こんな32歳になりたかったんだっけ」ということだった。 働いて働いて 走り続けて 肺が潰れるんじゃないかってぐらい。 でも足を止める方がよほど怖くて 色んなことを犠牲にしてるってわかっていたけど、結局ブレーキを踏むことなくわたしは年末まで駆け抜けた。駆け抜けてしまった。 なんの達成感もないな、と仕事を納めた時は思ったし 特にレベルが上がったとも思わないな、としみじ

    • 研ぎ澄まされている

      自分の好きなことがよく見えて 嫌いなこともよく見える これをするとちょっと疲れるだろうなという境界線 ここまでならやり切れるという限界線 あの人が私に求めている言葉 とって欲しい距離 向けて欲しい態度 適切な声のヴォリューム 朝起きた時に瞬時に自分の調子を掴めて それが夕方になっても外れないこと この動きをしたらここの関節が鳴るだろうとか そういう直感が外れないこと もしこの人にあんなこと言われたら泣いちゃうから そうならない未来を作ろうと誓うこと あなたを幸せに

      • あみん

        女は待つ時間が苦手だな、とつくづく思う。男になったことがないから偏見かもしれないけれど、投げたボールが返ってくるまでの間、悪い妄想ばかりをして身を滅ぼすのはことごとく女のような気がする。男の人って気が長いよなあ、羨ましい。 わたしは昔、誰かに向かってボールを投げるそのこと自体がすっごく苦手だった。問いかけ、とか、お願い、とか、お伺い、とかの類のもの。投げたボールがちゃんと相手に届くのか?しっかりキャッチしてもらえるのか?捨てられないか??とか、そんな不安がいつも先行していた

        • これはいかん

          これはいかん、と夕方からずっと思っている。 今日、確実に自分の人生における一部分が終わってしまった。途絶えてしまった。もう2度と更新されない、ということを示す印がバン!と押されてしまった。ものすごくファンだったかというとそうではないと思うから、筋金入りのファンの人の悲しみとショックは如何程なのだろうか。後追い自殺はダメだとか、簡単に言えない気がしてしまう。 情報を入れないようにしよう、と思ってもこのご時世難しくて、ゼミの準備をしているとどうしてもPCを開いていてネット環境が

          刻む 一瞬の永遠を

          前回の投稿を読んで呆然とした。あれから数ヶ月、わたしはなんとか雨の中、嵐の中を踊り続けて来たみたい。30代になって、わたしはどんどん変わっていっていて、自分の変化に自分が一番ついて行けていないのを感じている。 落ち着かない日々。わたしはかの病原体に関してあまりにも深刻ではなく、そんな自分がちょっとやばいんだろうなと思っているところです。手洗いとアルコール消毒に関しては、この病原体が流行する前から習慣づいているので、特に何も変わっていないです。 ただ、この病原体が流行する前

          刻む 一瞬の永遠を

          like a dancer in the dark.

          恋人と揉めている。もう5日ほど連絡をとっていなくて、でもこちらから連絡をしようという気は全くもって起こらず、そして特に困っていない。もちろん心地よいわけでも機嫌がいいわけでもないのだけど、力でどうにかしようとしても到底無理な感じがしてしまって、「仕方が無い」というのがしっくり来るかも。 何度か自分に問いかけるが、わたしは決して彼と別れたいわけではないようだ。でも、今彼が別れを持ち出しても絶対に引き留めない確信があって、その確信が少し寂しい。もうすぐ付き合って1年、人は変わる

          like a dancer in the dark.

          完璧な自分を諦める勇気を

          今期、なんだかんだ一番ハマっているドラマです!「これは経費で落ちません!」 論文を無事に一本提出して、少しずつ余裕のある日々が戻ってきている。別に仕事は変わらず毎日あるので、帰り道電車の中で爆睡しないで本を読めるとか、寝る前にストレッチができるとか、大事な人たちと飲みに行けるとか、そういうことだけど。でもそういうことの大事さが沁みる。仕事も研究も大事だけど、そこから離れる時間は何物にも代え難くて、自分の中途半端なワーカホリックさみたいなものを思い知っている。どっちにも中途半

          完璧な自分を諦める勇気を

          馴れ初め(感覚ver.)

