君は素敵な人だった。 僕にとって君は憧れの人。 好きな人でも愛する人でもなかった。 君の”好きだよ”が僕の心に小さな傷をつけて サンドブラストされた硝子のように曇ってしまった。 そうやって君の本当の姿が見えなくなって、 君の声が聞こえなくなったんだ。
眠れないのは嫌な記憶を脳に定着させないよう、からだが防衛反応を起こしているのだという。 つまり眠れないのは君のせいではなく、自分を護るため。 ならば大いに夜更かししよう。自分のために良い記憶を。 私を護るのは君ではなかったね。 私は君を忘れて自分を護るための夜更かしをするよ。
君が辛そうだったから僕も辛い 君の辛さに僕が触れていいかわからなかった ただ笑いかけることしかできなくて 僕の笑顔で君が笑顔を取り戻してほしかったんだ 君の辛さを解ってあげられなくてごめん 君に笑ってほしかったことも伝えきれずごめん