          最初は一目惚れだった。んだと思う。あまり自信がないけど、色々総合して考えるとそうだったんだと思う。顔が、というより、出で立ちとか、全体的な彼の存在の放つ重み、みたいなものに惹かれた。しかも結構な引力で惹かれて、気づくと目で追っていた。ああこれは恋になるかもしれないという予感がビリビリしていて、わたしはそれに怯えた。 補足するとやっぱり今見ても恋人の顔も好きなので、一般的な意味の一目惚れでも間違ってはいないと思う。でも説明が許されるんなら言いたい。顔はただの看板であって、それ

          馴れ初め(感覚ver.)

          feel across the borderline

          気づけば春と夏の間に身を置いていた。もわっとしたこの湿気にいつも体が乗っ取られて重たくて仕方がなくなる。冬は冬で文句を言っていたのに、結局どの季節にも順応できずに一年が巡る。 前回、周りが結婚結婚うるせーなー的なテキストを書いた。自分の内面に目を向けたくない時に、周囲を責めるのはとても楽でありがちで、幼稚です。 恋愛とか結婚とか、いわゆる人並みの幸せに対してちょっと距離を置きたくなったり、素知らぬ顔をして見たりしたくなるのは、わたしがわたしのことを人並みではないということ

          feel across the borderline

          スパイス

          花粉というものに一度も困ったことがない私は、今年も呑気に三寒四温を肌で感じて季節の移ろいを楽しんでいます。今はなんかで怪我したんか???ってぐらい肩こりで肩が痛い。 今日、職場で「明日戸籍謄本を取りに行く用事がある」と言ったら、仲良しの事務のおばちゃんが急に目を輝かせていた。最初その目が自分に向けられてるとは全く思わなかったのだけれど、数秒してああ、と思い当たることが浮かんでため息が出た。またか。またその話か。 私は持ち前のうっかりが影響してパスポートを失効したのです。結

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          悲しいだけなら こんな恋はしてない

          大好きでたまらなかった男と付き合うようになってあっという間に1ヶ月が過ぎた。人生がもっと光り輝くかと期待していた、気がする。若い時は好きな人と付き合えると無敵になったような、世界で自分よりハッピーな女の子は滅多にいないと思えていたような、気がするのだけど。 相変わらず仕事は辛いし、自分のダメなところばっかり目に付く。未来が良くなっていく想像もそんなにできない。あれれ、と思う。そこに関しては若干、期待はずれ。 社会人の恋愛というのを初めてやっているからかもしれない。こんなに

          悲しいだけなら こんな恋はしてない

          立ち行かないまま生きる。

          職場の先輩から聞いた。 若い女の子がこの間、 「自分のこころには底がない」という話をしていたんだそうだ。 どんなに愛されても、言葉をもらっても、行動で示されても 自分のこころには底がないから、全部抜け落ちていってしまう。 わたしはいつまで経っても永遠に満たされない。 だから、誰かに「底」を作ってもらいたい。 そう彼女は言ったそうで わたしの話を聞いていた先輩はそれを連想したそうで。 わかります。 そういう人種っているんです。わたしもそうなんです。 いつも不安で、特に

          立ち行かないまま生きる。

          大泣きした後に好きな男に会いに行くこと

          ほとほと困っていたのだ。 本当に久しぶりに、心がぐしゃぐしゃに丸められたような日々だった。 世界中の人から攻撃されているような気もしたし、1番の敵は自分のようにも思えた。 つまるところわたしは弱っていたし、混乱していた。 そんな中、好きな男から好きなカレーを食べに行こう、と誘われた。 彼は恋人でもないし、自分の心が弱り切っていることをわたしは伝えなかった。 (伝えたのは後輩の不倫話に辟易してつらかった、ということだけだった。そこに関して彼は会っている最中とても気に

          大泣きした後に好きな男に会いに行くこと